秋燕(あきつばめ)
2018/09/15 Sat
気付かざるうちに去りし日秋つばめ /むく
(きづかざるうちにさりしひ あきつばめ)
追記: 元の句「去りし日はいつも気付かず秋つばめ」を推敲。(2018.09.16)
秋燕(あきつばめ)
言うまでもなく、燕は春に東南アジアから渡ってくる旅鳥である。
日本で営巣し繁殖して、秋になると子燕を連れてまた南の国へと旅立つ。
珍味とされている「燕の巣」はアナツバメの巣だが、この燕は日本には飛来しないようだ。
日本にやって来る燕は、普通、泥と枯草を材料に巣を作るので、食用にはならない。
山中湖にも燕が多く渡来する。
水田はないが、湖畔に豊かな泥があるせいかと思う。
夏の間、あんなにたくさん群れ飛んでいた燕は、いつ飛び立ったのだろう。
秋の気配が濃くなってきたある日、林の上をひと際目立つほどたくさんの燕が飛び交っていた。
方向を変えるたびに、日を浴びた翼の白い内側が金色に輝いた。
秋燕の群が旅立つ姿を見たことはないが、あれはその兆しだったのか。
(2018年9月15日 山中湖にて)
ご訪問ありがとうございました。
(きづかざるうちにさりしひ あきつばめ)
追記: 元の句「去りし日はいつも気付かず秋つばめ」を推敲。(2018.09.16)
秋明菊(しゅうめいぎく) (2018.9.12 山中湖:山梨県)

言うまでもなく、燕は春に東南アジアから渡ってくる旅鳥である。
日本で営巣し繁殖して、秋になると子燕を連れてまた南の国へと旅立つ。
珍味とされている「燕の巣」はアナツバメの巣だが、この燕は日本には飛来しないようだ。
日本にやって来る燕は、普通、泥と枯草を材料に巣を作るので、食用にはならない。
山中湖にも燕が多く渡来する。
水田はないが、湖畔に豊かな泥があるせいかと思う。
夏の間、あんなにたくさん群れ飛んでいた燕は、いつ飛び立ったのだろう。
秋の気配が濃くなってきたある日、林の上をひと際目立つほどたくさんの燕が飛び交っていた。
方向を変えるたびに、日を浴びた翼の白い内側が金色に輝いた。
秋燕の群が旅立つ姿を見たことはないが、あれはその兆しだったのか。
釣舟草(つりふねそう) (2018.9.12 山中湖:山梨県)
(2018年9月15日 山中湖にて)

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