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坂多き半島の町枇杷実る

苔の春(こけのはる)

2020/04/04 Sat

    苔の春立止まりては屈みては

        (こけのはる たちどまりてはかがみては)






    感染す苔の春視るきみの癖 /むく

        (かんせんす こけのはるみるきみのくせ)





 苔 (2020.04.03 山中湖村:山梨県)



 苔 (2020.04.03 山中湖村:山梨県)



 苔 (2020.04.04 富士吉田市:山梨県)


  苔の国

 苔にも春がある。
 雪が解けて消えたからまつ林に分け入ると、いの一番に目に飛び込んでくるのが苔の緑。
 木の幹や岩にむす苔を覗き視ると、ふつふつと湧いてきたように胞子体が突き出している。
 その胞子体の形や様子が実に多様でおもしろい。
 砂金のように光り輝いていたり、ピンと張った動物の尾のような形をしていたり…。
 小さなルーペの中に、今まで気にも留めずに見過ごしてきた苔の王国があるのだ。

 「こけ」というやまと言葉は、もともとは「木に生える毛」という意味で、それゆえ「木毛」という漢字が当てられていたという説もある。
 苔はたしかに木にも生えるが、木のない場所の岩にむすものもあって多様である。

 昨今は、都会に住む若い人たちを中心に、苔栽培愛好家が増えているという。
 ガンコちゃんはその苔の観察にはまっている。
 が、都会暮らしでもなく若いとも言えないガンコちゃんが苔にはまった理由は、都会の若い人たちのそれとは違う。
 もともと植物観察が好きな彼女ではあるが、直接のきっかけは私が写真を撮るのを待っている間の暇つぶしだったようだ。
 だから、待つ立場が逆になっても文句は言えない。
 すっかり苔好きになったガンコちゃんに、感化され過ぎないようにしようと思っている。



 タチキランソウ? (2020.04.03 山中湖村:山梨県)


 別名ジゴクノカマノフタと呼ばれるキランソウ(金傷小草)かと思ったが、ちょっと様子が違うようなので図鑑を調べた。
 茎が立っている、花の上唇が大きく二つに割れているなどの特徴から、タチキランソウ(立金傷小草)ではないかと思う。
 知らなかった花。
 そばに落ちているのはカラマツの松ぼっくりとカラマツの枯れ枝。
 つい先日まで目いっぱい着膨れて歩いた森にも、やっと春が。


 (2020年4月4日 山中湖にて)


 ご訪問ありがとうございました。


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。約10年間の海外生活を除き首都圏の各地を転々。商社勤務の後、産業技術英語通訳・翻訳者。現在はほぼ引退し、愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。主な発信地は山梨県山中湖村。俳句は2000年から。いつもあと5kg痩せたい♪リンクはどうぞご自由に。

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