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雪渓の細き一条富士の紺

老鶯(ろうおう) / 滝 / アイスコーヒー

2019/05/26 Sun

    老鶯や四十九日を旅にゐて

        (ろうおうや しじゅうくにちをたびにいて)



    滝怒涛こんなところに芭蕉翁 /むく

        (たきどとう こんなところにばしょうおう)




 田原の滝 (2019.5.25 都留市:山梨県)


 1句は席題の「老鶯」を、風人子先生を偲び。
 
 山中湖村の句友の皆さんと「都留市ふれあい全国俳句大会」へ。
 締切日に2句ひねり出して投句したが、入選はしていない。
 選者は一般の部が稲畑汀子、 井上康明、 大串章、 黒田杏子、 高野ムツオ、 西村和子、 星野高士、大学生・高校生の部が長谷川櫂、正木ゆう子の各先生方。
 復本一郎(ふくもと・いちろう)先生(神奈川大学名誉教授)の、『子規の内なる芭蕉』と題する講演を拝聴。
 碩学らしい素晴らしいご講演で、我が意を強くするところも大きかった。

 俳句大会の会場となった都留市中央公民館へ向う途中、桂川の「田原の滝」を望む橋で足を止めた。
 富士山の雪解の今が一番水量が多いのであろうか、雄渾な瀑布。
 滝を周囲の溶岩が作り出した柱状節理は風化によって崩れ、補修工事を繰り返して現在の景観に整備されたようだ。
 半人工の滝と言えなくもないが、砂防堰を残存している柱状節理様にデザインするなど、周囲の景観に溶け込むよう工夫がなされている。
 見事な再生事業であり、地域の人々に深く敬意を表したい。



        勢ひあり氷消えては瀧津魚 /芭蕉

 江戸大火の類焼によって焼失した深川の芭蕉庵が再建されるまでの間、しばらく谷村(都留市)に身を寄せた芭蕉が、田原の滝で詠んだとされる句。「勢ひ」は「きおい」と読む。滝は冬には氷瀑となったのだろう。都留市を流れる桂川の佐伯橋のたもとに句碑と芭蕉像が建てられている。ふと、全くの初学を含む谷村藩の人々に俳諧発句を説き作句を指導している芭蕉の姿を想った。(むく)


    アイスコーヒー選に洩れての句座帰り /むく

        (あいすこーひー せんにもれてのくざがえり)


 (2019年5月25日 山中湖にて)


 ご訪問ありがとうございました。


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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