曼珠沙華だよと母の遠い耳へ むく

スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山百合(2/2)

2014/06/27 Fri

 高野山真言宗妙音寺は、寺院のウェブサイトによれば、京急線三崎口駅から徒歩で15分ほどのところにあります。
 歩みののろいカメである上に立ち止まってばかりいるウサギでもある私は、30分ぐらい歩いたような気がしますが。

 山門はなく、まだ新しい石の急階段を上って本堂前に。
 参拝の作法には疎いのですが、御手洗(みたらし)で手を浄め、口は持参のミネラルウォーターですすぎ(いいんだろうか?)、賽銭箱があったので本堂横の朱印場には寄らず(いいんだろうか?)、朱印場によく音が響き渡るように賽銭を投げ入れて合掌。

 順路に従って山百合を観に。
 雨は降ったり止んだり、傘はなし。

 参拝者はちらほら。
 今日の天気のせいでしょうか。

 裏山への階段を上り始めたところ…おや、白い茄子の花が。
 茄子を観にきたのではないのですが、知らんぷりして素通りする訳にも…。


2014/06/27 白い茄子の花(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 白い茄子の花(妙音寺:神奈川県三浦市)

 かわいい実も生っていました。
 青い小茄子?


2014/06/27 青い小茄子(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 青い小茄子(妙音寺:神奈川県三浦市)

 白い茄子の花も、青い小茄子も、見たのは初めて。
 ちょっと驚き。

 これは帰りに妙音寺の近くの畑で撮った普通の茄子。


 2014/06/27 茄子(三崎口:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 茄子(三崎口:神奈川県三浦市)

 やれやれ、やっと山百合とご対面。
 雨の中で撮った10枚ほどの中から。


 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)

 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)

 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)

 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 山百合(妙音寺:神奈川県三浦市)

     山百合の花曼荼羅のなかに居る /むく

 花曼荼羅と言うには花の数がやや少なったかもしれませんが。

 山百合には格別な愛着が…。
 子供の頃に住んでいた家の裏手は全山山百合一色となる山で、窓という窓を開け放って暮らす夏は、その山百合の香に完全包囲されていました。

 初めは「山百合の花曼荼羅の中に苫」と詠んだのですが、帰路、遥か昔の夢から我に返って推敲。
 追記:「山百合の花曼荼羅の中に立つ」を更に推敲。(2014/06/29)

 雨の降りが激しくなり、傘もないので、帰路に就くことに。


 2014/06/27 半夏生(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 半夏生(妙音寺:神奈川県三浦市)

 妙音寺の駐車場の、沢の水辺のひと隅で見かけた一本の半夏生。
 辺りを見回しましたが、群落は見当たらず。
 横須賀市内には半夏生の群生地がありますが。
 
 妙音寺のもう一つの駐車場に行ってみると…。


 2014/06/27 蓮の花(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 蓮の花(妙音寺:神奈川県三浦市)

     蓮一花辞さんとしたる雨の寺 /むく

 と詠んで、硬いかな…とソフトバージョンも。

     蓮一花帰ろうとした雨の寺 /むく

 気が抜けた風船のような…。

 2014/06/27 蓮の花(妙音寺:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 蓮の花(妙音寺:神奈川県三浦市)

 三崎口駅に戻りながら、ふと見たもの。

 2014/06/27 楓の実(三崎口:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 楓の実(三崎口:神奈川県三浦市)

 2014/06/27 楓の実(三崎口:神奈川県三浦市)
 2014/06/27 楓の実(三崎口:神奈川県三浦市)

     楓の実一二の三と竹とんぼ /むく

 「酸っぱい」と言いながらよく齧った楓の実ですが、どの歳時記も季語として採っていないと思います。
 したがって、この句には季語がありません。
 季語がないから俳句とは認められません。

 季語に採られていない理由は、虚子が「実」は全部秋と決めたからだと言えるでしょう。
 (実桜は違いますが。) 
 しかし、虚子歳時記は「完全ではないが」と虚子が前書きを置いた未完の歳時記だったことも忘れるべきではないでしょう。

 歳時記にも時代とともに変化があることは当然の理。
 常に見直しを続けてしかるべき、と。

 季語になくても、万人が唸るような名句を詠めば歳時記に追加されることはあるのです。
 が、「木苺は夏の季語だけどラズベリーはどうする?」ということになると、例外がたくさん出来そうで、ややこしいことになります。
 楓の実が夏の季語にないことぐらい、仕方ないと我慢すべきことなのでしょう。

 我ながら歯切れが良くない…。
 どっちなの?

 「今までさしたる不便もなくやってこれたのだし、歳時記を見直すのは大事業だし、それには三つの協会が一つに足並みを揃えなくてはならないし、まぁ、それは次の世代の人たちにやってもらいましょうや」と先送りされ続けてきた問題のようにも。

 忙しいという字は「心」を「亡くす」と書くと言います。
 人はみな、わが身のことに忙しい。
 俳人は有名になるほど、齢をとるほど忙しい…かも。


     ナイトランプから濃き百合の香を離す /むく

 「覚えがない」と、ガンコちゃんに厳しく追及された一句。
 それは、あなたと知り合う前だったから、よ。
 色即是空…南無。

 元の句「百合の香をナイトテーブルから離す」を推敲。(2014/06/28)




にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
スポンサーサイト

コメント

Secret

No title

こんにちは♪
忙しいは、心をなくす・・本当にそうですね
気をつけなければ・・・^^

ヤマユリの季節になったんですね^^♪
私も、会いにいきたくなりました*^^*

山百合

>bunrumamaさま
ヤマユリ、地方によって、また標高などにもよって、開花の時期が異なるようですね。
私が住む三浦半島はかなり早いほうかもしれません。
百合の王様とも言われるヤマユリですが、香りの強さも、日本に自生する草花としては特筆ものかと。
子供の頃はユリ根を掘ったものです。
正月のキントン用に。

No title

こんにちは♪
私は、ユリ根は食用に栽培されているものとばかり
思い込んでいました^^;
思い込みって、怖いですね(^^;
自分で掘り起こしたユリ根は、また味わい深いものが
あったのではないでしょうか??^^

ユリ根

食材売り場で瓶詰の高級ユリ根を見かけることがありますね。
どこで作っているのかか?と思ったら、栽培しているのは国内では圧倒的に北海道が多く、中国からの輸入品もあるそうです。
料理屋さんの茶碗蒸しには大抵入っていると思いますが、最大の消費地は京都だそうです。
子供の頃は高級食材だなんて少しも思いませんでした(笑。
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。