Moon Over Water - Updated: September 17, 2018

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花野行くディズニーランドを行くごとく

水仙

2017/11/29 Wed

    水仙揺る赤い電車の小踏切 /むく

         (すいせんゆる あかいでんしゃのこふみきり)


水仙 (2017.11.29 神奈川県横須賀市)

- Seven Daffodils -
(七つの水仙)


Lylics of a fork song
performed by Brothers Four (1964);
Written by Fran Moseley
長すぎて歌えない日本語訳: むく


I may not have mansion, I haven't any land
Not even a paper dollar to crinkle in my hands
But I can show you morning on a thousand hills
And kiss you and give you seven daffodils

I do not have a fortune to buy you pretty things
But I can weave you moonbeams for necklaces and rings
And I can show you morning on a thousand hills
And kiss you and give you seven daffodils

Oh, seven golden daffodils all shining in the sun
To light our way to evening when our day is done
And I will give music and a crust of bread
And a pillow of piny boughs to rest your head

A pillow of piny boughs to rest your head ...


僕には 大きな屋敷も 土地もなく
掌の中でくしゃくしゃに出来る お札の一枚だって ないかもしれないが
千の丘に日が射す朝を見せてあげることなら
そして 君にキスして 七つの水仙をあげることなら 出来るよ
 
財産も貯えもない僕は 君に綺麗なものを買ってはあげられないが
君のために 月の光で指輪やネックレスを紡いだり
千の丘に日が射す朝を見せてあげることなら
そして 君にキスして 七つの水仙をあげることなら 出来るよ
 
ああ… 金色に日に輝く七つの水仙は
一日が終わって夕べに向かう二人の道を 照らしてくれるのさ
君のために 僕は歌を奏でたり パンを焼いたりしよう
いい匂いがする木の おが屑を詰めた枕で 君を休ませてあげよう

いい匂いがする木の おが屑を詰めた枕で 君を休ませてあげよう



水仙 (2017.11.29 神奈川県横須賀市)


 ビートルズよりもこんな歌が好きだった十代。
 そのうちに、妹には「お兄さんって寅さんみたいね」と言われるようになった。
 「どこが?」
 「財布の中が。」

 いまだに貧乏暮らしをしているのは、この歌を愛したことに端を発しているのかも知れない。



カネやモノでなく、未来の大人たちに豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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音冴ゆる

2017/11/29 Wed

    弓袋朝の靴音冴ゆる路地 /むく

         (ゆみぶくろ あさのくつおとさゆるろじ)

 追記:元の句「弓袋靴音冴ゆる路地の朝」を推敲。(2017.12.3)



ジョウビタキ (ストック写真から)



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鵙(もず)

2017/11/26 Sun

    鵙の声浦の宿にはめづらしく

         (もずのこえ うらのやどにはめずらしく)


    朝の鵙谷戸狭ければ響きけり

         (あさのもず やとせまければひびきけり)


    おす鵙のぱと翻へす陣羽織

         (おすもずの ぱとひるがえすじんばおり)


    高きより一直線に狩の鵙

         (たかきよりいっちょくせんに かりのもず)


    鵙一羽仕事なかなか手につかず /むく

         (もずいちわ しごとなかなかてにつかず)



モズ(♂) (ストック写真から)


 手につかないなんて言ってないで、ペースを上げなくては。

    鵙高音吾子の目聞こえたるらしや /高田風人子


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磯菊(いそぎく) / 小豆粥(あずきがゆ)

2017/11/25 Sat

    磯菊やテトラポットの饒舌な

         (いそぎくや てとらぽっとのじょうぜつな)


    予行とや二節気早き小豆粥

         (よこうとや にせっきはやきあずきがゆ)



イソギクの咲く風景 (2017.11.22 馬堀海岸:神奈川県横須賀市<スマホ>)



イソギク蕾む (2017.11.22 馬堀海岸:神奈川県横須賀市<スマホ>)



イソギク (2017.11.25 馬堀海岸:神奈川県横須賀市)



明日に備えて (2017.11.25 馬堀海岸:神奈川県横須賀市)



磯菊晴 (2017.11.25 馬堀海岸:神奈川県横須賀市)



母子日和 (2017.11.25 馬堀海岸:神奈川県横須賀市)


** いそぎく **

 横須賀での朝の散歩は防潮堤の遊歩道。
 馬堀海岸から観音崎にかけての渚は、イソギクの花が盛りを迎えている。

 明日の日曜日、ヤシの並木が続く海岸通りは「横須賀シーサイドマラソン」のコースに。

** あずき粥 **

 いっそ、冬至までずっと食べ続けようか、などと冗談を言ったりしながら、毎朝お粥を食べている。
 今日は小豆粥。
 昨日、母がむかし冬至に小豆粥を作ってくれたことをガンコちゃんに話したところ、早速。
 「初めて作るので、まず予行演習」なのだそうだが、さすがに、お粥のリハーサルというのは初めての体験だ。

 冬至に柚子湯に浸かったり南瓜を食べたりする家庭は現代でも少なくないかと思うが、冬至粥はどうなのだろう?
 小豆粥は?

    煮たと言ふ冬至南瓜に見ゆる月 /むく

 旧詠。
 あんぐり口を開けて見上げていただけで、遠距離電話では食えなかった。


** "Soft Rice" **

 お粥の英語は"rice gruel"などだが、日本の粥は日本流のものであって、単純には訳せない。
 強いて言うならば、"tofu", "sushi", "tempura", "sukiyaki"と同じように"kayu"という日本語をそのまま英語として定着させるのが良かろう。
 "sushi", "tempura"のように定着するとは思えないが。

 インドに滞在中のある日、風邪で喉が腫れた。
 朝食はお粥のルームサービスを頼もう…と、ホテルの厨房に電話。
 問題はお粥を理解してもらえるどうか。
 作り方ぐらいは説明しなければならないだろうなぁ…。

 "Oh, soft rice! Do you want egg soft rice?"
 (ソフトライスですね。
 玉子粥になさいますか?)
 心配は無用だった。

 お粥は国際的な食習慣ではないので、"soft rice"が外国のホテルで通じるとは思わないほうがよい。
 分かってもらえた私は幸運だったのだろう。
 たぶん、私より前に注文した日本人がいたのだ。
 同宿の通訳仲間の誰かが、ていねいに作り方の説明もしたのだと思う。

 粘り気のないインディカ米は一般に日本人の口には合わないが、お粥にすると食べやすくなる。



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室の花

2017/11/23 Thu

    室の花日を改めて贈るべし /むく

         (むろのはな ひをあらためておくるべし)



 雨が上がったので、仕事の手を休め、散歩がてらに浦の町を。
 花屋で花は買わず、スーパーで鯛のあらと牡蠣を。

 写真はストックから。



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ブーツ

2017/11/22 Wed

    ひさびさに街で逢ふ吾子ブーツ白 /むく

         (ひさびさにまちであうあこ ぶーつしろ)



 ガンコちゃんは体調を崩している娘の見舞いに。
 句は私が娘に会ったときのことを思い出して。

 私も風邪が癒えないので、喉の弱い義母に移さないようにと家でもマスク。
 お互いに話好きなので、無言でいるのはちょっとつらい。
 息をひそめて、なるべく二階の自室に篭もっていることに。

 今週は仕事もたっぷり。



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霧 / 落花生

2017/11/21 Tue

    そこまめのぼつちも霧に隠れけり

         (そこまめのぼつちも きりにかくれけり)


    落花生インドで抜いた親知らず /むく

         (らっかせい いんどでぬいたおやしらず)



霧の朝 (2017.11.14 東山:静岡県御殿場市)


 冷たい風が吹く朝。
 母の墓参りに行くと決める。
 晩年の母は落花生の町八街(千葉県)で暮らした。
 今は富士山が見える横須賀の墓園に眠っている。

 「そこまめ」は落花生のことで秋の季語。
 「ぼつち」は「にお」のことで、これも秋の季語。
 稲であれば「藁(わら)ぼっち」とか「藁にお」、「藁塚」とも言う。
 「霧」ももちろん秋の季語。
 素直に詠んだ(つもり)ところ、季重なりも季重なりの「豪華三段重」の句になった♪

 今ごろの季節に八街を訪ねれば、早朝はそんな霧に遇えることが少なくない。
 カメラマンにはお奨めである。

 収穫した落花生を積み上げたぼっちに帽子のように被せられる雨除けは、かつては藁束で作られていたが、近年はほとんどブルーシートに代わった。
 機能上のことで仕方のない変化ではあろうが、旅情としては藁帽子のほうが味わい深かったかと思う。



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風邪流行り / 冬タイヤ

2017/11/20 Mon

    手料理の白粥となる風邪流行り

         (てりょうりのしろがゆとなる かぜばやり)


    風邪流行りワクチン待ちのクリニック

         (かぜばやり わくちんまちのくりにっく)

 追記2: 前句「流行り風邪ワクチン足りぬクリニック」を推敲。(2017.11.23)
 追記: 元の句「流行り風邪ワクチン足りぬ医師の門」を推敲。(2017.11.21)


    山国へ行くと履きをり冬タイヤ /むく

         (やまぐにへゆくとはきおり ふゆたいや)

 追記: 元の句「山国へ行くとや冬のタイヤ履く」を推敲。(2017.11.21)



キセキレイ (2017.11.20 神奈川県横須賀市)


 風邪のせいか、口の中が炎症を起こす。
 発熱した昨夜は風邪薬に加え、バッファリンも服用。
 朝目が覚めると寝汗を掻いていた。

 クリニックに行って、持病の薬に加えて風邪薬と口内炎の薬も処方してもらう。
 ヘルペスではないだろうということだが、気になる腫れ。

 悪いことばかりではない。
 先月(10月)行った血液検査のデータを出力してもらって、結果を確認。
 6月、さらにその前の4月に行った検査結果と比べ、中性脂肪、AST[GOT]、ALT[GPT]、血糖、HbA1c(NGSP)のどの値も劇的に下がっていた。
 その間、薬は何も変わっていない。
 その薬を几帳面に服用しているとも決して言えない。
 が、正常値よりまだだいぶ高い血糖を除き、9.6という危機的な数値を示していたHbA1cをはじめとして、あとの項目は全て正常値内に収まった。

 日々の献立は、買い求めた『食品交換表』(日本糖尿病学会)を手引きにして組み立てた。
 炭水化物を減らし、砂糖は人工甘味料に変えた。
 サラダもコンニャク料理も美味しく、空腹感を覚えたこともない。
 (がんこちゃんには内緒だが、御殿場では酒も飲んでいた…ほどほどに。)

 仕事に追われて散歩がままならないこともあったが、概してよく歩いた。
 長時間の散歩、山歩きと、万歩計のカウンターを覗くのが楽しみになった。
 おのずと、体重も7kgほど落ちた。

 主治医も薬剤師も驚いてはくれたが、私としては悲壮な努力をした覚えは全くない。
 にもかかわらず簡単に改善したのは、以前の生活習慣がそれだけひど過ぎた証左だと思っている。

 ともかく、検査データは間違いなく改善方向に向かっていることを示している。
 つぎの里程標に向かって継続努力しなくては、と思う。
 自分でも認めることが出来る努力結果がデータに表れるように。

 その前に、まず風邪を治さなくては。
 今夜は1缶のビールで祝杯をあげた。

 思い出した。
 通訳仲間の一人に、「渡邊さんて“ガンバル”っている言葉がホントに似合わない人ね」と言われたこと。
 彼女はホントに正しい。

 そうだ、頑張るなんいていう、柄にもない無理をしてはいけない。
 自分らしく、楽しい努力を続けよう。
 要は何でも楽しむことだ。
 風邪だって、それで一句詠めたりすれば、少なからず楽しくなる。



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風邪薬

2017/11/19 Sun

    帰るさの旅のうたた寝風邪薬 /むく

         (かえるさのたびのうたたね かぜぐすり)



新しいデイパック(手前)と古くなったカメラバッグ(奥)


 新調したリュックを背負って山中湖周辺の山に登る予定で、3時半に目を覚ます。
 (早過ぎ。)

 が、どうも体調が良くない。
 風邪を引いたようだ。
 昨夜も風邪薬を飲んで寝たのだが。

 まだ日が昇る前の夜明けの富士山が、今朝は一段と美しかった。
 積雪線がまた低くなって、紛れもない冬の富士になった。

 出掛ける支度は昨夜のうちにしておいた。
 あとはおにぎりを結ぶだけ…だったが、ためらった挙句、やっぱり家に帰ることにする。
 20日に予定されていた御殿場での用事もなくなったことだ。
 それに、新しい仕事も抱えてしまった。
 家に戻って、ガンコちゃんが作ってくれる美味しいものを食べて頑張ろう。

 夕食後、今回の御殿場滞在中に詠んだ句を義母に披露することに。
 まずは、御殿場にはいつ行ったのだったか…と、スマホで確認。
 「10月25日」と、私より早く、義母が手帳をめくって確認した。
 そんなに長く!
 汗顔の至りである。

 しばらくは横須賀に居ようと思う。



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つわのはな / 庭紅葉(にわもみじ) / 侘助(わびすけ) / 冬紅葉(ふゆもみじ)

2017/11/16 Thu

    近道と横切る一邸石蕗の花

         (ちかみちとよぎるいってい つわのはな)


    「怪物」の余生穏やか庭紅葉

         (かいぶつのよせいおだやか にわもみじ)

 追記: 元の句「庭紅葉「妖怪」と呼ばれた男」を推敲。(2017.11.19)


    四百年侘助ここに移るまで

         (よんひゃくねん わびすけここにうつるまで)


    冬紅葉その俳人の子も才女 /むく

         (ふゆもみじ そのはいじんのこもさいじょ)



ツワブキの花 (2017.11.11 東山旧岸邸:静岡県御殿場市)



 食堂からの典雅な窓の秋 (2017.11.11 東山旧岸邸:静岡県御殿場市)



庭紅葉 (2017.11.11 東山旧岸邸:静岡県御殿場市)


 いつもは車寄せの辺りを横切って素通りするだけですが、庭の紅葉が見頃かと、久々に立ち寄ってみた東山旧岸邸。
 ここで句会が催されたことがあると耳にしていたので、係の方にお訊ねしましたが、その年一回きりで、これからの予定はないとのこと。
 かねがね、その時に選者を務められた方に一度お目にかかりたいと思っていたので、残念。



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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
産業技術英語通訳・翻訳者。男性。岩手県生まれ宮城県育ち。人生の大半は首都圏暮し。海外生活約10年。俳句歴:2000年より。主な発信地:神奈川県横須賀市、山梨県山中湖村。

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