Autumn Wind (秋風)
2023/09/22 Fri
Fuji-azami Thistle Flowers
(富士あざみ:山中湖村にて)

人の世に韻といふ妙秋の風 /むく
(hito-no-yo ni in to iu myō / aki no kaze)
In our life are
rhymes - the misteries of nature;
autumn wind
History Never Repeat Itself (歴史は決して繰り返されない)
IMF Blog(国際通貨基金ブログ)の記事を読んでいて目に止まったマーク・トウェインの言葉に、しばし物を思わされた。
"History never repeats itself, but it does often rhyme." - Mark Twain
(歴史は決して繰り返されないがしばしば韻を踏む ― マーク・トウェイン)
このマーク・トウェインの言葉から、それとは逆の"History repeats itself"(歴史は繰り返す)という言葉を思い出す人も多いのではないだろうか。
私自身がそうだったように。
「歴史は繰り返す」とは誰が言った言葉だったか、と調べてみた。
クルティウス・ルフスという古代ローマの歴史家の言葉だそうである。
しかし私が本当に気にかかったのは誰が言った言葉かということではない。
歴史に対するマーク・トウェインの認識のし方にハッとなったのである。
多分それは、「歴史は繰り返す」という言葉を鵜呑みにすることに、自分自身が日ごろ疑問を抱いていたからだろう。
「歴史は繰り返す」のか、「歴史は決して繰り返されない」のか?
歴史学や社会学のアプローチとしては、そのどちらも有りなのかもしれない。
言葉は良くないが、「金儲け」を考える人には前者を支持する人が多いかも知れない。
後者を支持する人は、歴史学者や社会学者の間ですら多いようには思えない。
今日、パターン化しないで物を考えるのは流行らない。
労多くして「金儲け」にはなりにくいから。
例えば人工知能(AI)の研究開発者にとっては、前者が圧倒的に有利であろう。
特に眼前の諸問題に対するアプローチとしてはそうだろう。
しかしその場合、社会倫理や人類の未来といった長期的な視点に立った哲学的な議論は後回しにされる。
北極や南極の氷が溶けてしまうと地球はどうなるのか?という緊迫している気象変動問題は誰もが理解するところではある。
しかし、その緊迫感はまだまだ薄い。
大統領時代のトランプ氏のように、「そんな金のかかる問題にアメリカは取り組みません」ということになったりする。
残念ながら、気象変動問題を喫緊のこととして世界が共有するまでにはまだ時間がかかりそうだ。
今週開催されている国連総会で、この問題が中心議題の一つとして再度論議されているのは一つの前進ではあろうが。
「歴史は決して繰り返されない」と言う、私には嬉しくなるような歴史学者も世の中にはいるので、そんな歴史学についても少し勉強したいと思っている。
Compassion for Ukraine (ウクライナへのコンパッション)
- 575 days since Putin's Attack on Kiev on Feb. 24, 2022
"It is not a dialogue between the so-called "great powers" somewhere behind the closed doors that can guarantee us all the new no-wars-era, but open work of all nations for peace." (「閉ざされたドアの中で行われる一握りの大国間の対話では平和は訪れない。平和を求めるすべての国が手を取り合う必要がある。」)
■ Full text: Zelenskyy's Speech to The UN General Assembly (Aljazeera - Qatar) || ゼレンスキー・ウクライナ大統領の国連総会演説(全文):日本経済新聞 - Sep. 20, 2023
■ Full Text: Remarks by President Biden Before the 78th Session of the United Nations General Assembly (The White House) / 第78回国連総会開会演説:ジョー・バイデン米国大統領(英文) - Sep. 19, 2023
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