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   The Forgotten Season (2018/11/09)

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むささびや山の疲れをさする夜

えごの実

2018/09/12 Wed

    えごの実のたわわ山雀来るを待つ /むく

        (えごのみのたわわ やまがらくるをまつ)



 眼白(めじろ) (2018.8.15 山中湖:山梨県)



 山雀(やまがら) (2018.9.6 山中湖:山梨県)



 山雀(やまがら) (2018.9.6 山中湖:山梨県)



 鵯(ひよどり) (2018.9.5 山中湖:山梨県)



 四十雀(しじゅうから) (2018.9.10 山中湖:山梨県)


 掲句は旧詠。
 えごの実の写真はない。
 山中湖ではあまり見かけない木だ。
 どこかで見かけたが、場所を思い出せないでいる。

 横須賀では心待ちにしていた山雀(やまがら)だったが、山中湖の寓居では、四十雀(しじゅうから)同様に毎日何度となく窓辺に現れる。
 が、また山雀か…などと思うことはない。
 というのも、山雀もカラ(雀)の仲間で、眼白(めじろ)、小啄木鳥(こげら)、柄長(えなが)などと群れてやって来ることが少なくないからだ。
 四十雀や山雀が現れたら、好きな柄長も現れる可能性が高くなる、という訳である。
 時には赤啄木鳥(あかげら)までやって来ることがある。
 まったく目が離せない。
 
 雨のあがった今朝は、散歩で通った林道にも野鳥が多かった。

    好きな鳥好きな樹に来て秋日濃し /町春草

 掲句は庭木にやって来る野鳥を詠んだものかと思う。
 平明で、音楽性と呪文性の豊かな佳句。
 作者の町春草(まち・しゅんそう 大正11~平成7[1922~1995]年)さんは書家として活躍された方である。
 銘菓「ひよ子」をご存知の方は多いと思うが、今も商標として使われているあのやさしい「ひよ子」の文字を書いた人でもある。

 今春他界した義母の最初の俳号は「ひよ子」だった。
 書は義母の生涯の伴侶の一つだった。
 義母に訊ねたことはなかったが、俳号を「ひよ子」としたのは、「駆け出し」という謙遜の他に、春草さんの「ひよ子」の字が好きだったからでもあったのではないか、と思っている。


 (2018年9月12日 山中湖にて)



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

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和らぎ、

むくさん こんにちは、
北海道のお嬢さん ご無事でなによりでしたね、

暗い悲しい出来ごとに潰れそうなこの頃 むくさんの写真・文章に和めて倖せです 有り難いです 有り難うございます。

Re: 和らぎ、

umi925さま

> 北海道のお嬢さん ご無事でなによりでしたね、
ご心配ありがとうございます。
まだ不安もあるでしょうが、気丈夫を装っています^^

> 暗い悲しい出来ごとに潰れそうなこの頃 むくさんの写真・文章に和めて倖せです 有り難いです 有り難うございます。
こちらこそ。
俳句から学んだことで一番大きなことは、常に前向きに、常に肯定的に、ということかと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました^^
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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