Yvonne

雲の峰北緯三十五度の海

野鶲(のびたき) / 汗

2018/07/11 Wed

    のびたきの止まりし風のうす緑

         (のびたきのとまりしかぜの うすみどり)


    のびたきの掴まりて草揺るがざる

         (のびたきのつかまりて くさゆるがざる)


    老二人ほどよき汗をかやと山 /むく

         (おいふたりほどよきあせを かやと山)



 明神山(鉄砲木の頭)のかやと (2018.7.10) 山中湖:山梨県)


 ガンコちゃんと標高1,291メートルの明神山を目指してカヤトを登る。
 と言っても、山中湖自体が海抜約千メートルなので、登山と言うよりはハイキングの気分である。
 しかし、ガンコちゃんは病あと、私も一応は闘病中なので、今日登ることに多少は決心を要した。

 明神山は山中湖村と神奈川県足柄上郡山北町の境を成す。
 「鉄砲木の頭」という変わった別名がある。
 「鉄砲木」は「鉄砲水」が転化したという話で、「鉄砲水のてっぺん」という意味になるらしい。
 そのむかし、この山から発した鉄砲水が山中湖に流れ込んだ、ということであろうか。

 かやとのあちこちから、ノビタキ、セッカ、ホオジロ(かホオアカ)、ウグイスなどの声が聞こえてくる。
 雨が降れば本当に鉄砲水になりそうな登山道はけっこう勾配がきつく、途中で何度も小休止。
 振り返ると湖に映った雲が白く光っている。
 富士山は雲の中。
 遥か彼方の正面にあるはずの南アルプスも見えない。



 明神山山頂の標識 (2018.7.10) 山中湖:山梨県)


 山頂に辿り着いた。
 去年、二人で越前岳という愛鷹連山の山に登った時は途中の展望台までで引き返した。
 山頂と名が付くところに二人で登ったのは4~5年ぶりか。
 丹沢山塊の大山(阿夫利山)に登って以来かと思う。
 植物のことも、野鳥のことも、山登りのことも、私よりガンコちゃんのほうが詳しい。



 明神山山頂からの眺望 (2018.7.10) 山中湖:山梨県)


 山頂は平らで、一面赤い砂礫だった。
 山中諏訪神社の奥宮が建っている。
 鉄砲水が起きないようにという願いも込めて建立されたものであろうか。

 花は咲いていなかったが、葉のとても大きなアザミがあった。
 フジアザミだとすれば、植えられたものか。



 ノビタキ (2018.7.10) 山中湖:山梨県)


 下りはらくちん♪
 滑って尻もちをついたほど。

 今日は野鳥撮影用の重たい望遠レンズを持ってこなかったので、ガンコちゃんのコンデジを借りて撮ったノビタキ。
 次はぜひホバリング・シーンを撮りたいものだ。

 
 (2018年7月11日 山中湖にて)



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

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こんにちは♪

展望台から望む景色は清々しく感じられたことでしょう
自然って 心穏やかにしてくれますね
草花や野鳥を愛で・・ガンコちゃんと尻もち付き笑いながら
下山されたことでしょう
想像して ほっこり しています^^

Re: こんにちは♪

トマトの夢3さま
> 展望台から望む景色は清々しく感じられたことでしょう
> 自然って 心穏やかにしてくれますね
まずは何とか登れたのでホッとしました。
それから、これから登ろうと思っている山を一つ一つ見回しました。

> 草花や野鳥を愛で・・ガンコちゃんと尻もち付き笑いながら
> 下山されたことでしょう
> 想像して ほっこり しています^^
汗も恥もかいてしまえば爽快🎶
今日は筋肉痛ですが👕💦

コメントありがとうございました。
プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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