曼珠沙華だよと母の遠い耳へ むく

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カジノ法案断固反対 - Say NO to Casino Bill -

2016/12/04 Sun

 物いへば唇寒し秋の風 /芭蕉

 この句には幾通りかの解釈がありますが、解釈や評価は鑑賞する人それぞれ。
 晩秋ともなれば秋の風もうすら寒くなります。

 「俳句は呪文」というのが、俳句に対する私の考え方の一つです。
 一度聞いたら耳について忘れられなくなる力を持つ句、一度見聞きしただけなのにある日ふと思い出す一句。
 それが、私が思う俳句の呪術性です。
 この句を芭蕉がどんな時にどんな思いで詠んだかは分かりませんが、まさしくその呪術性に富む句だと思います。

 芭蕉の句を引合いに出して、俳句ブログにこんなことは書きたくないのですが…。



 いつの間に?(神奈川新聞2016.12.03より)


 カジノを作って欲しいという世論がいつ沸騰したのでしょうか?
 大方の国民は、まさかと思うほど電光石火の早業で可決されたと思っているのではないでしょうか?
 ギャンブルの是非について真面目に議論をして賛成を唱えれば国会議員として人格が疑われ、次の選挙で落選するかもしれないから、僅か6時間の審議でサッと通したのではないですか?
 かつて、「赤線廃止」に正面切って反対できなかったのと同じです。
 生け花の先生が「オオイヌノフグリ」と出来るだけあっさり早口で言ってしまうのと同じです。
 (譬えが悪くてスミマセン。)

 国会の先生方が(野党も含めて)カジノ解禁を立法化したがるのは、金が欲しいからに他なりません。
 グレイ産業であるパチンコ業界(私は黒だと思っていますが)は、政治献金を常に百人近い国会の先生方にばらまいてきました。
 幾つかの統計から見ると、配り先の数は各政党の議員数に大体比例しているようです。
 政権が交代した時には、新しい政権与党への献金を増やし、下野した政党への献金を減らす、といった按配です。

 ひと頃に比べると、パチンコは店舗数が減少したと言われています。
 理由はいろいろあるでしょうが、パチンコ店の利益が北朝鮮の大きな資金源になっていることに気付いた国民が増えたこともその一つではあるでしょう。
 そうは言っても、驚くほど巨大な産業であることに、今でも変りはありません。

 同じように、許認可事業である原発も政治献金の大きな源泉だったと思われます。
 建設予定地の住民の理解など、政治力をもってしなければ得られる筈がありません。
 かつて、国が強権を発動して、満蒙開拓移民団を送り出したように。
 敗戦によって満蒙開拓団がいかに悲惨な目に遭ったかは、ご存知の方も多いと思います。
 原発が産業の少ない地方に集中しているのは、それと同様の理由からです。
 地方の人たちの首を、札びらで縦に振らせてきたのです。

 原発は巨額の建設コストを要します。
 地熱発電所や風力発電所、いや、火力発電所だって、物の比ではありません。
 たくさんの金が動く原発だから政治屋(政治家ではなく)も美味しいお財(たから)にあずかれる。
 政治屋はハイエナです。

 そもそも原発には、1970年代の石油ショック後に、代替えエネルギー技術が確立されるまでのという条件付きで、暫定的国策として本格建設が認可された経緯があります。
 それが2000年頃になると原発絶対安全神話が罷り通るようになり、業界や原発議員は、笑止にも「原発ルネッサンス」などと唱えるようになりました。
 その答えがフクシマだったことを、その責任を、曖昧にしてはなりません。
 以後、「原発ルネッサンス」などと虚言を吐く人はいなくなりました。
 形勢が悪くなると口を閉じて、あたかも自分には責任がないような顔をする人ばかりです。
 1970年代以降、つぎつぎと原発を認可し、増やしてきたのは誰ですか?
 フクシマ事故当時の首相、菅直人ではないんです。

 南海トラフ地震の浜岡原発だけが危ないんじゃないありません。
 地震大国日本に、安全な原発なんて存在しません。

 それでも政治屋は原発を復活させようとする。
 未来の日本のため?
 子供たちのため?
 安全だから?
 誰が信じられるでしょうか。
 真実の理由は一つ、「美味しい」からなのです。
 悪魔に魂を売り渡す行為以外の何ものでもありません。

 その原発の早期復活は、さすがに簡単にはいかない。
 政治屋は米櫃が干上がってしまう。
 干上がらなくても「ご馳走」にあずかれない。

 
 だからカジノ法案なのです

 どんなに美辞麗句を並べても、カジノは賭博。
 パチンコは日本の悪しき文化だから、外国人がたくさんやってくるオリンピックまでに3割減らす、などという話も。
 だからお洒落なカジノに衣更えするのだとか。

 だいたい、日本人が映画のようにお洒落にカジノで遊べるなんて、信じられないことです。
 人格秀でたる国会議員にさえ、ラスベガスで一夜にして3億円も負けて、その借金を有名な政界の黒幕に肩代わりしてもらった先生がいたほどです。

 騙されてはダメです。
 ギャンブルは家庭を破壊するように、国をも滅ぼします。
 心を滅ぼし、人を卑しくします。

 物珍しさからカジノにはいろいろな人が足を運ぶでしょう。
 その虜になって崩壊する家庭がたくさん生まれます。
 ギャンブル代欲しさから犯罪が増えます。
 今以上に治安が悪くなります。
 警察や政治屋の暴力団との腐れ縁が深まります。
 ロシアなどの外国マフィアが暗躍します。
 日本は発展途上国に堕ちます。

 若い頃、外国のカジノで少しは遊んだ経験からも、これは明らかです。
 怖いものや汚いことも目にしました。
 子供たちには「博打はするな」と、改めて言い伝えたいと思います。

 これだけ書けば、私の反対理由は明確かと。
 もう十分に唇が寒くなったので筆を置きます。

 今週はバハマでHero World Challengeを戦っているゴルフの松山(秀樹)がまた優勝しそう(3日目を終わって2位に7打差をつける独走)なので、その興奮でも綴りたいところでしたが…。



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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