富士初雪落葉松の大金屏風

春うらら

2015/03/23 Mon


2015.3.22 そめいよしの (神奈川歯科大学構内:神奈川県横須賀市)


     すぐにまた四方山話春うらら /むく


 今日は「惜春」横須賀吟行会。
 東京などからの参加者を含め、30人の句会に。

 吟行後、句会までの1時間の間に7句詠む早業は、なかなか楽ではありません。
 が、むかしの人はもっと厳しい修行をしたと聞きます。
 極力、その早業に挑戦したいと思っています。

 今日は10句ほど作ったでしょうか。
 集中はしますが、私の場合は、けっこういい加減なところもあるかもしれません。
 何しろ、吟行中は写真を撮ったり、人と話をしたりと、一句も詠まない…詠めないのが常。
 もっぱら、昼食後の1時間が勝負、ということに。
 提出7句には、昨日詠んだ彼岸の句も1つ入れてしまいました。

 互選ではいろいろな句を採っていただきましたが、先生に採っていただいたのは上の一句のみ。
 他の6句の一つは、昨日詠んだ彼岸の句で、あとの5句は…。
 後からの推敲と一緒にご紹介します。

 「忘れ物うぐひすもっと早く啼けよ



     忘れ物うぐいすもっと早く啼けヨ


 忘れたのは季寄せと電子辞書。
 忘れたことに気が付いたのは、駅までの道を半分以上歩いてから。
 仕方ない、今日の吟行会は歳時記なし、辞書なしで…挑戦だ!

 互選で採ってくださった方がおり、「むく」と名乗った途端、爆笑が湧きました。
 ときどきこういう句を詠みたくなる性格です。

 「春野菜福島からと駅の前



     駅広場福島からと春野菜


 花かんざしとはまことなり初桜


     虚子の句に花かんざしと初桜


 虚子の句とは「幹にちよと花かんざしのやうな花」。

 「山桜しきしまの世は変はれども
 句会後、先生から…。
 「本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」を本歌取りしているのは良いが、"変はれども"が気になるので採らなかった」と。


     しきしまの世の転変に山桜


 この句の推敲はちょっと難しいので、更にまた推敲を重ねたいと思います。

 「初桜海へと伸びる遊歩道
 このままでは発展性なし。
 ボツとして推敲はせず。

 互選で私が採った7句のうちの一句をご紹介します。

     受難の日近き教会にらの花 /ゆうこ

 キリスト教ではもうすぐ復活祭。
 「にらの花」が、いかにも日本の教会という感じが出ていると思ったので。
 作者は実際にクリスチャンなのでは、と感じた句でもありました。

 互選では他にお採りになった方がおりませんでしたが、先生はしっかりお採りになりました。




にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ にほんブログ村 写真ブログ 季節・四季写真へ
スポンサーサイト

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Secret

No title

吟行会というのがあるんですね。
同じ趣味をお持ちの方が集まって野外での作句も
きっと楽しいのでしょうね。

Re: こうめさま

> > 吟行会というのがあるんですね。
> > 同じ趣味をお持ちの方が集まって野外での作句も
> > きっと楽しいのでしょうね。
> 一人でも「吟行」はできますが、「会」ですから、句友と一緒です。
> 「吟行会」の運営の仕方に、多少の違いはあっても、同じ場所に行って目についたものをきっかけにして句を作るのは一緒で、これを「嘱目の句」と言います。
> 写生のようなものですね。
> 吟行会のあとは句会です。
> 予め考えておいた句を提出することもありますが、吟行会ですから、フェア精神で、嘱目の句が喜ばれます。
> 見たものを限られた時間の中ですぐ詠むむわけですから、荒削りのまま提出することもやむを得ない面があります。
> 佳い句を、というより、どう詠むかを鍛錬する場だと思ったほうが力が付くといわれます。
> 直すのは、あとでじっくり直せばいいのですから。
> 私が参加する吟行句会では7句提出します。
> いろいろな人が詠んだ句を、誰の句か分からないように伏せて分けて、全員に7枚ずつ配ります。
> 自分に割り当てられた分の7句を、字を間違えないように確認しながら清記用紙に「清記」します。
> 清記された用紙を1枚づつ順送りに送って、「互選」用の別の紙に、自分が良いと思った句を選びます。
> 自分の名前も書いて、その句を誰が選んだか分かるようにします。
> 大勢の人に選ばれた句を「高得点句」と呼びます。
> 最後に、主宰の選が発表されます。
> 誰にも1句も採ってもらえなかった、なんていうこともあります。
> そういう時はちょっと恥ずかしいですが、勉強ですから。
> 上手な方など、他人の句を聞いたり読んだりすると、同じものを見てこんなふうに詠めるんだ、と感心したり。
> そういうところも勉強ですね。
> 私は、長年一人で俳句を詠んだのち、意を決して今の結社に入ったのですが、句会の流れも何もわからないまま、デビューはいきなり吟行会でした。
> 決して敷居が高いとか、気後れすべきような場所ではありません。
> お気軽に、どこか自分によさそうな場が探せるとよいですね。

No title

こんばんは~♪

俳句、拝見しました。
難しいけど楽しいですね、俳句って。
昨日今日、カメラを持って出かけましたが、
一句詠みたくなるような桜日和でした^^

薫子さま

> 俳句、拝見しました。
ありがとうございます。

> 難しいけど楽しいですね、俳句って。
私にとっても、今でも難しいといえば難しいです。
でも、始めてみると日々楽しさが増してきますよ。

> 昨日今日、カメラを持って出かけましたが、
> 一句詠みたくなるような桜日和でした^^
どんな写真が・・・楽しみに覗かせていただきます♪
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR