曼珠沙華だよと母の遠い耳へ むく

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風人子句鑑賞:「初句会」

2016/10/27 Thu

         寿司組やとんかつ組や初句会  /高田風人子

         (すしぐみやとんかつぐみや はつくかい)



 当たり前だが、俳人もごく普通で平凡な人々。見るからに霞を食って生きているよう俳人はまずいない。句会が終れば、緊張から解放された安堵もあって、食べたり飲んだりすることが楽しみであったりもする。ましてや年賀の句会では。掲句、「寿司の人とんかつの人」では凡。「組」と言ったことで楽しい座の雰囲気がよく伝わってくる。句集『四季の巡りに』の冒頭に置かれた句。平成十二年とある。句の中の先生は喜寿前でまだまだ意気軒昂。集った人々も然り。初句会後の賑やかな席で、いつものように淡々としておられる先生。素振りには見せないのだが何となくお寂しそうにも感じられる。いつもの癖だが、初句会のこの日は、虚子存命の頃の新年の集いへと特に思いが募ったうようだ。稀有なほど虚子恋一筋の人であるゆえに。新進気鋭の俳人として、晩年の虚子に殊のほか可愛がられた…と断言しても、往時をご存知の方の中に異論を挟む人はまずいないだろう。(渡邊むく:『雛』会員)

 【高田風人子句集『四季の巡りに』(
ふらんす堂:2016年10月刊行】

菜の花
鵙 (散歩道:神奈川県横須賀市 2015.10.03)



カネやモノでなく、子供たちに豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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