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雪渓の細き一条富士の紺

秀句鑑賞-夏の季語: 青鷺(あおさぎ)

2013/10/10 Thu

October 10 2013

与謝蕪村

 夕風や水蒼鷺あおさぎはぎをうつ

 季題は青鷺で夏。一幅の日本画を見ているような気持ちになる句で、説明は何も要らない。と言い切った後では蛇足になるが、この句について気付いたことを少し。「水」は、蕪村が居を構えていた京の町を流れる鴨川の水を想う。「水、蒼鷺の」という、助詞を省いた漢文読み下し調が、景色の清明さを一層際立たせる。「脛(はぎ)をうつ」によって、「水」は流れる浅瀬であることを表現。「脛」は足の膝から下の「すね」のことを指す。「さぎ」と「はぎ」の二つの言葉がよく響き合い、音としての言葉選びが周到である。特に好きな蕪村句の一つ。安永三年(1774年)、蕪村五十九歳の時の詠。(渡邊むく)

 【与謝蕪村(よさ・ぶそん):享保元年(1716年)-天明3年12月25日(1784年1月17日)。摂津国東成郡毛馬村(せっつのくに ひがしなりごおり けまむら)(現大阪市都島区毛馬町)生まれ。】



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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