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航跡もイルカの群も夕焼ける

春の山

2020/04/23 Thu

    春の山母と歩く子都会の子 /むく

        (はるのやま ははとあるくことかいのこ)





 山猫柳 (2020.04.19 山中湖村:山梨県)


 買い出し

 雨の月曜日。
 村のスーパーへ一週間分の買い出しに。
 店内にはガンコちゃん一人で。
 私は車の中で待つ。
 ちょっと手持無沙汰。

 週末は県外ナンバーの車が多いと考えて、買い出しにはその混雑を避けて月曜日に行くことにした。
 が、駐車場は地元の車で溢れんばかり。
 どうやら、皆さん同じことを考えたようだ。
 これからは週末に加えて月曜日も避けるようにしたほうがいいかも知れない。

 買い物が終わって、寓居がある館に戻る。
 いつもなら館の駐車場に車を止めて、そこから荷を運ぶのだが、荷を濡らさないようにと、車を館のロビー前の車寄せに着けることにした。
 が、あいにく先客がいて、積荷を降ろしている最中だった。
 四十代半ばぐらいのご婦人が、剥き出しのままの鍋やフライパンを玄関ドアの脇に降ろしておられた。

 慌てて来館されたのだろうか。
 なんとなく、そんな印象を受けた。

 昨日、そして今日と、散歩の途中で、小学校中学年ぐらいの女の子と一緒に歩いているそのご婦人に出会った。
 仕事を手放すことが出来ないご主人は一人東京に残って、自炊しながら頑張っているのだろうか。
 実際のことは分からないが、つい、そんな想像に駆られてしまう。

 長いこと学校に行けないでいる子供たちは、それだけでウィルス禍の被害者だ。
 都会には公園で遊ぶことも出来ずにいる子供たちが大勢いると聞く。
 子供が外で遊べないなんて…。

 館で見かける子供たちは、首都圏を脱出してきたことに後ろめたい気持を抱いているのではないか、と思うことがある。
 親よりも子供のほうが空気を敏感に察知しているのではないか、と。

 「コロナ疎開」と呼ばれる大人たちの行動には困ったものだが、今はその是非を置く。
 親の言うことを守って行動している子供たちが、大人のように世間の目を気にしたり委縮したりする必要はない。
 富士山の豊かな自然の中にやってきた子供たちは、溌剌と過ごして欲しい。
 もっと野外で遊んで欲しい。



 落葉松林の春 (2020.04.19 山中湖村:山梨県)


 (2020年4月23日 山中湖にて)


 ご訪問ありがとうございました。


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

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No title

山梨あたりですと、週末ともなればコロナ疎開も増えてくるでしょうね。
地元の方にとって感染拡大は恐怖だと思います。
コロナ疎開で感染拡大されるにしても地元の方々が来るなとは言い難いですよね。まして元気にはしゃぎまわる子供に対してはね。
越境疎開はもう行政の問題でもありすから、知事に禁止令を発令して貰うしかないでしょうね。こちらでもその辺の問題はくすぶっているようです。後はもう親の常識、マナーにお任せしたいものです。

こんばんは♪

今の状況の中では田舎の子が伸び伸びと
過ごしているかもしれませんね
都会の子に少し分けてあげたら幸せ
純粋な子供たちを見守って欲しいですね

青空に映え
美しい桜に心惹かれます

こんばんは

おっしゃる通りで、埼玉県でも外で遊んでいる子どもは相当減ってきました。安全のためには仕方がない部分もあるとは思いますが、気の毒です。このコロナ騒動の中で、世代間、地域間の関係がギクシャクして(いやもっと言えば人と人の関係全体がかもしれまんが)いるような気がして嫌な感じがしていたので、こちらの俳句と文章に触れて救われたような感じが致しました。ありがとうございます。

Re: No title

Matsuyamaさま
> 山梨あたりですと、週末ともなればコロナ疎開も増えてくるでしょうね。
> 地元の方にとって感染拡大は恐怖だと思います。
首都圏に近いので、皆さん頭を悩ませておいでだと思います。

> コロナ疎開で感染拡大されるにしても地元の方々が来るなとは言い難いですよね。まして元気にはしゃぎまわる子供に対してはね。
二月下旬以降、あっという間に旅行者の姿が激減しました。
山中湖は経済を観光ビジネスに負っていますので、来ないでとは言いにくいと思います。
観光地はどこも同様だと思います。
ワカサギ漁の季節ですが、湖には釣り船も見えず、遊覧船も運休です。
テニスコートから人声が聞こえるのは週末だけ。
首都圏から来た若い人たちや子供たちが、ちらほら。

> 越境疎開はもう行政の問題でもありすから、知事に禁止令を発令して貰うしかないでしょうね。こちらでもその辺の問題はくすぶっているようです。後はもう親の常識、マナーにお任せしたいものです。
未だに感染者ゼロの心強い我が郷土岩手県。
このままであって欲しいですね。
日本のふるさと岩手、大いに誇りです。

コメントありがとうございました。

Re: こんばんは♪

トマトの夢3さま
> 今の状況の中では田舎の子が伸び伸びと
> 過ごしているかもしれませんね
まちがいなくそうだと思います。

> 都会の子に少し分けてあげたら幸せ
> 純粋な子供たちを見守って欲しいですね
知らないお爺さんが声を掛けると誤解を招きそうな当世。
そっと見守ることに。

> 青空に映え
> 美しい桜に心惹かれます
夏鳥のキビタキの囀りを心待ちにしています。
富士山山麓の夏鳥クロツグミが高らかに歌い始めました。
美しいテノール♪
コメントありがとうございました。

Re: こんばんは

進学塾アルファ狭山校さま
> おっしゃる通りで、埼玉県でも外で遊んでいる子どもは相当減ってきました。安全のためには仕方がない部分もあるとは思いますが、気の毒です。
全くです。
> このコロナ騒動の中で、世代間、地域間の関係がギクシャクして(いやもっと言えば人と人の関係全体がかもしれまんが)いるような気がして嫌な感じがしていたので、こちらの俳句と文章に触れて救われたような感じが致しました。ありがとうございます。
分断と相互理解は表裏一体のものなのでしょうか。
悲しいことですね。
過分なお言葉を頂戴して大変うれしく。
力はありませんが、お読みくださる方が少しでも心を和ませていただければ幸せです。
コメントありがとうございました。
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。商社勤務、産業技術英語通訳・翻訳者を経て現在はほぼ引退。愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。引越し回数二十六回。現在の主な発信地は東京へも富士山へも約70kmの神奈川県秦野市。俳句は2000年から。リンクはどうぞご自由に。

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