富士初雪落葉松の大金屏風

オオタカ(大鷹)

2016/03/03 Thu


カラスとオオタカ (明治神宮御苑:東京都 2016.2.11)


 鷹と言えば烏の天敵。
 烏の駆除に現代の鷹匠が一役買っているという話も。

 その鷹が烏の群に追われていました。
 滅多に烏の餌食になるようなこともありますまいが、集団で追い回されては三十六計逃げるに如かず、というところでしょうか。

 なかなか遇えない大鷹を、都心の空に見るとは思いませんでした。
 鷹は冬の季語。

 この日「雛」東京吟行会で提出した7句のうち、風人子選(後選)には2句採って頂きました。

      二ン月の原爆ドームに行くと言ふ

      ひと回り雀小さくなつて春 /むく

 が、2月28の「雛」横須賀吟行会では1句も採って頂けませんでした。

      靴音の吸ひ込まれゆく春の土 /むく

 いわく、「吸ひ込まれゆく」が強過ぎ、と。
 納得です。
 (すでに推敲しましたが、ここには掲載しないでおきます。)

 決して選を弛めない先生。
 今回は皆がアッと驚くほど少しの句しかお採りになりませんでした。
 もう少し緩くして下さい…まずまずの句もあったと思うんですが(笑。

 出席者17名が7句づつ提出した句の中から私が頂いた7句。

      公園の午後の日淡し犬ふぐり /風人子

 「いぬふぐりどこにも咲くさみしいから」は、戦後間もない頃の朝日新聞の俳壇で初めて虚子選に採られたとお聞きしている先生の句。
 先生が二十歳を過ぎた頃の詠かと。
 何度投句しても一向に採ってもらえないので、「もうどうにでもなれ」という破れかぶれの気持で破調の句を投稿したら採って頂いたとお聞きしたことが。
 以来、いぬふぐりの句は何百と。
 その「いぬふぐり先生」の卒寿の犬ふぐり詠。
 犬ふぐりの句は他にもいくつかあったので先生の句かどうかは分かりませんでしたが、犬ふぐりに「午後の日淡し」の惜辞が秀逸と。
 先生の句と知って、なおジンと来るものがあります。

      戦さなき七十年よ梅白し /十四男

 私が詠みたかったような一句。
 阿部政権の暴走ぶりは断固許せません。

 国民を欺いて47トンものプルトニウムを貯め込み、事実上日本を世界でも有数の核保有国としながら、その是非も問わずに遮二無二平和憲法の放棄を企てる、そんな首相を平和記念式典の「ご来賓」に「お招き」することを、広島の市民は恥かしいと思わないんでしょうか?
 凛とした白梅が効いている句。
 作者も七十代。

      花時計ありしは昔草青む /信子

 えっ、あの花時計が「昔」になってしまったの?
 帰りに見ると時計盤はありますが針がなくなっていました。
 私も何となく気付いてはいましたが、何年も前のことではありません。
 それを大胆に「昔」と、私にはただ茫々としか見えない草を「青む」と。
 達者ですね。

      春めくや催し物に列長く /信子

 「春日向開演を待つ人の群」は提出した拙句。
 「群」ではなく「列」にすべきだったと思った句。

      犬ふぐり君の指輪と同じ色 /N文子

 よく目立つらしい私の指輪のことですか?
 犬ふぐり色…どっちだろう?
 いつかの句会である人から「プレスリーの指輪みたい」だとか言われたダイヤのほうかな?

      ちよつと吾を見て去りゆきし春の猫 /N文子

 ははは、楽しい句。

      ものなべて佳き日なるかな蝶の飛ぶ /八千代

 岡目八目で「蝶も飛び」という気もしましたが、句柄が佳いなぁ、と。
 大先輩。

 帰りは句会会場の横須賀市文化会館までガンコちゃんに車で迎えに来てもらい、先生とAさんをそれぞれご自宅までお送りしてから帰宅。
 ガンコちゃん、ありがとう。

 3月は吟行会後に先生の卒寿祝いをする予定。
 ワインの一杯ぐらい飲めるようにならなくては。



「違憲安保法廃止」、「原発ゼロの日本」を求める超党派の市民運動を応援します。(渡邊むく)

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市。

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