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航跡もイルカの群も夕焼ける

釘煮(くぎに) / 月おぼろ

2020/04/27 Mon

    釘煮来る單身赴任の男らへ

        (くぎにくる たんしんふにんのおとこらへ)






    月おぼろ娘より消毒液届き /むく

        (つきおぼろ こよりしょうどくえきとどき)





  メジロ (2020.04.24 山中湖村:山梨県)


 エタノールの作り方

 酒を飲むとはアルコールを飲むことだが、どんなアルコールでも飲める訳ではない。
 飲めるのはエチルアルコール(=エタノール)だけである。

 しかし、エチルアルコールだからといって、「消毒用エタノール」を飲んではならない。
 一つには、消毒・殺菌用のエタノールにはエタノール以外のアルコールや他の消毒・殺菌剤が混合されている場合があるからだが、ともかく、どんな場合でも飲料用ではないアルコールを飲むのは危険であり、してはならないことである。
 
 新型コロナウィルス感染が拡大し始めた2月下旬、無水アルコールを薄めて消毒用アルコール液を作ろうと思い、村のドラッグストアに買いに行った。
 すでに、無水アルコールはおろかアルコール系の消毒液そのものが全て売り切れていた。
 辛うじてアルコール系消毒用ウェットティッシュが売れ残っていたので、買い求めてきた。

 ネット通販で無水アルコールを買えないか、Amazonなどを調べたが、やはり同様に売り切れだった。
 いよいよになったら自分で作るしかないか…と考え始めるようになった。

 山梨県大月市の、中央自動車道と並行している甲州街道沿いに笹一酒造という老舗の日本酒メーカーがある。
 先日、その笹一酒造が、消毒用エタノールが入手困難になっていることに鑑み、その代替品として、酒造用アルコールを使った高濃度エタノール「笹一アルコール77」の発売を開始したと報道されていた。
 厚生労働省が発令した「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について」の事務連絡を受けて開始した事業だという。
 今、同様の事業を開始する酒造メーカーが全国的に増えつつあるのかも知れない。
 
 エタノールの消毒・殺菌効果は濃度が70%(体積%)前後の範囲(60~80%)で最も高いとされている。
 日本酒(約15%)、ワイン(11~13%)などは、実際的な消毒・殺菌効果は期待出来ない。

 緊急事態に対するこのような企業の取組みには素直に感謝したい。
 しかし、それでも入手困難な状況が解消されない不安は拭いきれない。
 やはり自分で消毒用エタノールを作ろうか…。

 そんなことを考えていた矢先、横浜に住む術後の娘から、無水エタノールとイソプロピルアルコール(=イソプロパノール)が1リットルづつ送られてきた。
 術後の療養用にと、10リットルほど買い入れてあったという。
 心配していた娘に逆に心配されるようになった。

 25度の甲類焼酎を蒸留すれば、簡単に高濃度エタノールを作ることが出来る。
 しかし、これは酒税法の規制等もあるので、いかに緊急事態とは言え、ブログに作り方を詳しく開示する訳にはいかない。
 市販の理科実験用の安い蒸留器を買いさえすれば簡単に作ることが出来る。
 圧力鍋を使って作ることも出来る、とだけ書いておこう。
 高価なエタノールにはなるが。

 酒のない国イランに3年近く単身赴任した経験がある。
 ご法度ではあるが、仕方がないので(?)秋になると葡萄を大量に買い込んでワインを造った。
 仕込みの間は、好きな麻雀も打てないほど、毎夜忙しかった。
 絞り滓ももったいので水を加えて蒸留し、ウォッカのような蒸留酒を作った。
 シェリー酒の古樽にでも入れて寝かせれば立派なブランディになる筈だが、あいにく、そんな樽は手に入らなかった。

 葡萄がない季節にはレーズンを発酵させて蒸留酒を造った。
 日本から持ち込んだ乾燥米麹を使ってどぶろくを醸したりもした。
 手が後ろに回って鞭打ちの刑を受けたりすることも無く済んだのは幸いだった。

 あの時に培ったアルコール製造技術を生かさずに済んで欲しいものだ。



 ふでりんどう (2020.04.26 山中湖村:山梨県)


 (2020年4月27日 山中湖にて)


 ご訪問ありがとうございました。


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

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No title

富士山を望む雄大な地にお住まいなんですね。
山桜でしょうか?花の中のメジロの姿が愛らしいですね。
りんどうは秋に咲くイメージでしたが、ふでりんどうは
春咲きなんですね。
やさしい色合いですね。
こちらの酒造メーカーでも高濃度エタノールの販売が始まりました。
消毒用にはもったいなくて使えない感じがしています。
一日も早い終息を願うばかりです。

Re: No title

katatakaさま
> 富士山を望む雄大な地にお住まいなんですね。
登るとなると別ですが、直線にすると山頂まで10kmほどです^^

> 山桜でしょうか?花の中のメジロの姿が愛らしいですね。
豆ざくらで、富士山山麓では富士ざくらと呼ばれています。

> りんどうは秋に咲くイメージでしたが、ふでりんどうは
> 春咲きなんですね。
> やさしい色合いですね。
草丈は伸びても10cmあるかないか。
かわいい花です。
すみれ同様、日当たりが好きなようです。
冬は落葉のベッドで過ごし、春が来るとちょこっと顔をのぞかせています。

> こちらの酒造メーカーでも高濃度エタノールの販売が始まりました。
> 消毒用にはもったいなくて使えない感じがしています。
あはは、もったいない気持ち、左党としてはよく理解できます^^

> 一日も早い終息を願うばかりです。
同感です。
ご自愛のほど。
コメントありがとうございました。
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。商社勤務、産業技術英語通訳・翻訳者を経て現在はほぼ引退。愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。引越し回数二十六回。現在の主な発信地は東京へも富士山へも約70kmの神奈川県秦野市。俳句は2000年から。リンクはどうぞご自由に。

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