灯籠や今も引揚桟橋と むく

秀句鑑賞-秋の季語: 山粧う

2013/11/19 Tue

November 19 2013

杉本艸舟

 よそほひて名山しのぐ雑木山

 菜園で汗を流した後、近くの公園内を歩いた。元は旧陸軍の練兵場だったという広い公園内には、本格的な陸上競技場や幾つかのアリーナ、野球場、十面近いテニスコートなどもある。並木の大欅が、銀杏が、植込みのドウダンが、みな紅葉している。横須賀の街がこれほど美しかったかと思う。神宮外苑にだって負けていない。掲句の「名山しのぐ雑木山」は誇張ではなく、実感として共鳴できる。日本中のどの町も村も美しく変貌させてしまう春の桜、秋の紅葉は、まさに「粧い」。(渡邊むく)

 【杉本艸舟(すぎもと・そうしゅう):昭和23年(1948年)奈良県生まれ。『ぶどうの木』主宰。『狩』同人。『月刊俳句界』2013年11月号より。】



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職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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