BGM: Contigo en la Distancia - Chris Botti (Trumpet)


湖を描いてゐる花合歓の下 むく

鵙(もず)

2016/10/31 Mon

    ほう鵙がねえと顔遠き日へ

         (ほうもずがねえと かんばせとおきひへ)


    大道路出来た年より鵙来ぬと /むく

         (おおどうろできたとしより もずこぬと)



 軍港横須賀 (2016.10.23 ヴェルニー公園:神奈川県横須賀市)


 今週11月4日は風人子先生の句集『四季の巡りに』の出版記念のお祝いを兼ねた句会。
 提出句は5句。
 いま、一生懸命ひねっているところです。
 昨日、今日と詠んだこの二つの句は提出しないことに。
 拙い私のブログは、当日お見えになる方々の何人かのお目も穢しているようなので、提出句は全てここに公開していない、新しく詠んだものをと思っています。
 どうも、気合を入れると詠めなくなるタイプらしいです。



カネやモノでなく、子供たちに豊かな心の大切さを伝えられる私たちに。(渡邊むく)


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鵙(もず)

2016/10/30 Sun

    椋鳥へ寄るなと鳴らす鵙の舌 /むく

         (むくどりへよるなとならす もずのした)



 秋明菊 (2016.10.16 秩父宮記念公園:静岡県御殿場市)


 椋鳥(むくどり)も、鵙(もず)同様に秋の季語ですが。
 
 モズは漢字で鵙とも百舌鳥とも書きます。
 語源には諸説あるとされていますが、こんな説をご紹介しましょう。
 まず、私が「へー、こんな字を書くのか」と、子供の頃に覚えた漢字、「百舌鳥」。
 なぜ百の舌なのか。
 これはオスのモズが鳴きまね上手で、求愛の季節になるとメスの気を引くためにいろいろな他の鳥の鳴きまねをするからだそうです。
 次に俳句を詠むようになってから知った「鵙」。
 これは、もともと「貝」偏が「犬」の字だったとか。
 モズのオスは、やはりメスの気を引くために、犬のように首を上下左右に振る習性があるからだそうです。

 ところで、3日前の10月27日、昭和天皇の末弟三笠宮崇仁親王が亡くなられましたね。
 100歳まで生きられたのは明治以降の皇族としては初めてだとか。
 昭和が、とりわけ戦前の昭和が、また一つ遠ざかってゆく出来事とも。
 悲惨な戦争を忘れてゆく風潮のあることが懸念される昨今。
 平和憲法の下に生まれ育ってきた私たちが深く思いを致さなくてはならないところ、と改めて自分に言い聞かせたい思いです。



 秩父宮殿下像 (2016.10.16 秩父宮記念公園:静岡県御殿場市)



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小鳥来る

2016/10/29 Sat

    小鳥来るまた来る紫煙くゆらす間 /むく

         (ことりくるまたくる しえんくゆらすま)


 追記:原句「小鳥来るまた来るピースくゆらす間」を推敲。(2016.10.30)


 ホオジロ (2016.10.16 静岡県御殿場市)


 最近はお行儀の良い優等生社員が増えたな…。
 高度にシステム化し続けてゆく社会について行くのに精一杯…だとしたら可哀そうだ。
 などと、いつも背筋を伸ばし真面目くさった顔をしているホオジロを見て思ったり。

    貧乏のときに爽やかピース買ふ /高田風人子

 何もなくてもあらゆるものを持っている…若さとはそういうものだと、ピースをくゆらしながら思ったり。
 「爽やか」は秋の季題。



 ホオジロ (2016.10.16 静岡県御殿場市)



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鵯(ひよどり)

2016/10/28 Fri

    都会派になりたいか鵯街路樹に /むく

         (とかいはになりたいかひよ がいろじゅに)



 ヒヨドリ (2016.10.24)


 朝、ベランダで一服する時はカメラを忘れないようにしないといけない、と思いつついつも忘れます。
 モズ、ツグミなど、時にはチョウゲンボウなどもやってきます。
 カメラを手にしていない時に限って。
 ふだんは、シャッターを押してみればスズメ、カラス、ムクドリ、ヤマバト、そしてこのいましましいヒヨドリ。
 ヒヨドリに恨みはありませんが、ディスプレーで見るまで、何だろうなぁ~♪♪と、ちょっとは期待しているので。



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風人子句鑑賞:「初句会」

2016/10/27 Thu

         寿司組やとんかつ組や初句会  /高田風人子

         (すしぐみやとんかつぐみや はつくかい)



 当たり前だが、俳人もごく普通で平凡な人々。見るからに霞を食って生きているよう俳人はまずいない。句会が終れば、緊張から解放された安堵もあって、食べたり飲んだりすることが楽しみであったりもする。ましてや年賀の句会では。掲句、「寿司の人とんかつの人」では凡。「組」と言ったことで楽しい座の雰囲気がよく伝わってくる。句集『四季の巡りに』の冒頭に置かれた句。平成十二年とある。句の中の先生は喜寿前でまだまだ意気軒昂。集った人々も然り。初句会後の賑やかな席で、いつものように淡々としておられる先生。素振りには見せないのだが何となくお寂しそうにも感じられる。いつもの癖だが、初句会のこの日は、虚子存命の頃の新年の集いへと特に思いが募ったうようだ。稀有なほど虚子恋一筋の人であるゆえに。新進気鋭の俳人として、晩年の虚子に殊のほか可愛がられた…と断言しても、往時をご存知の方の中に異論を挟む人はまずいないだろう。(渡邊むく:『雛』会員)

 【高田風人子句集『四季の巡りに』(
ふらんす堂:2016年10月刊行】

菜の花
鵙 (散歩道:神奈川県横須賀市 2015.10.03)



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『四季の巡りに』(高田風人子句集)

2016/10/26 Wed


 高田風人子句集『四季の巡りに』 2016年10月刊行(ふらんす堂


 昨日手許に届いた風人子先生の句集。
 平成12年から同25年までの間の句が収められています。
 10句ほど抄出します。

    鬼百合の物申したき反りやうや

    露草におどけし顏のなかりけり

    落葉踏む音の好きな日嫌ひな日

    虫の夜の胸に手を置きねまりけり

    あらと見てゐるうちにふえ春の雪

    万緑に雨意あり我に憂ひあり

    目つむれば笑ひてくれし墓拝む

    雨に濃き十一月の赤のまま

    うつりをる天日白し蓮枯るる

    破蓮や枯れゆくものに音のなく


 感慨は山ほどありますが、またおいおいと。
 11月4日、横須賀で行われるお祝いを兼ねた句会を心待ちにしています。



    この庵の朴の花咲くその頃に /むく

         (このいおのほおのはなさく そのころに)



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鵙高音(もずたかね)

2016/10/25 Tue

    鵙高音そのテンションが少し欲し /むく

         (もずたかね そのてんしょんがすこしほし)



 富士山 (2016.10.16 東山:静岡県御殿場市)


 今日も朝から一羽が領有権を主張して、侵入してきた別の一羽を追い払っていました。
 ピースをくゆらしながら見ているのは楽しいです。
 オスとメスでも縄張り争いをするんですね。

 私は餌…いや食事のことでガンコちゃんと喧嘩したりはしません。
 こわいですから。

 「毎朝味噌汁が飲みたい!」とか言ってみようかな。
 でも、特に朝はテンションが低いんで。
 休みの時は別ですが。

 明日も仕事に出かけます。
 早く寝よう。。。



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秋薔薇(あきそうび)

2016/10/24 Mon

    秋薔薇落暉の色と哀しめり /むく

         (あきそうび らっきのいろとかなしめり)


 昨日吟行会で詠んだ選外の句を推敲。
 「夕陽」ではなく「落暉」と、敢えて硬質な言葉を。



 秋薔薇 (2016.10.23 ヴェルニー公園:神奈川県横須賀市)



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茶の花 / 油点草(ゆてんそう)

2016/10/23 Sun

    一輪の茶の花留守を守る母へ

         (いちりんのちゃのはな るすをもるははへ)


    野のものの常かな油点草小ぶり /むく

         (ののもののつねかな ゆてんそうこぶり)



 茶の花 (2016.9.25 東山:静岡県御殿場市)


 今日は10月の「雛」横須賀吟行会。
 風人子選に2句採っていただきました。

 一句の茶の花は初冬の季題。
 吟行先に咲いていたので、先日の御殿場での、雨となった最後の日の朝の散歩を思い出し、季節を先取りして。

 二句の油点草は杜鵑草(ほととぎす)のこと。
 添削のおまけ付きで滑り込みセーフでした。

    秋薔薇噴水常のごと盛ん /風人子

 噴水の季は夏ですが、季題は秋薔薇(あきそうび)で動かず。
 秋日和の中に薔薇の咲く公園。
 夏の頃と変わらず勢いよく噴き出して、小さな子供も遊んでいる噴水。
 作者名を伏せての互選では先生の句とは分かりませんでしたが、詠者の感慨が切な過ぎるほど伝わってきたので戴きました。
 凡人には詠みにくい季またがり、巧みな詠はさすがです。



 秋薔薇 (2016.10.23 ヴェルニー公園:神奈川県横須賀市)



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晩秋

2016/10/23 Sun

    晩秋や御山にいまだ雪のなく /むく

         (ばんしゅうや おやまにいまだゆきのなく)


追記:原句「晩秋や今朝も雪なきままの富士」を推敲。(2016.11.28)


 晩秋 (2016.10.15 水ヶ塚駐車場:静岡県裾野市)


 もうすぐ白くなるのだろうと思いますが、それにしても、10月も半ばを過ぎる頃になってまだ雪がない富士山は、予想外でした。
 富士五湖側へ周れば、少しは見えたのでしょうか…。
 温暖化の影響に思えてなりませんでした。



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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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