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航跡もイルカの群も夕焼ける

茂り

2018/06/09 Sat

    その上に富士の聳ゆる茂りかな /むく

         (そのうえにふじのそびゆる しげりかな)

 元の句「その上に富士聳え立つ茂りかな」を推敲。(2018.6.30)



 五月富士 (2018.6.8 山中湖:山梨県)


 ハワイのキラウエア火山、グアテマラのフエゴ山と、火山の噴火による大災害が続いている。
 いつかは分からないが、富士山もまた噴火するものと、覚悟だけはしておかなくてはなるまい。

 富士山が最後に噴火したのは宝永4年(1707年)。
 以来3百年余りの時を経た今、熔岩の原は一面緑に覆われている。
 標高の高いところは寒冷地で耕作には不適だが、野鳥たちには楽園のようだ。

 日本で観察される野鳥の種類は280余り。
 そのうちの170種ほどを見ることが出来る山中湖は、日本でも有数の野鳥観察スポットだという。

 「山中湖に野鳥が多いのは田んぼも畑もほとんどないから」だと指摘する人がいる。
 農薬が散布されることがない森ばかりだから野鳥の餌となるムシなどが豊か、という意味だう、と頷いて理解した。
 蛍、ドジョウ、トキ、タゲリなど、農薬の影響で激減したとされる野生生物は枚挙に暇がない。
 ヨーロッパなどでは、農薬の使用と野鳥の「渡り」の変化に関する因果関係を検証するプロジェクトも進められている。
 
 ムシや野鳥が多いことが人類にとって幸せな環境と、単純には言えない。
 また、環境が破壊される原因は農薬以外にも多々ある。
 しかし、野生生物が激減したり絶滅したりする事実は、文明の歪みに対する警鐘として重く受け止めるべきだろう。

 野鳥の餌のことばかり心配しているのではない。
 今や、世界の農業は農薬を使用しないでは成り立たない時代。
 私たちは、食品の安全性を考えることがかつてなく大事な時代を生きている。



 オナガ (2018.6.8 山中湖:山梨県)


 (2018年6月9日 山中湖にて)



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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。商社勤務、産業技術英語通訳・翻訳者を経て現在はほぼ引退。愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。引越し回数二十六回。現在の主な発信地は東京へも富士山へも約70kmの神奈川県秦野市。俳句は2000年から。リンクはどうぞご自由に。

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