灯籠や今も引揚桟橋と むく

田鳧(たげり)

2016/12/31 Sat

    回り道田鳧の来るといふ里へ

         (まわりみち たげりのくるというさとへ)


    すこやかな土を選みて田鳧来る /むく

         (すこやかなつちをえらみて たげりくる)


 12月28日(つづき)。

 丹沢の山塊に向かって平塚の街中を通り抜けると、道はやがて一面に苅田が展ける一帯に。
 タゲリは見つかるだろうか。
 簡単ではないだろうな。
 どこを探せばいいのだろう…。



 丹沢山塊 (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 タゲリの観察は今がハイシーズン。
 カメラの三脚を立て、ビノキュラーを構えて立っている人が、きっとどこかにいる筈。
 まず、そういう人を見つけよう…と、道々ガンコちゃんと話し合って来たのですが…。
 あっ、いました。
 コンビニ裏のフェンスに凭れて、一人!

 車から降りて行ってみると、残念。
 その人はもう立ち去ったあと。
 探鳥の人ではなかったのかもしれません。

 四方に広がる田園のどこにも、バーダーらしい人影はなし。
 さて、困った。

 ガソリンスタンドで若いサービスマンに訊ねてみました。
 「あの辺によく三脚を立てたカメラマンが大勢立ってますよ」と教えてくれた場所は、さっきガンコちゃんが「タゲリかもしれない」と飛んでいる鳥を指さした方角。
 さっそく行ってみることに。



 タゲリ (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 手庇をかざして眺め回していると…いました!
 休耕地らしい田の中に。
 3羽ほどのタゲリが、舞い上がったり舞い降りたり。



 タゲリ (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 意外と簡単に見つかってしまった「冬の貴婦人」。
 こんなに簡単に見つかっていいんだろうか…という違和感を振り切りながら、シャッターを押し続けます。



 タゲリ (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 写真はどれも同じ個体で、「貴婦人」とは言いましたが、図鑑取り出して比べてみると、胸前のエプロンの様子からはどうやら雄のようです。


 タゲリ (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 観察すれば限りがありませんが、小1時間撮って引き揚げることに。
 あまりにも簡単過ぎた気がするタゲリとの出遭い。
 何かプロセスを欠いている…と、自分自身への不満が募ります。



 タゲリ (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 どうしてタゲリはあの場所を選んで飛来するんだろう?
 有機物が多い土だからには違いないだろうが…。
 自分なりの仮説を立ててはガンコちゃんに語りながら、御殿場へ。



 富士山 (2016.12.28 神奈川県平塚市)


 記事の更新はこれが年内最後です。
 みなさま、どうぞ佳いお年を。



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年用意(としようい)

2016/12/29 Thu

    年用意その前にちょと富士を見に /むく

         (としようい そのまえにちょとふじをみに)


 12月28日。

 年内の仕事がやっと片付いた昨日27日。
 久々に現役に完全復帰したような忙しい師走でした。

 年用意はまだ何もしていませんが、じたばたするようなことでもなし。
 どのみち、男の私がすることは大事な〆張鶴(酒)を買うことと仕方なしの大掃除ぐらい。
 まずは一息入れたい…と、ガンコちゃんを誘惑して御殿場へ。



 富士山 (2016.12.28 江の島: 神奈川県藤沢市)


 横須賀から高速道を乗り継いで御殿場へ…などというもったいないことはせず。
 不経済という点からも、道中の楽しみがないという点からも。

 横須賀から御殿場までは、渋滞することの多い鎌倉、江の島を通って行っても、ドア・ツー・ドアでだいたい2時間半。
 普段は大磯辺りのコンビニで途中休憩するのですが、今日は天気も良いので、江の島でと。

 が、これはミスチョイスだったようです。
 来る途中、国道134号線の逗子と鎌倉の間で、岩の上から海中の魚を覗いているミサゴ(鶚)の姿が見えました。
 車を走らせながらのこととて撮り損ねたのですが、江の島に立ち寄ったことをミスチョイスだと悔やんだ理由はそればかりではありません。
 江の島は富士山を撮る場所ではない、と思ったからです。

 富士山は「江の島から」ではなく「江の島を入れて」撮らないと、ご覧のように間の抜けた写真になってしまいます。
 カモメを一羽真正面に配して富士山を撮っても、何の自慢にもなりません。
 あぁ…、あのミサゴと江の島と富士山の入った写真が撮れていたら…。

 実は、江の島に立ち寄った理由はもう一つ。
 真っ直ぐ休憩地点の大磯には向かわず、途中で丹沢方面へ右折して、平塚の田んぼで野鳥を観てから行こうと思ったのでです。
 お目当ては「冬の貴婦人」とも呼ばれるタゲリ(田鳧)。

 恐らくは空振りに終わるだろう…と思う一方、運が良ければ…と淡い期待を抱いて、輝く湘南の海に別れを告げて冬枯れの田んぼへと向かいます。



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手袋

2016/12/25 Sun

    朝日のア手袋のテと読んだ頃 /むく

         (あさひのあ てぶくろのてとよんだころ)


 旧詠。
 電報用語です。
 私が社会に出た頃は、電報がまだビジネスの大事な通信手段として活躍していていました。
 もっとも、私が打っていたのはもっぱら国際電報でしたが。
 その電報はじきにテレックスに取って変わられました。
 そのテレックスがパンチテープ方式からデジタル画面方式に進化した時は画期的だと思ったものです。
 今やそれも昔。
 電子メール、携帯電話にテレビ会議の時代に。
 先日御殿場の寓居に招いたインドのB君、G君も、初めて会ったのはビデオコンファレンスでした。

 手袋が見つからないでいたら、ガンコちゃんが気を利かせて買ってきてくれました。
 (お恥ずかしい。)



 ジョウビタキ (2016.12.23 神奈川県横須賀市)


 ベランダで一服しながらの写真、今日はジョウビタキ(尉鶲)。
 御殿場ではなく横須賀の寓居です。
 春にはウグイス、初夏にはシジュウカラ、ホトトギス、秋にはモズと、家の中からも鳴き声が聞こえ、ベランダに出れば姿も見られます。
 メジロは一年中見られますが、今の時期はベランダに出ないと鳴き声が聞こえません。
 冬は窓を閉めているからと、地鳴きになるから。



 ジョウビタキ (2016.12.23 神奈川県横須賀市)


 このジョウビタキは雌。
 どれも同じ個体(だと思う)で、日に何回か巡回に来ます。
 何度も見ているうちに、自然に鳴き声を覚えました。
 鳴き声を覚えたら見つけ易くなったように思います。
 遠くまでくっきり見える目ではないので、鳴き声が頼りということもありますが。



 ジョウビタキ (2016.12.24 神奈川県横須賀市)



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冬田道(ふゆたみち)

2016/12/25 Sun

    冬田道鳧を見つけてはしやぐ妻 /むく

         (ふゆたみち けりをみつけてはしゃぐつま)


 ケリ (2016.12.17 静岡県御殿場市)


 富士山に向ってなだらかな上り勾配に棚田が広がり始める辺りで。
 本当に見たかったのはタゲリ(田鳧)だったのだろう…と思います。
 が、普通のケリも、田んぼそのものが珍しい三浦半島では見たことがありません。
 ガンコちゃんは初めて、私は子供の時以来。

 「冬の貴婦人」とも呼ばれるタゲリは私も見たことがありません。
 都市の近郊に始まって、減ってゆく一方田んぼ。
 今では稀少になってしまった
飛来地に行かないと、なかなか見られないようです。

 普通のケリも、見ているとそれなりに味があります。



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けらつつき(啄木鳥)

2016/12/24 Sat

    師の昼はおむすび一個けらつつき /むく

         (しのひるはおむすびいっこ けらつつき)


 鎌倉に近い横浜の自然郷での吟行会に先生のお供をした日。
 途中、乗換駅の先生お奨めのデパ地下の食品売り場で弁当を買ってゆくことに。
 さすが、お奨めだけのことはあって、広い店内に信じられないほどの種類の弁当が並んでいました。
 こんなにたくさんの弁当、しかもデパ地下で、いったいどういう人が買うんだろう…などと思ったものです。

 その数ある弁当の中から、先生がお買いになったのはおむすび一個。
 華やかに並ぶ売場の隅にある小さなおむすび屋。
 先生はいつも、そこでおむすびをお買いになるらしい。
 デパ地下まで行っておむすびを、しかも一個だけお買いになる先生の姿が、とても尊く感じられました。

 そのお姿を後ろから眺めながら、ふと有名なイギリスの詩人ワーズワース(William Wordsworth)の、"Plain living and high thinking"という言葉(詩の題名)を思い出しました。
 これは、三十代後半から私が座右の銘にしてきた言葉で、日本語訳はいろいろあるようですが、その意味するところを、私は「簡素な生活と高邁な思索」だと思っています。
 「質素」ではなく「簡素」、「高遠」ではなく「高邁」と。

 ややもすると奇をてらったり頽廃的であることがもてはやされる風潮もある文芸の世界の中で、先生は天性の健全な精神の持主。
 今では古典的とも言える譬えで解りにくいかもしれませんが、いわば、ランボーやボードレールではなく、こよなく自然を愛したワーズワースのような。
 
 せっかくの高邁な座右の銘にもかかわらず、不肖の私が買ったのはちょっと贅沢目の「ちらし寿司弁当」でした。
 お恥ずかしい限りです。

 ベランダで一服しながら撮った写真シリーズ、今日はまずコゲラ(小啄木鳥)から。



 コゲラ (2016.12.16 静岡県御殿場市)


 コゲラは一番小さな啄木鳥(きつつき)ですが、嘴で木を突いて、中から餌となる虫を追い出したり巣穴を彫ったりする「ドラミング」のテンポは、体の大きなアオゲラ(靑啄木鳥)やアカゲラ(赤啄木鳥)より遥かに速い。
 啄木鳥の中では一番速いのでは、と思います。



 コゲラ (2016.2.5 神奈川県横須賀市)


 これは今年2月に横須賀で撮ったコゲラ。
 頭に赤い毛が見えるのは雄の印。
 でも、この赤い印はたまにしか見えません。
 普段は頭の毛の中に隠れているようです。
 見えるのは姿勢がちょうど条件に嵌った時。
 風が吹いたとか何かに興奮したとかといった時でしょうか。



 アトリ (2016.12.16 静岡県御殿場市)


 アトリ(花鶏)が寓居の庭にも降り立つとは思いませんでした。
 御殿場の寓居を他人には「鳥見小屋です」と言ってきましたが、居ながらにして本当にこんなにいろいろな野鳥を見られるとは。

 キジ、アオゲラ、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、エナガ、ホオジロ、クロツグミ、ジョウビタキ、コゲラ、アトリ、カワラヒワ、モズ、カワセミ…この半年余りに家の中から見えた野鳥、庭に出て観た野鳥は、確認できただけでもこんなにたくさん。
 想像もしませんでした。
 でも歩かないと運動にならないので、わざわざ遠くまで歩いて野鳥を探しに出かけます。

 庭に餌台を置きたいところですが、居たり居なかったりではかえって野鳥が可愛そうなので置かないことに。
 古くなったりして傷んだ餌をそのまま交換しないでおくのは絶対に止めましょう。
 鳥の病気予防のために。



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頭高(かしらだか)

2016/12/23 Fri

    頭高老いても子らに従はず /むく

         (かしらだか おいてもこらにしたがわず)


 旧詠。
 強がりです。
 そういう人が増えているような、また、三世代同居が理想のような。

 ベランダで一服しながら撮った写真シリーズ、今日はカシラダカ(頭高)です。



 カシラダカは晩秋から初冬の頃に北の国からやってきます。
 分類はスズメ目ホオジロ科。
 胸元の模様から見て雄ですが、感じがホオジロの雌に似ていますね。



 目が可愛いです。


 カシラダカ (2016.12.16 静岡県御殿場市)


 もう少し近くで撮りたいものですが、仕事しながらでは致し方なし。


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2016/12/22 Thu

    冬インドへ帰国子重き旅鞄 /むく

         (ふゆいんどへきこくし おもきたびかばん)



 クリスマスセール (2016.12.8 神奈川県横浜市)


 仕事先の一つであるA社に勤めるB君は若いインド人エンジニア。
 IT技術をいかんなく駆使しての仕事ぶりはなかなか見事です。

 そのB君は、クリスマスが目前の今日、待ちに待った休暇帰国。
 帰国は年に3回で、春に入社して以来、今度が2回目。
 期間はそれぞれ2週間ちょっと。
 時期はそれぞれ、年末年始、ゴールデンウィーク、そして盆休みの頃。
 いずれも連休、土日を利用し、それに幾日かの有休もしくは休暇をプラス。
 B君自身が立てた計画です。

 休暇帰国の回数だけ見ると、日本人の海外赴任者より多いように思われるかもしれません。
 ただ、多くの日本企業が採用している休暇帰国(ホームリーブ)制度と違って、旅費の負担は自前です。
 「出張」を兼ねての帰国もありません。
 昨今は格安航空券が多いので、年に3回「も」帰国出来るのはそれが大きな助けになっています。

 国際化の一途を辿る労働市場。
 水は高きより低きに流れるの原理で、この潮流は今後も変わらないでしょう。
 労働力不足とも言われる日本の事情はさておき、私たちは今やそういうsmall worldに暮らしていることを認めなければならないと思います。

 求めて海外へ飛び出す日本の若者が、もっともっと増えて欲しいと思います。
 それが明日の日本の力の源になると信じています。
 また、そうした生き方を選択した自分をあとから振り返って、納得することはあっても後悔することはない筈だと思います。

 正確な最近の統計は分かりませんが、インドの平均賃金は日本の約10分の1です。
 つまり、B君のようなインドの人たちは、端的に言えば高い賃金を求めて日本に働きに来るのです。
 単身赴任者の場合、彼らの多くは同じように日本で働いているインドの仲間と一緒にアパートを借りて、共同で生活します。
 インドの人たちは感心するほど助け合いの精神が豊かです。
 みんなよく働き、質素に暮し、貯蓄に励んでいます。

 B君は結婚してまだ3年。
 インドには愛する奥さんと男の子が一人。
 かつて、私がよく海外に単身赴任していた時代と違い、昨今は安価なインターネット電話なども普及して、家族とも頻繁にコミュニケーションが取れるようになりました。
 とは言え、離れて暮らす淋しさには昔も今も変りがありません。

 今朝、自宅で仕事をしているとA社の社長のYさんから電話。
 「B君にオモチャをお土産に持たせたいんだけど…」との相談。
 クリスマス帰国のB君への心遣い。 
 いかにも人情家のYさんらしい…。
 ごましお髭のYさん、サンタクロースに見えてきましたよ。

 

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庵の冬(いおのふゆ)

2016/12/21 Wed

    手にカメラ鳥を窺ふ庵の冬 /むく

         (てにかめら とりをうかがういおのふゆ)



 エナガ (2016.12.16 静岡県御殿場市)


 これもベランダで一服しながら撮った写真です。

 エナガ(柄長)は雀よりも小さな鳥。
 小さいことでは、日本にいる野鳥の中ではキクイタダキについで2番目だそうです。
 体は小さいのにとても長い尾が目を惹きます。
 尾が
柄長杓子(えながびゃくし)の柄のように長いというので柄長の名が付いたのだとか。
 お腹や背中のふさふさした白い毛に、うっすらとピンク色が注しているのも愛くるしく。
 首が短いのでとても丸っこく見える、とにかく可愛い鳥です。
 エナガは樹上でもまずじっとしていない鳥で、ポーズをとってくれません。

 シジュウカラ(四十雀)などと一緒に、桜などの落葉樹にやってくることが多いようです。
 好物はアブラムシとか。
 毎日のように、いや、一日のうちにも何度か、同じコースを巡回しているような気がします。

 シジュウカラがやって来ると、「エナガも来るかな」と期待してしまいます。
 やって来たのがヤマガラ(山雀)だと、「なんだ、ヤマガラか」とガッカリしたり。
 (ヤマガラくん、ごめん。)

 エナガも留鳥ですが、歳時記では夏の季語になっています。
 繁殖期を中心にしてそう分類されたのでしょうか。
 私がこれまで見かけた(浅い経験ですが)のは秋と冬で、秋になってエナガを見ると、「あぁ、秋だなぁ」と思ったことも。
 夏は葉が繫っていて見えにくいせいかな…。



 エナガ (2016.12.17 静岡県御殿場市)


 一番上の写真を撮った翌日は御殿場から横須賀に戻ることに。
 東名高速道に乗る前に富士山を撮って行こうと、少し寄り道をして眺望の良いところに駐車。
 富士山を撮っていると、近くの木の梢にまたエナガの影が。
 逆光で、シルエットだけ。



 師走富士 (2016.12.17 東山:静岡県御殿場市)



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千鳥(ちどり)

2016/12/20 Tue

    砂ぬくし千鳥の群れてうたた寝る /むく

         (すなぬくし ちどりのむれてうたたねる)



 シロチドリ (2015.12.20 神奈川県三浦市)


 ちょうど一年前の写真。
 シロチドリ(白千鳥)、撮ったのも遇ったのも初めてでした。



 シロチドリ (2015.12.20 神奈川県三浦市)


 この時は、砂続きの隣の浜でミユビシギ(三趾鷸)も見られたのですが…。
 先日また期待して行ったのですが、その日はあいにくと。



 ミユビシギ (2015.12.20 神奈川県横須賀市)


 こんな野鳥に出会えると胸キュンです。
 また遇いたいなぁ…。
 遇えた時は徹底して撮らないとダメですね。

 今週いっぱいは仕事に忙殺されそうです。
 ご訪問下さったみなさんのブログを拝見するのもままなりませんが、もうしばらくご容赦のほど。



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霜夜(しもよ) / 野兎(のうさぎ)

2016/12/19 Mon

    山の湯に獣の出づる霜夜かな

         (やまのゆにけもののいずる しもよかな)


    薔薇色に明けゆく富士を野兎と

         (ばらいろにあけゆくふじを のうさぎと)


    野兎も見送る富士に沈む月 /むく

         (のうさぎもみおくる ふじにしずむつき)


 強霜(こわじも)の朝。
 日が射し初める富士山を撮ろうと登って行った道。
 まさかそんなところに野兎がいるとは思わなかったので、びっくり。
 が、野兎はもっと驚いたに違いありません。
 私同様にまだ寝ぼけていたのか、逃げる方向を決めるのにちょっと躊躇してから、枯れた茂みの中にすっ飛んで行きました。
 残念ながら撮影は間に合わず。



 夜明け (2016.12.16 東山:静岡県御殿場市)


 脅かしてしまったことを野兎に詫びながら、ふと昔のことを…。

 子供の頃は、冬になると野兎を捕まえて食べていました。
 冬になると、野兎は雪の上に足跡や糞を残していくので、通り道が分かるのです。
 そこに針金を輪にして作った罠を仕掛けました。
 小学校も高学年ぐらいになると、近所の大抵の男の子たちは、冬になるとそうやって兎を捕まえていました。
 子供でも、兎ぐらい捕まえられないと男として恥ずかしいような気持が、私にもあったように思います。

 捕まえた兎は大人に捌いてもらって、カレーなどの肉にしたような気がします。
 牛肉など滅多に口に入らない時代で、鯨カレーもご馳走の時代でしたから、兎カレーは最高に美味かったのだと思います。
 動物愛護が重視されるようになった今では考えられないことですが、私が子供の頃はそんなこともむしろ当たり前だったのです。
 隔世の感。
 兎に懺悔…。
 
 仕事の手を休めて、一服しながらベランダから撮った野鳥の写真を。



 シジュウカラ (2016.12.16 東山:静岡県御殿場市)


 庭の杉の木の樹皮の中から虫を見つけて獲ったようです。
 食べ物の少ない冬は、シジュウカラ(四十雀)も地面に下りて餌を探す姿を見かけることが多くなります。
 餌にありつけて良かったね。



 カワラヒワ (2016.12.16 東山:静岡県御殿場市)


 カワラヒワ(河原鶸)もよく見かける野鳥。
 杉の木の天辺近くにいることが多いと思ったら、やっぱり杉の実も食べるようです。
 美味いのかどうか…。



 カワラヒワ (2016.12.16 東山:静岡県御殿場市)


 冬は鳥たちも耐える季節なんでしょうね。


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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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