渡邊むく俳句ブログ~まあおたいらに~渡邊むく俳句ブログ~まあおたいらに~ 秋渇き
FC2ブログ
火のあればすなはち囲み冬花火

秋渇き

2019/11/06 Wed

    秋渇き全粒粉のパンを焼く /むく

        (あきかわき ぜんりゅうふんのぱんをやく)



 カケス (2019.10.28 山中湖村:山梨県南都留郡)


 「食欲の秋」を「秋渇き」とも。
 私は相変わらず「食欲を抑える秋」ですが。

 カケス

 この秋はカケスの声を耳にすることが多い。
 去年の初冬に隣のマンションから転居したことも理由の一つかもしれない。
 新しい寓居の窓のすぐ外の樫の木には、毎日、しかも日に何度となく、カケスが団栗(どんぐり)を啄(ついば)みにやって来た…と過去形で書くのは、団栗がなくなったこの頃は来る回数が少なくなったから。

 やって来るカケスは一羽だったり、番(だろうと思うが雌雄同色なので区別がつかない)だったり、三羽だったり…。
 窓辺ばかりでなく、日々散歩する林間の小径でもよくカケスの声を聞く。
 モズの声を耳にすることも今年は多い。
 何ごとも年によって変動するのが自然界かとも。

 写真のカケスは、地面に落ちている団栗を拾った。
 そして何の木だかの枯枝に止まると、咥えていた団栗(どんぐり)を丸呑みしてしまった。
 どこかに持っていって食べるのか…ならば咥えたまま飛んで行けばいい。
 貯食するのかも知れない。

 カケスは、団栗を器用に足で押え、嘴で皮を剥いてその場を食べることもある。
 しかし、団栗を殻ごと丸呑みにするのは、どこかへ運んで貯えておく貯食行動の場合が多い…という話を、何かの探鳥記事で読んだ。
 別の場所に移動してから、そこで胃から団栗を吐き出し、越冬するための食糧として落葉の下などに隠しておくことを貯食というのだそうだ。
 鳥ではないが、リスなども同じような行動を取ることで知られている。

 林の中を歩いていると、カケスの貯食と思われるたくさんの団栗を落葉の下から見つけることがある。
 食糧である団栗を隠したカケスが、隠したことや隠した場所を忘れてしまったのか。
 でなければ、どこかもっと暖かい場所に移動してしまったのか、それとも不慮の死を遂げたのか…は知る由もない。
 そもそも、己の姿であれ影であれ、貯えた餌であれ、人間に見つかってしまったこと自体がカケスにとっては大変な脅威であるに違いない。
 カラスの仲間だけあって、カケスは頭のよい鳥と言われている。

 スズメ目カラス科に分類されるカケスは、ギャーギャー、ジェージェーと濁声で鳴く。
 かつてイチローが所属していたメジャーリーグの球団Blue JaysのJayはカケスのこと。
 英名は聞きなしから付けられたものか。

 カケスは声は良くないが羽色が美しい。
 用心深く、動きもすばやいので、なかなか写真に撮らせてくれない。
 近くで写真を撮るために餌を撒きたいのは山々だが、もともと健康のために始めたような野鳥観察。
 写真は二本の足で歩いて撮るもの…などと嘯(うそぶ)いて、痩せ我慢を通している。


 (2019年11月6日 山中湖にて)


 ご訪問ありがとうございました。


ブログランキング: 日本ブログ村  FC2
スポンサーサイト



テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Secret

プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。約10年間の海外生活を除き首都圏の各地を転々。商社勤務の後、産業技術英語通訳・翻訳者。現在はほぼ引退し、愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。主な発信地は山梨県山中湖村。俳句は2000年から。いつもあと5kg痩せたい♪

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR