BGM: Seashore Silence (by The Green Sun)


スプリンクラー見てをり虹の架かるかと むく

あたたか

2015/02/14 Sat


2015.2.14 ヴェルニー公園 (神奈川県横須賀市)


2015.2.14 シクラメン (ヴェルニー公園:神奈川県横須賀市)


     鎌倉に来て横須賀のあたたかし /むく


 カメラを持って、朝一番に予約しておいた歯医者に行ったあと、そのまま鎌倉へ。

 期待していた東慶寺の赤花三椏(あかばなみつまた)は、まだ蕾すら目立たず、白(黄色)い三椏の蕾も開くにはまだ間がありそうでした。
 くりはま花の国の三椏は、もう咲いているに違いありませんが。

 横須賀の、特に東京湾に面した一帯は本当に暖かく、雪が積もることは滅多にありません。
 降ることさえ。
 電車や車で横須賀から横浜に向かうと、一つ二つトンネルを抜けたら突然雪景色なんていうことが、実際によくあります。

 鎌倉が寒く感じられるのは、訪ねる主な神社仏閣の多くが谷戸にあるからだけではなく、街が相模湾にほぼ直接面しているからでもあると思います。
 湾とは言いながら、相模湾は外海も同然で、冬は風が冷たい灘。
 暖かい横須賀に住んでいる者の目に、冬の鎌倉が、冷たい灘風と「箱根おろし」と呼ばれる西風に晒される寒い町、と映る所以です。

 横須賀がある三浦半島も、相模湾に面した逗子や葉山があるその西側は、東京湾側に比べると、冬ははっきりと寒く感じられます。
 言い換えれば、横須賀の東京湾側の街々はそれほど暖かいということになります。



2015.2.14 JR横須賀駅の駅舎 (神奈川県横須賀市)

 
 JR横須賀駅は、横須賀線が久里浜まで延長された昭和19年まではその終着駅で、海軍の町横須賀の表玄関としての役割を担う駅でした。
 現在では、京急線横須賀中央駅周辺が横須賀の一番賑やかな繁華街になっています。

 JR横須賀駅の改札を出ると、すぐ目の前にヴェルニー公園があります。
 市民の憩いの場として親しまれている、5月には薔薇が殊のほか美しいこの公園は、旧海軍の埠頭だった場所。
 一番上の写真の手前に見える二つのレンガ壁の建築物は、その旧海軍埠頭の衛兵詰所だった施設。
 そこが埠頭の入口だったのでしょう。
 一般人の立入りが厳重に規制されていたことを物語る遺跡です。


     春浅し埠頭に衛兵詰所跡 /むく


 JR横須賀駅が登場する文学作品に、芥川龍之介の短編小説「蜜柑」があります。
 小説というよりは、少し長いエッセイといった感じがする作品です。
 この作品を発表した大正8年(1919年)当時、龍之介は鎌倉に寄宿し、横須賀の海軍機関学校で、嘱託の英語教師として教鞭を執っていました。
 海軍の学校でありながら、龍之介は、学生たちに対して「戦争で人殺しをするのは馬鹿げている」と発言するなど、江戸っ子らしい気骨を示す言動で物議を醸すこともあったようです。

 その
「蜜柑」を読める青空文庫をリンクしておきます。

 海軍機関学校またはその一部は、現在の神奈川歯科大学の敷地内にあったと思われます。
 春は桜が美しく、夏には、訪れる人を色涼やかな
ジャカランダの花が迎えてくれるキャンパスです。

 鎌倉の花の写真はまた後ほど。




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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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