BGM: Contigo en la Distancia - Chris Botti (Trumpet)


湖を描いてゐる花合歓の下 むく

2016/12/22 Thu

    冬インドへ帰国子重き旅鞄 /むく

         (ふゆいんどへきこくし おもきたびかばん)



 クリスマスセール (2016.12.8 神奈川県横浜市)


 仕事先の一つであるA社に勤めるB君は若いインド人エンジニア。
 IT技術をいかんなく駆使しての仕事ぶりはなかなか見事です。

 そのB君は、クリスマスが目前の今日、待ちに待った休暇帰国。
 帰国は年に3回で、春に入社して以来、今度が2回目。
 期間はそれぞれ2週間ちょっと。
 時期はそれぞれ、年末年始、ゴールデンウィーク、そして盆休みの頃。
 いずれも連休、土日を利用し、それに幾日かの有休もしくは休暇をプラス。
 B君自身が立てた計画です。

 休暇帰国の回数だけ見ると、日本人の海外赴任者より多いように思われるかもしれません。
 ただ、多くの日本企業が採用している休暇帰国(ホームリーブ)制度と違って、旅費の負担は自前です。
 「出張」を兼ねての帰国もありません。
 昨今は格安航空券が多いので、年に3回「も」帰国出来るのはそれが大きな助けになっています。

 国際化の一途を辿る労働市場。
 水は高きより低きに流れるの原理で、この潮流は今後も変わらないでしょう。
 労働力不足とも言われる日本の事情はさておき、私たちは今やそういうsmall worldに暮らしていることを認めなければならないと思います。

 求めて海外へ飛び出す日本の若者が、もっともっと増えて欲しいと思います。
 それが明日の日本の力の源になると信じています。
 また、そうした生き方を選択した自分をあとから振り返って、納得することはあっても後悔することはない筈だと思います。

 正確な最近の統計は分かりませんが、インドの平均賃金は日本の約10分の1です。
 つまり、B君のようなインドの人たちは、端的に言えば高い賃金を求めて日本に働きに来るのです。
 単身赴任者の場合、彼らの多くは同じように日本で働いているインドの仲間と一緒にアパートを借りて、共同で生活します。
 インドの人たちは感心するほど助け合いの精神が豊かです。
 みんなよく働き、質素に暮し、貯蓄に励んでいます。

 B君は結婚してまだ3年。
 インドには愛する奥さんと男の子が一人。
 かつて、私がよく海外に単身赴任していた時代と違い、昨今は安価なインターネット電話なども普及して、家族とも頻繁にコミュニケーションが取れるようになりました。
 とは言え、離れて暮らす淋しさには昔も今も変りがありません。

 今朝、自宅で仕事をしているとA社の社長のYさんから電話。
 「B君にオモチャをお土産に持たせたいんだけど…」との相談。
 クリスマス帰国のB君への心遣い。 
 いかにも人情家のYさんらしい…。
 ごましお髭のYさん、サンタクロースに見えてきましたよ。

 

カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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