旅は秋パンとチーズと地のワイン

水羊羹(みずようかん)

2017/06/27 Tue

    蕎麦の香やうすらと白き水羊羹 /むく

        (そばのかや うすらとしろきみずようかん)


 カロリー摂取量を抑えて蕎麦食が多くなりました。
 もっぱら「ざるそば」です。
 葉山では「若菜」の手打蕎麦が人気ですが、「風の姿」もお奨めです。

 「風の姿」とは、蕎麦屋には珍しい名前…。
 ふと風の盆が脳裏をよぎります。
 そう言えば、そば粉入り水羊羹は越前の食べ物として知られています。
 炬燵に入って食べる、冬の味覚のようですが。
 一番カロリーの少なそうな蕎麦のランチセットのデザートでした。

 越中、越前に縁のあるご亭主なのかどうか。
 御殿場からの帰りに、また立ち寄ったらお訊ねしてみたいと思います。



アジサイ



カネやモノでなく、未来の大人たちに豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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薄あじさい / 山あじさい / 冷蔵庫

2017/06/25 Sun

    薄あじさい泣き顔はもう晴れたかな

        (うすあじさい なきがおはもうはれたかな)


    山あじさい三片なりけり白き花

        (やまあじさいみひらなりけり しろきはな)


    冷蔵庫作り置きして帰る妻 /むく

        (れいぞうこ つくりおきしてかえるつま)


 自炊も庵の楽しみなのですが。(ボソッ)

 1句は旧詠。

 御殿場での所用も一応片付いたので、今日は横須賀へ。
 体調もイマイチなので、吟行会は今日も休むことにします。
 横須賀も東京も3ヵ月連続欠席…スミマセン。

 溜まった写真の中からアジサイを。
 咲き終わらないうちに。































アジサイ



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梅雨晴(つゆばれ) / 四十雀(しじゅうから)

2017/06/23 Fri

    梅雨晴や梢にふわり幼鳥

        (つゆばれや こずえにふわりおさなどり)


    四十雀若ふかふかの胸白し

        (しじゅうからわか ふくかふかのむねしろし)


    四十雀えながに紛ひさうな若 /むく

        (しじゅうからわか えながにまがいそうなわか)





シジュウカラ(幼鳥) (東山:静岡県御殿場市)


 二日降り続いた雨が止んで、朝雲が晴れるにつれて富士の嶺もくっきり。
 夏風邪も収まってきた様子。



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夏パジャマ

2017/06/22 Thu

    瓢箪柄だつたよ青い夏パジャマ /むく

        (ひょうたんがらだったよ あおいなつぱじゃま)


 なんとなく和柄がいいと、めずらしく作務衣まで買った先日。






アジサイ (東山湖:静岡県御殿場市)



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秀句鑑賞-夏の季語: 蝸牛(かたつむり)

2017/06/21 Wed

June 21 2017

甲斐遊糸

    老いてゆく驚きの日々かたつむり
 
 紫式部も光源氏をして「さかさまに行かぬ年月よ、老いはえ逃れられぬわざなり」(源氏物語:若菜下)と嘆かしめているように、私たちは老いも死も避けられないものだと知って生きている。しかし、現実に老いを実感した時の落胆がそんな知識によって克服できるものではないことは、芭蕉に「この秋は何で年寄る雲に鳥」の句がある通りである。掲句にはその芭蕉の句を本歌取りした感が漂う。「何で年寄る」を一歩踏み込んで「おどろきの日々」と詠んだ作者の素直な感性は質が高い。老化にも段階があるが、作者は初めて老いを自覚しておどろいているのではなく、老化が進んだことにおどろいて(みせて)いるのだろう。かたつむりという自嘲的な比喩は、裏返せば、作者にはまだまだ心に余裕があり強い自負があることを語っている。老いを自らも受け容れ他者にも語ってゆく心の過程はデリケートなものだ。(渡邊むく)

 【甲斐遊糸(かい・ゆうし):昭和15年(1940年)、東京生まれ。大野林火に師事。「湧」主宰。富士宮市在住。『紅葉晴』(角川書店)】



ガクアジサイ



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夕涼み / 夏衣(なつごろも) / 十薬(じゅうやく)

2017/06/20 Tue

    湯上りの一杯控へ夕涼み

        (ゆあがりのいっぱいひかえ ゆうすずみ)


    小肥りに似合ふと云はる夏衣

        (こぶとりににあうといわる なつごろも)


    不養生十薬むかしから嫌ひ

        (ふようじょう じゅうやくすきむかしからきらい


    十薬や素直に医師に従ふ日 /むく

        (じゅうやくや すなおにいしにしたがうひ)



シモツケの花 (東山:静岡県御殿場市)



ドクダミの花 (東山:静岡県御殿場市)


 十薬の句を詠んだのは初めてです。
 うっかり踏んづけたりした時などの、あの匂いがともかく嫌いなので。

 好きなヤマボウシの花を…。



ヤマボウシの花 (東山:静岡県御殿場市)



ヤマボウシの花 (東山:静岡県御殿場市)


 記事の更新を1週間近くさぼってしまいました。
 昨日の午後、ガンコちゃんに送り届けてもらってまた御殿場へ。
 ガンコちゃんは一晩だけ泊まって、今日の昼前に横須賀へ戻りました。
 今週は所用もあるので週末まで御殿場に滞在する予定。

 

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睡蓮(すいれん) / 亜麻鷺(あまさぎ) / 菖蒲園(しょうぶえん) / 花菖蒲

2017/06/14 Wed

    睡蓮や池畔に鷺の佇つ朝

        (すいれんや ちはんにさぎのたつあした)


    亜麻鷺の睡蓮の葉に立ちにけり

        (あまさぎの すいれんのはにたちにけり)


    亜麻鷺の睡蓮の葉に佇ちきれず

        (あまさぎの すいれんのはにたちにきれず)


    亜麻鷺の親指姫にちよと大き

        (あまさぎの おやゆびひめにちよとおおき)


    菖蒲園見ごろに鷺の近づけず

        (しょうぶえんみごろに さぎのちかづけず)


    菖蒲園賑はひて椋鳥降りられず

        (しょうぶえんにぎわいて むくおりられず)


    紅色を襷の添えて花菖蒲 /むく

        (べにいろをたすきのそえて はなしょうぶ)







アマサギ (横須賀しょうぶ園界隈:神奈川県横須賀市)


 6月12日(月)。
 花菖蒲を観に、義母とガンコちゃんと、
横須賀しょうぶ園へ。
 大理石のような飴色(亜麻色)を刷いた夏羽のアマサギ(亜麻鷺)。
 日本でも九州以南でないと冬は見られないそうなので、たいていの地方では夏の渡り鳥になります。

 樹上に避難していた「むく」は私ではありません…念のため。
 私は亜麻色の髪の青い目の人などと歓談♪

 最後の句は旧詠。













花菖蒲 (横須賀しょうぶ園:神奈川県横須賀市)


 平日でしたが、観光バスで来る人もいるほど賑わっていました。
 朝早めに行ったので辛うじて駐車できました。

* * リンク * *

 リンクに「
鳥撮り放浪記」(totoroさん)を追加させていただきました。
 よろしくお願いします。



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慈悲心鳥(じひしんちょう) / 親燕(おやつばめ) / 燕の子

2017/06/12 Mon

    慈悲心鳥やをら三人行者めく

        (じひしんちょう やおらさんにんぎょうじゃめく)


    慈悲心鳥我ら不戦の時代の子

        (じひしんちょう われらふせんのじだいのこ)


    茶畑の空をひねもす親燕

        (ちゃばたけのそらをひねもす おやつばめ)


    燕の子尻突き出して糞落とす /むく

        (つばめのこ しりつきだしてふんおとす)



マタタビの葉 (富士山麓:静岡県富士宮市)


 梅雨曇りで展望は期待できなくても、行けば何かには出会える。
 標高が御殿場の町より千メートル高くなった寒さも味わえる。
 鳴く鳥の種類だって変わる。

 慈悲心鳥(じひしんちょう)はジュウイチ(十一)のこと。
 鳴き声が「ジヒシン」とか「ジュウイチ」と聞こえるから付けられた名だとか。
 


ツバメ (東山:静岡県御殿場市)


 巣立ちまであと1週間ぐらいかな。
 その瞬間を見届けられたらいいなぁ。



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梅雨晴(つゆばれ) / 春蝉(はるぜみ) / 梅雨晴間(つゆはれま)

2017/06/11 Sun

    梅雨晴や美酒をリュックに友来る

        (つゆばれや びしゅをりゅっくにともきたる)


 追記: 元の句「梅雨見舞美酒をリュックに友来る」を推敲。(2017.6.12)


    春蝉の鳴く木立過ぎまた閑か

        (はるぜみのなくこだちすぎ またしずか)


 追記: 元の句「春蝉鳴く木立を過ぎてまた閑か」を推敲。(2017.6.15)


    梅雨晴間吊橋のまだ滑りさう /むく

        (つゆはれま つりばしのまだすべりそう)



D52形蒸気機関車 (JR御殿場駅富士山口:静岡県御殿場市)


 6月9日(金)~10日(土)

 御殿場の寓居を10年来の友人で写真のお好きなОさんが訪ねてきてくださいました。
 極上の美酒はあの「獺祭」の高級大吟醸酒。
 プーチン大統領になった気持♪

 週間天気予報に従って2日ほど日にちをずらしたのは正解で、2日間とも雨に降られることはなく。
 9日は富士山が顔を出してくれませんでしたが、10日はすっきりと晴れてくれました。
 写真クラブで腕を磨いていらっしゃるOさんは、さすがにカメラの構え方からして堂に入っています。

 Оさん自身が会いたい人であり私にも紹介したいという、ある写真家をお訪ねしました。
 御殿場駅乙女口に写真事務所(ピカソ堂)&喫茶店CURRY AND COFFEE "LOVE IS ART"を開いておられる写真家池谷俊一さんです。
 運良く池谷さんご自身が店におられ、来意を告げると旧知に接するかのように熱くいろいろなお話ををしてくださいました。

 無数の写真機材などとともに店内に置かれていた「
黄金色の月が沈もうとしている紫の富士山の写真」には、言葉を失うほど感動しました。
 新しいご縁がまた一つ。

* * * * *

 1週間ほど展示していた絵を搬出しなければならないガンコちゃんと横須賀に。
 「ずっと帰ってこないと、ご近所から、まるで私がダンナに逃げられたみたいに思われるでしょ」だとか。

 数日したらまた御殿場に逃げ…いや、戻ろうと思っています。



 梅雨雲 (水ヶ塚公園:静岡県裾野市)



 梅雨晴れ (乙女森林公園:静岡県御殿場市)



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山躑躅(やまつつじ) / 梅雨入り(ついり)

2017/06/08 Thu

    下校の子山つつじ摘み蜜を吸ひ

        (げこうのこ やまつつじつみみつをすい)


    梅雨入富士きびたきの声なほ澄めり /むく

        (ついりふじ きびたきのこえなおすめり)


* * 自註 * *

 1句は懐旧。
 うす甘いツツジの蜜を吸ったことがある人は少なくないようですね。

 2句は今日を。
 そろそろガンコちゃんが着く頃か。





シブカワツツジ (東山界隈:静岡県御殿場市)


* * 写真 * *

 珍しいシブカワツツジ(渋川躑躅:静岡県)。
 別名をジングウツツジ(神宮躑躅:三重県)。
 静岡県の天然記念物に指定されています。
 ミツバツツジの仲間(変種?)のようです。
 花も葉も大きなツツジの王様…女王様?
 写真は御殿場のあるお宅の庭先で撮らせていただいたもの。
 花を撮るのに600mm望遠レンズは要りませんが、首から下げて歩いているといかにもらしく見えるのか、快く写真を撮らせていただけることが多いです♪

* * 桑の実 * *

 ある方から、ヤマグワ(山桑)の写真にこんなコメントをいただきました。

 >桑の実はとても懐かしいです。
 >子供の頃よく食べました。
 >くちびるも歯も紫に染まって、笑うととっても怖かったです。
 >ヤマグワより少し大きいと思いますが濃くなると食べごろです。
 >赤いのはまだ酸っぱい~。
 >今度濃い紫色のを食べてみてください。
 >美味しいでーす♪

 子供の頃を過ごした苫家の周りにも桑畑があったので、私も食べたことがあります。
 たしかにまだ赤い実はガリガリして酸っぱかったです。
 黒ずんだ紫色に熟した実はプヨプヨに柔らかくてホントに甘かった。
 桑の実のことを「くわご」と呼んでいました。
 幸田露伴(こうだろはん)の娘で随筆家だった幸田文(こうだあや)さんに「桑の実」というエッセイがあります。
 口の中が紫色に染まるので、摘んで食べたことがバレてしまった話だったと思います。
 私が小学校高学年の頃、国語の教科書に教材として載っていました。
 わが身のこととして、とても親しみを覚えたエッセイでした。
 コメントありがとうございました。

* * リンク * *

 リンクに
アアト日曜画家(ひかりこころさん)を追加させていただきました。
 よろしくお願いします。

 

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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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