旅は秋パンとチーズと地のワイン

2016/11/30 Wed

    家に居るときもスカーフ妻の冬 /むく

         (いえにいるときもすかーふ つまのふゆ)



 東山旧岸邸(居間) (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市)


 あったかいんだそうです。
 「去年までは、家の中ではあまり巻いていなかったんじゃない?」
 「齢をとると首が寒くなるのよ。」
 そういうものですか。



 東山旧岸邸(食堂) (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市)


 えっ、私がプレゼントしたんですか。
 ずいぶん前のことだなぁ…。



 とらや工房の庭 (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市)


 カメラのバッテリー切れで、どれもスマホで撮った写真です。


カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。
スポンサーサイト

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

日向ぼこ

2016/11/29 Tue

    野ねずみも顔を出だしぬ日向ぼこ /むく

         (のねずみもかおをいだしぬ ひなたぼこ)



 野ねずみ (2016.11.20 静岡県裾野市)


 ネズミの種類は詳しくありませんが、ヒメネズミでしょうか?
 弁当を広げた場所にジッとしていました。
 しゃがみ込んで写真を撮りながら観察していると、通りかかった人が1人、また1人と。
 「可愛い!」と口々に。

 落葉の中に木の実が落ちていたので、それを食べに来たのかもしれませんね。
 冬眠前なのかな?
 見上げた空に鷹などの寒禽(かんきん)の影は見えませんでしたが、でも、こんなところでうろうろしていると危ないよ。



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

冬麗(ふゆうらら)

2016/11/28 Mon

    付き合つてあげると言ふ子冬うらら /むく

         (つきあってあげるというこ ふゆうらら)



 父と娘の語らい (2016.11.20 富士山遊歩道:静岡県裾野市)


 落葉もいろいろ。
 何度かご一緒したことのある、ある探鳥家のブログに、「今日は久しぶりに付き合ってくれた娘とのフィールドでした」と。
 探鳥ではありませんでしたが、そんな時の嬉しさは私にも覚えが。
 写真はその方ではありませんが、このお父さんも、きっと似たような思いで歩かれたことでしょう。
 娘さんがそう言ったかどうかは別にしても。



 冬木 (2016.11.20 富士山遊歩道:静岡県裾野市)



 ボタンヅル (2016.11.20 富士山遊歩道:静岡県裾野市)



 朴落葉 (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市)


 御殿場の寓居に来るようになったのは、この朴の木が花咲いていた頃。
 はや落葉に。



 落葉 (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市 by ガンコちゃん)


 おまけの1枚。


カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

冬ざれ

2016/11/26 Sat

    原発禍人無き故園冬ざるる /むく

         (げんぱつか ひとなきこえんふゆざるる )


 私の故郷は岩手県釜石市。
 祖父母は相馬と浪江、共に福島の出身。
 津波は天災、原発事故は人災。
 54年ぶりという11月の首都圏の雪の日の思いを。



 晴れ間 (2016.11.20 水ヶ塚公園:静岡県裾野市)


 十一月の平日、東京の句会に行ったときの出来事である。
 会場の会館の一室に入ると、私よりも早く着いたTさんの姿があった。
 二人で折畳みテーブルと椅子を並べ始める。

 おおよそテーブルと椅子を並べ終わったところで、私の携帯電話が鳴った。
 電話は、私の仕事先の一つである小さなエンジニアリング会社の社長Yさんからだった。
 昼休みに自転車で外に出たインド人技術者のB君が警察に捕まったのだと言う。
 「まだ交番にいるか、会社に戻る途中か分からないけど…とにかく、びっくりしたと思うんで、渡邊さんから電話して安心させてやって欲しいと思って。」

 自転車は従業員の一人であるKさんの個人名義で登録されているので、最初、警察はその登録名義者であるKさんに電話をしたそうだ。
 が、本人はだいぶ以前から他の事業所に出向して仕事をしていて、警察から電話をもらうまで、自転車の登録名義者であることも忘れていたらしい。
 その自転車を、今は通勤用として会社がB君に貸与しているのだが、B君は外国人不審者による自転車泥棒の疑いをかけられたのかも知れない。

 句会場の部屋を出て、会館のホールでB君に電話をかけた。
 電話をかけながら、B君が自転車を使うようになった当初に、「警察に尋問を受けるようなことがあるかも知れないよ」と言っておいたことを思い出した。
 B君もそれを覚えていたようで、それほど動揺している様子は窺えなかったので安心した。
 あとは、明日会社に行ったらフォローしておこう…。

 ホールで電話をしている時に句会場の隣の部屋のドアが開いて、中から一人の外国人が出て来た。
 隣は英会話教室の会場に使用されている部屋なので、おそらくそのインストラクターだろう。
 ちょうど、英語で警察がどうのこうのという話をしていたところだったので、ちょっと驚かせたかもしれない。

 電話をし終えて喫煙所に一服しに行くと、そのインストラクターとまた会った。
 三十代前後の青年で、イギリス人だと言う。
 イギリス人にしては少し小柄な彼の名前はジャック(仮名)。
 青ひげの生えた頬の感じなどからは、なんとなくインド・アジア系の血が混じっているのかもしれないという印象を受けた。

 一服しながらジャックに電話の経緯を話した。
 「…まあ、日本人が外国に行けば目立つように、日本にいる外国人は目立つからね。」
 私がそう語ると、ジャックが言った。
 「実は先週、自分も警察の尋問に遇った。」

 なんでも、真夜中過ぎにアパートの外で煙草を吸っていたらパトロール中の警官に尋問を受けて、ポケットの中まで調べられたのだそうだ。
 うーん、無精ひげとあまり変わらないようなこの頬の青ひげは、中東あたりのテロリストに見えなくもないなぁ…とも思ったが、それは言わなかった。

 当節、世の中は物騒なことが多い。
 警官も、決して悪気があって尋問をするわけではない。
 しかし、何も不審な行動はしていないのに運悪く尋問を受けたりする外国人も気の毒である。

 B君が自転車で通勤し始めた頃に、そんなことがあるかも知れないよと言ったのは、私なりのいろいろな経験に基づいてのことだったが、とりわけ、あるトルコ人エンジニアの話が耳に残っていたからである。
 そのトルコ人エンジニアは、技術研修のために三ヶ月ほど茨城県北部の町に滞在した。
 夜、小腹を満たすためにコンビニに菓子パンなどを買いに行くと、いつもうさん臭い目で見られている視線を感じたというのだ。
 彼もまた、中東のテロリストではないかと疑われかねない風貌をしていた。

 こうした理不尽な目に遭う外国人に同情はするが、国際化とはそういうものでもあろうと思う。
 「私はこういう者で、決して不審な外国人ではありません」という証明付きのプラカードを首からぶら下げて歩く訳にもいくまい。

 昨日は、Yさんの会社のもう一人のインド人技術者G君の歓送会があった。
 三ヶ月間の日本での研修を終了して、来週インドに帰る。
 自転車通勤のB君は酒好きだが、しおらしくジュースを飲んでいた。


 小春野 (2016.11.20 富士山遊歩道:静岡県裾野市)



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

秋愁ひ / 真夜の秋

2016/11/23 Wed

    秋愁ひ富士に煙の立ちし頃

         (あきうれい ふじにけむりのたちしころ)


 追記:原句「秋愁ひ富士に煙の立たぬ世も」を推敲。(2016.11.30)

 津波警報が出た昨日の地震には、驚きまた心配をされた方が多かったかと思います。
 地震発生後間もなく、千葉に住む妹から安否確認のショートメールが。
 テレビを点けて地震関連のニュースを見た後、私も職場をともにするインドの青年に電話をしました。



 富士晩秋 (2016.11.20 乙女第二駐車場:静岡県御殿場市)


    風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな /西行法師

 西行法師は平安時代末期から鎌倉時代にかけて(元永元年[1118年 - 文治6年[1190年])生きた人。
 その頃は富士山に煙が立っていたようです。
 山の形も今とは違っていたはずですね。



 紅葉 (2016.11.20 秩父宮記念公園:静岡県御殿場市)



    真夜の秋酔余の夢に墨衣 /むく

         (まよのあき すいよのゆめにすみごろも)


 追記:原句「夜の秋酔余の夢の墨衣」を推敲。(2016.11.30)

 見た夢の話はブログに書かないことにしています。
 性格分析の対象にされるのもイヤなので。
 今日は特別に…。

 その不思議な夢は3日前に御殿場の寓居で見たもの。
 突如、誰だか分からないお坊さんからご説法を伺っている夢。
 最後にそのお坊さんだか他のお坊さんだかの木像が現れ、驚いたところで目が覚めました。
 見たことのあるようなお顔だな…誰だろう…。

 ふと、西行さんではないか?と。



 紅葉 (2016.11.20 秩父宮記念公園:静岡県御殿場市)


 まだ未明のことでしたが床を抜け出して、残像が消えないうちにとスマートフォンを開いて調べると、やっぱり…。
 木像の西行法師とはだいぶ違うように思いましたが、肖像画の一つによく似ていました。
 いつかどこかで見た肖像画が記憶に残っていたのでしょうか。
 夢のこととて、伺ったご説法はきてれつでしたが、とても面白いものでした。
 …が、ここには書かないことにします。

 やがて起き出してきたガンコちゃんに、この話をしたところ、これがまた意外なことに。

 「むくちゃんは西行さんそっくりだもんね。」
 「えっ?」
 「おんなじ所に3年以上じっとして居られないところ。」
 「西行さんて、そうなの?」
 「何かの本に書いてあったよ。」

 うーん…。
 御殿場も一つの転居と考えると、私の引っ越しの回数はついに20回に。
 他に、若い頃からいろいろな外国で暮らした期間が延べ約10年。
 西行さんや芭蕉のように旅から旅に明け暮れてきた訳ではありませんが、ひたすら、よるべない風来坊暮しに馬齢を重ねてきたことだけは人後に落ちないかもしれません。

 3年後はどうなっているんでしょうねぇ。



 茶の花 (2016.11.20 東山:静岡県御殿場市)



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

身に入む / 庭紅葉(にわもみじ) / 時雨(しぐれ)

2016/11/21 Mon

    身に入むや運転事故は高齢者

         (みにしむや うんてんじこはこうれいしゃ)


 道々そんな話を。
 もって他山の石と。
 運転にはくれぐれも気を付けましょう。



 庭紅葉 (2016.11.19 東山:静岡県御殿場市)



    庭紅葉まづカーテンを開ける庵

         (にわもみじ まずかーてんをあけるいお)


 時雨れていましたが、それでも、心待ちにしていた紅葉は目に沁み過ぎるほど鮮やかでした。

 Wifiがつながらない?
 カメラの充電器が見つからない…等々、さんざんなこともありましたが、日曜は晴れて、楽しい週末を過ごしてきました。

 今週末は句会もあるので御殿場へは行かれず。
 次に行く頃は冬木立になっていることでしょう。



    時雨るるや立寄りの湯に人多し

         (しぐるるや たちよりのゆにひとおおし)


    時雨の湯少年肌の白かりき

         (しぐれのゆ しょうねんはだのしろかりき)


 追記:原句「時雨の湯少年立ちて肌白き 」を推敲。(2016.11.30)


    時雨の湯明日の晴を疑はず /むく

         (しぐれのゆ あしたのはれをうたがわず)



 庭紅葉 (2016.11.21 東山:静岡県御殿場市)


 隣のゴルフコースの延長のような庭?かも。
 ま、ここは私の19番ホール。

 ガンコちゃんのカメラを借りて、分別ゴミを出しに行ったついでに取った1枚です。



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

紅葉(もみじ)

2016/11/19 Sat

    紅葉して河口の親し駅へ急く /むく

         (もみじしてかこうのしたし えきへせく)



 A社へ仕事に (2016.11.17 神奈川県横浜市鶴見区)


 B社へ仕事に (2016.11.18 神奈川県横浜市鶴見区)


 今日は雨ですが、これから御殿場へ。
 ガンコちゃんのお友だちをお誘いして。



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

磯小春(いそこはる) / 磯菊(いそぎく)

2016/11/17 Thu

    磯小春鳶を見張りつ握り飯

         (いそこはる とびをみはりつにぎりめし)



 海ほたる (2016.11.13 観音崎:神奈川県横須賀市)



    釣れるたび父呼ぶ少女磯小春

         (つれるたびちちよぶしょうじょ いそこはる)





 イソギク (2016.11.13 観音崎:神奈川県横須賀市)



    磯菊へカヤック海を渡り来し /むく

         (いそぎくへ かやっくうみをわたりきし)



 カヤック (2016.11.13 観音崎:神奈川県横須賀市)



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

尉鶲(じょうびたき)

2016/11/16 Wed

    ひつひつと覚えある声尉鶲

         (ひっひっとおぼえあるこえ じょうびたき)


    今年また同じ梢に尉鶲

         (ことしまたおなじこずえに じょうびたき)



 ジョウビタキ(♂) (2016.11.12 神奈川県横須賀市)



    火焚鳥いづこで習ひ声淋し

         (ひたきどり いずこでならいこえさびし)


    おかあさんほらあの枝に尉鶲

         (おかあさんほらあのえだに じょうびたき)



 ジョウビタキ(♂) (2016.11.12 神奈川県横須賀市)



    警戒の弛まず今年尉鶲 /むく

         (けいかいのゆるまず ことしじょうびたき)


 義母をお連れした園で。
 近くにやってきたので、義母にも見せてあげることができました♪

 今日は時間に余裕がないので手抜き記事で失礼します。

 追記:俳句を4句追加。(2016.11.17)



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

柿の汁

2016/11/15 Tue

    目白目の合へばたらりと柿の汁 /むく

         (めじろめのあへば たらりとかきのしる)


 追記:原句「めじろ目の合ふたびたらり柿の汁」を推敲。(2016.11.28)


 メジロ (2016.11.07 静岡県御殿場市)


 古くは秋の季語、現在は夏の季語という目白。
 根拠はよく分かりません。
 留鳥ですから、一年じゅう見られる鳥です。
 誰人にとっても、目白が一番輝く存在になるのは春、梅や桜にやってきた時ではないか、と思います。
 ということで、目白と言うだけで夏だ秋だと論じること自体いかがなものか、と。
 たしかに俳句の季語は「約束ごと」ですが、「季語は入れました、目白。夏でも秋でも好きなように解釈してください」、と言わんばかりの句も中には見られます。



カネやモノでなく、豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ ご訪問ありがとうございました。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR