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   The Forgotten Season (2018/11/09)

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むささびや山の疲れをさする夜

秋 / 菊酒 / 冬隣(ふゆどなり)/ かもしか

2018/11/06 Tue

    この湖の秋のマラソン若かりし

        (このうみのあきのまらそん わかかりし)


    菊酒も膾もなくて夜半の富士

        (きくざけもなますもなくて よわのふじ)


    冬隣浅き縁を恨み合ふ

        (ふゆどなり あさきえにをうらみあう)


    かもしかのぬつと現る留守の門 /むく

        (かもしかのぬっとあらわる るすのもん)

 追記: 元の句「かもしかの現れにけり留守とあり」を推敲。(2018.11.8)



 寓居からの晩秋 (2018.11.4 山中湖:山梨県)


 浅き縁

 たまにはこんな句日記も許していただきたい。
 重い病の床からの電話に、心の重い一日。


  (2018年11月6日 山中湖にて)


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まゆみ(檀、真弓)の実

2018/11/05 Mon

    実のはぜて真弓いよいよ真くれなゐ

        (みのはぜて まゆみいよいよまくれない)


    まゆみの実ついばむ鳥を見し嬉し

        (まゆみのみついばむとりをみし うれし)


    まゆみの実たんとついばめたんとまけ /むく

        (まゆみのみたんとついばめ たんとまけ)



 コゲラ (2018.11.1 山中湖:山梨県)


 マユミの実

 赤くなったマユミの実が好きだ。
 食べるのがではなく、観るのが。
 この赤くて小さなかわいらしいものが好きなのは、男だからか。
 ガンコちゃんと私とでは、マユミの実に対して少し体温の差があるようだ。

 秋になって四角いマユミの実を見ると、赤く色づく日を心待ちにしている自分がいる。
 実が赤くなれば、それが割れて中からもっと赤い種が顔を覗かせる日が楽しみになる。
 実がたくさん付いたマユミの木は、山に紅梅が咲いたかと思うほど艶やかな風情を醸す。

 マユミの木は実が赤くならないと目立たない。
 五月頃に小さな白い花を咲かせるが、いろいろな樹木が花を咲かせる季節の中では、目を惹くことはない。

 今年の秋、山中湖で驚いたことの一つはマユミの木の多さである。
 マユミの実は、コゲラのほか、メジロ、ヤマガラ、スズメなども食べるという。
 鳥たちが実を食べてあちこちに排泄してくれないと、マユミの木は殖えない。
 落ちた種が鳥の糞にまみれていることも、芽を出すための条件なのではないかと思う。

 山中湖には野鳥が多い。
 だからマユミの木も多い、ということだろう。

    しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 /後藤比奈夫



 マユミの実 (ストック写真)


 (2018年11月5日 山中湖にて)


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行く秋 / 女郎花(おみなえし)

2018/11/05 Mon

    行く秋や織部にお薄立てくれし

        (ゆくあきや おりべにおうすたてくれし)



 紅葉と富士 (2018.11.1 山中湖:山梨県)


 クシュン。

 錦秋なれば、ほどよき泡立ちの薄茶に濃き色の織部もまた善きかな。
 茶道の心得はないので、まったく与太な句を詠んだかもしれない。
 感じたまま。

 やっと叶ったご接待。
 くさぐさの村の今昔を伺いながら。

 二月ほど前は尻込みしてしまった。
 シャイなので。



    をみなへし大きな甕に無造作に /むく

        (おみなえし おおきなかめにむぞうさに)


きょうは少々風邪気味。

 (2018年11月4日 山中湖にて)


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もみじ / 菊 / 木の実 / 冬ぬくし / 冬ざるる

2018/11/03 Sat

    日本のもみぢを描く子カナダの子

        (にっぽんのもみじをかくこ かなだのこ)


    いにしへの富士みちとあり野菊晴

        (いにしえのふじみちとあり のぎくばれ)


    逆立ちて赤い木の実をけらつつき

        (さかだちてあかいきのみを けらつつき)


    妻の着くバスを待ちゐて冬ぬくし

        (つまのつくばすをまちいて ふゆぬくし)


    紅陽の写真の忍野冬ざるる /むく

        (こうようのしゃしんのおしの ふゆざるる)



 紅葉と富士 (2018.11.1 山中湖:山梨県)


 袋回し

 文化祭の会場で7人の句会を。
 「袋回し」をやろうということになった。
 初めての経験だったが、やり方はこうである。
 
 銘々が封筒の表に出題の季題を書き、その季題で詠んだ句を入れ、次の人に回す。
 封筒が回ってきた人はその季題で句を詠み、封筒に入れてその次の人に回す。
 7人が7つの季題で詠むので、一巡すると7×7で49句になる。
 きょうはそれを二回繰り返して遊んだので、一人が14句づつ詠んだことになる。

 即興性が問われるタフな遊びではあるが、遊びと割り切れば大いに楽しめる。
 きょうは当季以外(冬)の季題もあった。
 掲句は、それぞれ出題の「もみじ」、「菊」、「木の実」、「冬ぬくし」を詠んで提出した句に、ちょっと推敲を加えた。

 バス停に行く前に、文化祭の会場にガンコちゃんが現れた。
 嘘の詠める俳句は都合がいい♪



 黄葉 (2018.11.1 山中湖:山梨県)



 黄落 (2018.11.2 山中湖:山梨県)


 (2018年11月3日 山中湖にて)


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そぞろ寒 / 文化の日 / 文化祭

2018/11/02 Fri

    そぞろ寒ひと夜限りも一人の夜

        (そぞろさむ ひとよかぎりもひとりのよ)


    日本語の上手な子の絵文化の日

        (にほんごのじょうずなこのえ ぶんかのひ)


    文化祭きのふ出合ひし子らの絵を /むく

        (ぶんかさい きのうであいしこらのえを)



 二十曲峠より (2018.10.30  忍野:山梨県)



 石割山山頂付近 (2018.10.30 忍野・山中湖:山梨県)



 落葉松黄葉 (2018.10.30 忍野・山中湖:山梨県)



 甲斐の山々 (2018.10.30 忍野・山中湖:山梨県)


 15,037歩

 忍野村の二重曲峠(標高1,152m))の駐車場に車を停めて、ガンコちゃんと二人で石割山(標高1,407m)に登った。
 登山道の入口が分からなくて戸惑った。
 石割山へ二十曲峠から登る人は少ないらしい。

 夏にも石割山に登ったが、その時は山中湖村の平野から。
 二十曲峠から登るのは初めて。

 「石割山山頂」の矢印の標識を見落としてしまい、通り越してだいぶ先まで歩いてからまた引き返して登った。
 平野側から登ってきた人たちが次々と山頂には次々やって来る。
 秋晴れ、絶景の富士山…だが、ここで撮った写真が一枚も写っていない。
 奇々怪々。
 送電線の鉄塔を足場にして撮ったりしたので、そのせいで磁気の影響を受けたのだろうか?

 二十曲峠に戻ると、見覚えのある顔のご仁が、折りたたみ椅子に腰を下ろして富士山を見上げていた。
 御殿場にお住いのプロ写真家、I先生だった。
 挨拶をして御殿場から山中湖に移ったことを告げた。
 30分ほど話し込む。

 相変わらず、話のおもしろい老先生だ。
 フィールドでお会いしたせいか、アトリエにおられる時より元気で生き生きしておられた。
 I先生はすでに功成り名を遂げられた写真家といっていい。
 最近は少し足がお悪い。

 御殿場のアトリエでは、I先生からいろいろな作品を見せていただいた。
 中で特別に印象的だったのは、故大岡信さんを撮ったモノクロの肖像写真。
 大岡信さんは目の大きな方だったが、I先生が撮った1枚は、特に目力がすごい。
 これは大岡さん自身とても気に入られたらしく、I先生に宛てた感謝の葉書も残っている。
 大岡さんとは公開いない約束をした肖像だということで、インターネットで画像を検索してもこのショットは見つけることが出来ない。

 やおら芭蕉の「奥の細道」をそらんじて驚かされたことがあるほど、I先生は俳句にも詳しい。
 「歴代映画監督の俳句」の話はおもしろかった。
 故黒澤明監督から薫陶を受けた人らしく、映画人の面影が残る話題だった。
 もっとおもしろかったのは「浪曲と俳句」の話だが、話が長くなるので割愛する。

 I先生から、「山中湖に住んでいる一番おもしろい人」をご紹介いただいた。
 一度お訪ねしてみたいと思う。
 御殿場のI先生のアトリエもまたお訪ねしたい。

    春惜しむ「折々のうた」ありて今日 /むく(旧詠)



 二十曲峠より (2018.10.30 忍野・山中湖:山梨県)


 (2018年11月2日 山中湖にて)


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竜胆(りんどう) / 文化祭

2018/11/01 Thu

    りんだうの唄をおぼえて鄙そだち

        (りんどうのうたをおぼえて ひなそだち)


    文化祭百均で買ふ筆と墨 /むく

        (ぶんかさい ひゃっきんでかうふでとすみ)



 湖畔のもみじ (2018.10.29 山中湖:山梨県)



 くれなゐに (2018.10.29 山中湖:山梨県)



 ひと日そぞろ (2018.10.29 山中湖:山梨県)




 湖畔のリンドウ (2018.10.29 山中湖:山梨県)


 文化祭

 明日から山中湖村の文化祭。
 先日仲間入りさせていただいた村の俳句クラブの皆さんも作品を展示する。
 新入りの私の作品もということになって、大いに慌てた。
 何の用意もなかったので、急遽オンラインショップで色紙、短冊、額を取り寄せた。
 きのう短冊用の額が届いて、どうやら準備が間に合った。
 筆と墨汁はスーパーの隣の百均で買ってきた。
 「む」と仮名一文字の落款を、ガンコちゃんが消しゴムで作ってくれた。
 いつもありがとう♪

 文化祭の会場は俳句クラブの句会の会場と同じ、村の公民館。
 今日は作品の搬入日。
 富士山を望む大窓の横の壁に設けられた俳句展示コーナーに、クラブの皆さんと一緒に作品を架けた。
 ちょっただけ村の人になってきた気分。



 山中湖村公民館の窓の富士 (2018.11.1 山中湖:山梨県)


 (2018年11月1日 山中湖にて)


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もみじ濃し / 七五三

2018/10/31 Wed

    もみぢ濃し杜に鎌倉みちの痕

        (もみじこし もりにかまくらみちのあと)



 山中諏訪神社境内 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 山中諏訪神社境内 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 山中諏訪神社境内 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



    安産を祈りし宮へ七五三

        (あんざんをいのりしみやへ しちごさん)


    産土の大富士晴るる七五三

        (うぶすなのおおふじはるる しちごさん)


    下の子は木の葉に夢中七五三 /むく

        (したのこはこのはにむちゅう しちごさん)



 七五三 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 七五三 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 七五三 (2018.10.28 山中湖:山梨県)


 七五三

 七五三は11月15日頃の行事なので季は冬。
 目にしたので季節を先取り。
 山中諏訪神社は安産まつり(9月4日、5日)が行われる神社。
 すぐ隣に山中浅間神社がある。



 山中浅間神社の銀杏黄葉 (2018.10.28 山中湖:山梨県)


 (2018年10月31日 山中湖にて)


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紅葉(もみじ)

2018/10/30 Tue

    もみぢ濃し湖畔へ下るどの道も

        (もみじこし こはんへくだるどのみちも)


    もみぢ濃し山湖の風は富士の風 /むく

        (もみじこし さんこのかぜはふじのかぜ)



 見返り富士 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 銀杏黄葉 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 山中諏訪神社御旅所 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 秋の甍 (2018.10.28 山中湖:山梨県)



 黄落 (2018.10.28 山中湖:山梨県)


 13,395歩

 「山中湖は雨が多い」とは前々から聞いていたので覚悟はしていた。
 しかし、今年の秋はそれが例年以上に真実であったようだ。
 9月などは晴れた日が数えるほどしかなかったのではないかと思う。

 紅葉が一気に見ごろを迎えた3日ほど前、仕事を後回しにして朝から長い散歩に出た。
 やっと迎えた紅葉晴れが惜しくて、仕事どころではなかった。
 その日の天気だってころころ変わる山中湖の明日の天気は、本当に読めない。

 “Make hay while the sun shines”(日の照るうちに干し草をつくれ)は天候がよく変わることで知られるイギリスの諺だが、山中湖でも実感である。
 「善は急げ」、「オヤジの機嫌が良いうちに小遣いをせびれ」は万国共通だが。
 カミサンのいないうちに…いや、それは言わないでおこう。

    一片の紅葉を拾ふ富士の下 /富安風生


 (2018年10月30日 山中湖にて)


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鹿の声

2018/10/30 Tue

    鹿の声きみ白河の彼方なる /むく

        (しかのこえ きみしらかわのかなたなる)



 秋空 (2018.10.21 山中湖:山梨県)


 当日性遠足児童症候群?

 予報では今日も秋晴れと。
 昨夜はサウナで5分計の砂時計を2度も返し、のんびりと湯に浸かってから早寝。
 明日に備えて…でもあったが、そもそも昨日は2時間しか寝ていなかったので。

 しかし、午前3時に目を覚ますと何とも所在ない。
 自分で入れたコーヒー(当たり前だが)を一杯飲んでも、夜明けまではまだまだ遠い。

 むかしから会社が休みの日だけは早起きだった。
 今もむかしと変わらず、仕事がないと遠足の日の子供のように早く目が覚める。
 心に羽根が生えるらしい。

 このところ仕事に追われて、ガンコちゃんとは家庭内別居生活が続いていた。
 いつも一人で散策に行く彼女に、「すまない…」と心の中で詫びていた。
 (それ以上に、うらめしかったが。)
 今日は久々に一緒にピクニックだ。

 そろそろ起きてくれないかなぁ。


    寂しさにまた銅鑼打つや鹿火屋守 / 原石鼎



 マユミの実 (2018.10.29 山中湖:山梨県)


 (2018年10月30日 山中湖にて)


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鹿の声

2018/10/29 Mon

    おく山になど言ふ妻や鹿の声 /むく

        (おくやまになどいうつまや しかのこえ)



 霧と裾野と南アルプス (2018.10.21 山中湖:山梨県)


 やれやれ…。

 8月から続いていた仕事がようやく終わった。
 まだ続編がありそうだが、とりあえずは気持のいい解放感に浸っている。

 昨日今日は最後の仕上げに追われたが、あまりにも上天気だったので、存分に歩いて紅葉を堪能してきた。
 健康第一ですから。
 (本当はヤケクソで。)

 錦秋の山中湖の写真は明日あたりから追々と。
 間に合ってよかった。

 今日の写真は少し前のもので失礼。

    奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき / 猿丸太夫(小倉百人一首)



 秋曇り (2018.10.24 山中湖:山梨県)


 (2018年10月29日 山中湖にて)


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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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