旅は秋パンとチーズと地のワイン

駐屯地の桜

2014/04/06 Sun

 あっという間に咲いた桜。
 界隈では早くも見ごろを過ぎようとしてしています。
 見ごろを迎えてからは雨の日も多く、仲間うちで予定したお花見を急遽取り止めたという話も耳に。

    花冷の手帳一行おきに埋め /田村園子

 夜桜を観に行ってそんな経験をしたことがあるので、「手帳一行おきに埋め」は実感。
 大好きな一句です。

 昨日は午後から近隣の桜を観に。
 写真は朝のうちに撮るべきだという実感を新たにし、反省してきました。

2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地の桜_02
 2014.4.5_陸上自衛隊久里浜駐屯地の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)

 向かった先は防衛省陸上自衛隊久里浜駐屯地。
 一般開放して桜祭りが行われると、ミニコミ紙に案内が出ていたので。
 夏の花火祭りも一般開放して行われています。
 が、私はこれまで駐屯地の敷地内には入ったことがありませんでした。

 この辺りはかつて干潟だった場所で、関東大震災(大正12年:1923年)で隆起したことによって、埋立てて陸地化したのだそうです。
 平作川(ひらさくがわ)という、この辺りが干潟だった頃の名残のような川が東京湾に注ぐ河口付近にあります。
 釣り船がたくさん係留されている汽水の川で、辺りには潮の香が漂っています。

 もしまた地震によってこのような海底隆起が起きて、そこに津波による4メートルの引き波が加わると、横須賀を母港としている米原子力空母ジョージワシントンは着底してしまい、出力100万kW級のその原子炉は冷却水を取り込むことができなくなる恐れがある、という報告書もあるようです。

2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地入口:久里浜(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地入口:久里浜(神奈川県横須賀市)

 入口で衛兵の丁寧な挨拶を受けて敷地内に入りました。

2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地内の桜_02
 2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地内の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)

 野戦時の通信訓練などを行う広いフィールドの周りに桜が植えられ、芝生のあちこちにお花見弁当を広げる家族連れの姿が。
 それほどたくさんの人出ではありませんでした。

 久里浜駐屯地は、自衛隊の前身である「警察予備隊」が発足した昭和25年(1950年)に、東京の越中島駐屯地(廃止)とともに設置された最も古い二駐屯地のうちの一つです。
 戦前、この駐屯地には海軍通信学校が置かれていたそうで、現在も陸上自衛隊通信学校が置かれています。
 つまり、ここは通信部隊の駐屯地なのです。
 駐屯地のそうした性質からと思われますが、戦車などの重装備は見当たりません。

2014.4.5_自衛隊車両と桜:陸上自衛隊久里浜駐屯地(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 自衛隊車輛と桜:久里浜(神奈川県横須賀市)

2014.4.5 駐屯地内の桜:陸上自衛隊久里浜駐屯地(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地内の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)

2014.4.5 陸上自衛隊駐屯地内の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 陸上自衛隊久里浜駐屯地内の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)

 こんな長閑な光景が見られる平穏な時代がいつまでも続いて欲しいものですね。

 横須賀市には米海軍第7艦隊基地があります。
 防衛大学もあります。
 また、この久里浜駐屯地の他にも多数の海上自衛隊や陸上自衛隊の関係施設があります。
 戦前の「海軍の町横須賀」が、戦後は総合防衛都市になったと言っても、あながち大げさ過ぎはしないでしょう。

 平成時代に入ってから横須賀市の人口は減少傾向で、市のwebsiteによれば、平成26年3月1日現在の人口は408,485人(前月比:-449人)。
 人口統計には「自衛隊営内居住者の数は含まれていません」と注記されています。
 逆に言えば、自衛隊員であっても「隊営」外の居住者の数は含まれている、ということなのでしょう。
 同じようなことが米海軍基地についても言えるのでしょうか。

 具体的な数字の如何はともかく、米海軍基地や自衛隊の存在が市の産業と人口に大きく寄与している点は、他に例の少ない横須賀の特徴と言って間違いありません。

 駐屯地を出て近隣の桜を観て歩きました。

2014.4.5 小学校の桜:久里浜(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 小学校の桜;久里浜(神奈川県横須賀市)

 ここには二つの小学校が隣り合わせに並んでいます。
 もともと一つの学校だったのが、戦後の急激な人口増加によって巨大化(最大時は55学級で生徒数2,960名)し、第二校舎を建てたのがその起源とか。
 第二校舎の建設には、自衛隊も、人力による土木工事を行うなど大いに尽力したようです。

 近くには自衛隊の官舎もあります。
 当時の自衛隊員の子弟が多く通う学校だったのではないでしょうか。

2014.4.5 くりはま花の国前の桜並木:久里浜(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 くりはま花の国前の桜並木:久里浜(神奈川県横須賀市)

 夕日を浴びる山桜を惜しみつつ、家路に。

2014.4.5 山桜:散歩道(神奈川県横須賀市)
 2014.4.5 山桜:散歩道(神奈川県横須賀市)
 


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Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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