Yvonne

雲の峰北緯三十五度の海

星涼し / ブルーベリー

2018/07/03 Tue

    星涼し磴暗ければ手を引いて

         (ほしすずし とうくらければてをひいて)



 花むくげ (2018.7.1 横須賀市:神奈川県)


 四、五年前のことだったろうか。
 まだ毎夜の酒が楽しみだった頃だ。
 ある日、行きつけの居酒屋の常連から、近くにフクロウがいる山があるという話を聞いた。
 その居酒屋ではカウンターの客同士(小あがりもあったが)でゴルフの話題になることが多く、私もよくゴルフ談義に加わった。
 それが鳥の話題に即反応したのだから、ゴルフクラブを望遠一眼レフに持ち替えるようになってからのことに違いない。
 
 話は変わるが、当時通っていた職場に逗子の桜山に住む青年がいた。
 その青年から、家の窓からフクロウの声が聞こえるという話を聞いたことがあった。
 意外と身近なところにいるものだな、と思ったことを覚えている。

 また別のある時、散歩の足を伸ばした浦賀の高台の団地の公園で、トーテンポールを見かけた。
 トーテンポールの天辺にはフクロウが彫られていた。
 子供たちが作ったトーテンポールか、フクロウの少し稚拙な造りが面白かった。
 勝手な印象だが、日本には居ない白頭ワシなどではないところに、かえって夢を感じた。
 近くにフクロウが居ることを暗示して建てられたトーテンポールのようにも思えた。

 話を行きつけの居酒屋に戻す。
 「フクロウがいるのはどの辺ですか?」と常連に訊ねた。
 「近くだけど、正確な場所は教えないことになっている。」
 野生生物の保護という観点からはもっともなことだと思い、それ以上の詮索はしなかった。

 現在の谷戸の家に移り住んで一年半余り(以前にもすぐ近くに四、五年住んだことがあるが)。
 我が家の窓の外にもフクロウの声が聞こえる。
 春、夏、秋を通じて「ゴロスケホーホー」と鳴いている。
 夜は窓も雨戸も閉めるので、冬はまだ鳴き声を聞いたことがないが、一年じゅう棲んでいるのではないかと思う。

 昨夜はガンコちゃんと一緒に外に出て、声がする方角を確かめた。
 人は近づかない崖の上の森である。



 ヘルシー豆かん (2018.7.3 横須賀市:神奈川県)


 昨日鎌倉で買ってきた赤えんどうを炊いて、早速豆かんを作った。
 健康のため、赤えんどうは10粒ほどと寂しい。
 黒蜜も少しに抑え、ゼロカロリーシロップと併用。
 蜜豆の豆はやっぱり赤えんどうに限ると再認識した。
 寒天より赤えんどうが多いガンコちゃんの豆かんが羨ましい。



    フロリダのジョン来てブルーベリー摘む

         (ふろりだのじょんきて ぶるーべりーつむ)


    ジョン帰るワイン仕込んでフロリダへ /むく

         (じょんかえる わいんしこんでふろりだへ)


 俳句歳時記にブルーベリーはない。
 ミシガン州でジャムを作ったのは夏。
 ふと思い出して。
 ワインの句は旧詠。


 (2018年7月3日 横須賀にて)



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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