灯籠や今も引揚桟橋と むく

梅雨の星; 七月; 夏

2016/07/09 Sat

    梅雨の星風のやうやく動きだす

         (つゆのほし かぜのようやくうごきだす)


    七月も元気に句座へ母卒寿

         (しちがつもげんきにくざへ ははそつじゅ)


    しぶしぶと介護の同意母の夏 /むく

         (しぶしぶとかいごのどうい ははのなつ)


 7月8日(金) 御殿場

 天気予報は下り坂。
 御殿場インターで東名高速道路を下りると、前方の箱根の山々は上半分がすっぽり雲に覆われていた。
 登って行けば雨なのかもしれない。

 義母の家の屋根裏部屋で眠っていた布団も運んできたので、雨が降りだす前にと、スーパーで簡単に食料の買い出しを済ませて寓居に直行。
 車から降ろした荷物を部屋に運び込んでから、再び街へ。
 再来週から始まる内装リフォームの工事業者と打合せ。
 
 家具を揃えるのはリフォームが済んでからと考えているので、未だに寓居は空居のまま。
 これまでに揃えたものと言えば、蒲団、炊事道具、冷蔵庫、テレビ、ミニコンポ、カーテン、食卓代わりの電気炬燵、衣装掛け、それに押入に入れる収納ケースぐらいで、ちゃんとした食卓もなければソファもない。
 パソコンも置いていないので、この日記も、壁を背凭(せもた)れにして床に座り、左の人差し指一本でタブレットで書いている。
 全てはリフォーム工事が終わってから...。

 二つの寝室は共に和室だが、洋間への改装はしないことにした。
 しかし、これには義母のベッドをどうするかが問題になった。
 自宅でもベッドで寝起きしている九十歳の義母に、畳に蒲団を敷いて寝ていただくことは無理だからである。
 この問題は折り畳みベッドを一つ購入して解決を図ることにした。
 義母の家から運んできた蒲団は、その折り畳みベッド用である。

 初めの頃、義母には「別荘を買いました」などと大袈裟な話はしないようにしていた。
 私に大した蓄財もないことは義母もよくご存じなので、無用に心配をおかけしたくなかったからだ。
 そうは言っても、ガンコちゃんと二人で毎週のように御殿場通いをするようになると、義母にもちゃんと話をしなくてはならなくなった。
 毎日のように義母の家に通っているガンコちゃんが留守になると、買い物を初めとして、あれこれ不自由をお掛けすることになるからだ。

 先々週などは、富士山の山麓で探鳥をしていると、ガンコちゃんのケータイに義母からの電話が入った。
 届いた宅配便の荷物が想像より大きいので、受け取っていいものかどうかという相談のようだった。
 何の配達かガンコちゃんにも尋ねていないが、介護用品だろうと勝手に想像している。
 私には立ち入りが出来ない会話である。
 それにしても、人の棲んでいない森の中でも電波が届くケータイの進歩には驚いた。

 近頃は義母も御殿場の寓居の様子をだいぶ想像出来るようになり、来てみることを楽しみにして下さっている。
 一二泊の忙しい旅は疲れるので、お連れするのも難しくなった。
 御殿場の寓居なら足回りもよく、ゆっくりと滞在していただけるのではないか...と思っている。
 お迎え出来るようになる八月が待ち遠しい。

 きっと佳い句をお詠みになることだろう。
 出来れば長く過ごしていただきたい。
 これから何度もお出でいただきたい。







山雀(やまがら) (2016.06.19 東山:静岡県御殿場市)


 庭にやって来た山雀です。


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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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