Moon Over Water - Updated: September 17, 2018

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花野行くディズニーランドを行くごとく

夕菅(ゆうすげ)

2018/08/05 Sun

    朝には気付かざりしよ夕菅黄 /むく

        (あしたにはきづかざりしよ ゆうすげき)



 コヨシキリ? (2018.8.5) 山中湖:山梨県)


 例外もあるようだが、日曜日は北富士演習場の「立入日」で、一般人の入場が可能な日である。
 「立入日」とは、地権者が立入ることが許される日という意味のようだ。
 「開放日」とか「一般開放日」とは言わない。
 地権者と無関係の一般人は、地権者が構成している幾つかの「組合」の一つから許可を得れば入場が可能になるという仕組である。

 「立入日」には演習場の各入口に組合の人たちがいて、そこで入場料を払って許可を得る。
 演習場は、もともとが地元地権者が共同使用してきた「入会地」であるためにそのような仕組になっているようだ。
 入場する一般人の多くは、四輪車や二輪車のオフロード走行や山菜採りの人たちである。

 富士山北麓は厳しい寒冷地である。
 かつては、冬になると野菜が絶えてしまった。
 山菜は、春先の貴重な野菜だったのだろう。
 入会地には、地元の人たちが山菜を採る場所として大きな役割があったと考えられる。
 名物「おほうとう」は野菜たっぷりのうどん(またはすいとん)だが、厳しい寒冷地だからこそ、たっぷりの野菜が何よりのご馳走だったのに違いない。



 風露草(ふうろそう) (2018.8.5) 山中湖:山梨県)


 前回は寓居から歩いて演習場に行ったが、今日は演習場内まで車で行くことにした。
 乗用車でどこまで走れるか、どこにどんな障害物があるか等々を知るためである。
 広い演習場内で野鳥や山野草を観察したり、富士山絶景ポイントで写真を撮ったりするためには必要な知識である。
 (おそらく、たいていは歩いて行くことになるだろうが。)

 


 藤袴(ふじばかま) (2018.8.5) 山中湖:山梨県)


 野鳥も草花も少ない季節ではあるが、眼福となるものは十分にある。
 叢には頬白(ほおじろ)、頬赤(ほおあか)、雪加(せっか)、小葭切(こよしきり)などが潜んでいる。

 山の夏は短い。
 青すすきには穂が出始めている。
 白い獅子独活(ししうど)の花が、すすきに負けない高さでいたるところに咲いている。
 萩(はぎ)の花、吾亦紅(われもこう)、河原撫子(かわらなでしこ)、風露草(ふうろそう)、夕菅(ゆうすげ)、釣鐘人参(つりがねにんじん)、沙参(しゃじん)などを始め、残暑と初秋が交錯する季節を彩るいろいろな山野草に出会える。

 目の前には富士山がある。
 退屈することはない。
 外周部の森に入れば涼しい木陰もある。

 


 夕菅(ゆうすげ) (2018.8.5) 山中湖:山梨県)


 上の藤袴までの写真はすべて朝行ったときに撮ったもの。
 ここからは夕方の写真。
 夕菅の花が咲きそうな時刻を見計らって、夕方また行ってしまった。
 花も暑そうだったので?ペットボトルの水を掛けてからシャッターを押した。



 獅子独活(ししうど) (2018.8.5) 山中湖:山梨県)


 (2018年8月5日 山中湖にて)



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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