旅は秋パンとチーズと地のワイン

辣韭(らっきょう)堀り

2014/05/31 Sat

2014/05/29  トキワツユクサ (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 トキワツユクサ (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

    辣韭堀り漬けざるを得ぬ妻の留守 /むく

 旅行前にと菜園から掘ってきたのはガンコちゃん。
 心がけは良いのですが、まだ小さいのに…。

 酢とグラニュー糖も買ってきました。
 「早く漬けないと芽が出て来ちゃうから、お願いね」って…。

 今やっと漬け込みを完了しました。
 手がまだラッキョウ臭いです。

 月末で投句の締切日…急がなくちゃ。



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紫陽花(あじさい)

2014/05/31 Sat

 観音崎公園の紫陽花です。

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

2014/05/29  あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 あじさい (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

    紫陽花や傘屋を出でて別れけり /むく

 ガンコちゃんに追及されそう…。



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立葵(たちあおい)

2014/05/30 Fri

 2014年5月29日(水)

2014/05/29  立葵 (観音崎公園:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 立葵 (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

 丘の上の「花の広場」の花々も少しづつ模様替えが進んでいきます。
 先日はあることにも気付かなかった立葵が、元気いっぱいに咲き出しました。

 アジサイも咲き進んでいます。
 矢車草やネモフィラはもう終わり。
 スカシユリがちらほらと。

 水辺にはイトトンボ。
 銀ヤンマなども飛んでいます。

 おたまじゃくしもまだたくさん。
 いつも頭上を飛んでいるトンビやカラスに食べられて、だいぶ減ったんでしょうね。
 無事にカエルに孵れるのは何パーセントぐらいなんでしょう?


    焼たらこ今日も落とした芝生青 /むく

 収穫したラッキョウを漬け込むために今日買ったミツカン酢のラベル。
 なかなか良いコピーが。

      大切な人にお寿司の花束を

 手巻き寿司の花束のようです。




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ガマズミの花

2014/05/30 Fri

 2014年5月29日(水)

2014/05/29  ガマズミの花 (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 ガマズミの花 (観音崎公園:神奈川県横須賀市)

 先日、アップでうまく撮れなかったガマズミの花。
 まだ咲いていたので。

 鳴子百合(ナルコユリ)が咲いているはずなので見逃すまいと、崖に目を凝らしながら登ったのですが、今日も見つけることができませんでした。
 数日前に来た時も見つけたのは磴を下って帰る時でした。
 まだ蕾でしたが。

 登る時は下から上を見上げる視線になるので見つけやすそうに思うのですが。
 不思議です。
 今日は別の磴を下りて帰ろうと思っているので、鳴子百合は見られず終いになりそうです。




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すいかずら(吸葛;忍冬)の花

2014/05/30 Fri

 5月29日(水)

2014/05/29 スイカズラの花(左)と定家葛の小花(右) (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 スイカズラの花(左)と定家葛の小花(右) (観音崎:神奈川県横須賀市)

    すいかずら定家かずらの寄り添いて /むく

 観音崎公園の山への登り口の一つである自然博物館前の道沿いの崖には、忍冬(すいかずら)や定家葛(ていかかずら)がだいぶ咲き進んでいました。
 この辺りは日当たりが良いせいか少し早いようですが、どちらもまだまだこれからの花で、新鮮です。


2014/05/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)

 スイカズラは漢字で「忍冬」とも「吸葛」とも書くようです。
  「吸葛」は砂糖がなかった古の日本人がこの花の蜜を吸ったことに因んでいるようです。
 対してより「忍冬」は冬を耐え忍ぶ植物だから…というのですが、それはスイカズラに限らないのでは?と、ずっと疑問に思っていました。

 「常緑性で冬でも落葉しない」という含意を知って疑問は解けましたが、もともとの和名である「すいかずら」の意味に忠実な漢字を当てたのが「吸葛」で、中国からの外来名が「忍冬」だったのではないか、と思ったりしています。
 今日では「忍冬」と書いてスイカズラと読むほうが一般的なようですが。

 英名は"Honey-suckle"で、「蜜を吸う」という意味の命名になっています。
 「吸葛」と同じ発想ですね。


2014/05/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)

 スイカズラの蕾は白く、咲くと黄色に変わっていきます。
 蕾と花が一緒になっていると金銀が混じって見えるので「金銀花」の別名があります。
 秋の水引草もそうですが、この御めでたい名前のせいもあってか、祝儀袋の飾り紐を連想してしまいます。

 蔓性植物を図案化したものに「唐草模様」がありますが、その一つはスイカズラの意匠であるそうです。
 「唐草」ですから外来植物を指すわけで、意匠の歴史を調べるのも面白そうですが、文化人類学は私の領域ではないのでこれぐらいにしておきます。

 一つ思い出しました。
 葡萄が実らないほど暑いインドの遺跡で葡萄の唐草模様を見たのはちょっと意外で面白いと思ったこと。
 そして、インドでは葡萄のことを「アングル」とトルコやイランと同じ名前で呼んでいたこと。
 昔から文化は世界を駆け巡るものだった…ということかと。


2014/05/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 スイカズラ (観音崎:神奈川県横須賀市)

 定家葛のことは「古い日記」に一度書いたことがありますので、リンクを貼っておきます。

 忍冬や定家葛の写真を撮っていると、通りがかりの方に声を掛けられました。
 お見受けしたところ、私よりは少し先輩のような。

 「花の写真、もうだいぶ撮っておられるんですか?」
 「いえ、ほんの駆け出しで、万年素人を自負しています。」

 「良かったら…。」
 とデイバッグを背中から降ろして何やらゴソゴソと取り出して…。

 「これ、差し上げます。」
 という訳で頂戴したのが、「観音崎の花の図鑑」とも言うべきこの写真集です。
 総カラーページで、句集を一冊刊行するよりもよっぽど高い出版費がかかっていることでしょう。


          2014/05/25 写真集『観音崎の華』
           2014/5/29 写真集『観音崎の華』

 お礼を言ったついでに、「この花の名前、ご存知ですか?」と訊ねました。

2014/5/29 コーンフリー (観音崎:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 コーンフリー (観音崎:神奈川県横須賀市)

 「コーンフリーです。
 ほら、この葉っぱ、むかしよく食べられていた時代がありました。
 最近はあまり食べなくなったようですけど。
 別名があったな。
 うーん、思い出せない。」

 と立ち去って間もなく、また戻ってこられました。

 「思い出しました。
 ヒレハリソウです。」

 一言告げて、後姿も矍鑠(かくしゃく)とまた緑陰に消えて行かれました。

 青木さま、ありがとうございました。
 お礼状をお出ししたく思っておりますが、この場で一言御礼を。




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ユッカの花

2014/05/30 Fri

 5月29日(水)

 薬が残り少なくなったので、ガンコちゃんに車で送ってもらって掛かりつけの内科へ。
 三脚を括りつけたカメラバッグを持って。

 「血圧はまあまあですね。」
 と言った後に続く主治医の言葉は、いつも大体同じ。

 「お酒は止めてください。」
 「はい、この四ヶ月間一滴も…。」

 「塩分の摂り過ぎに気を付けてくださいね。」
 「はい、味噌汁を飲むのも止めました。」

 「よく運動をしてください。」
 「はい、これから観音崎を歩いてきます。」

 まるで模範患者でございますと言わんばかりの完璧過ぎる答えをしてしまったことを、ちょっと後悔。
 でも本当に節制しています。
 タバコのことは言わない先生。
 感謝しています。

 調剤薬局とコンビニに立ち寄ってから観音崎へ。


2014/05/29 ユッカの花 (たたら浜:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 ユッカの花 (たたら浜:神奈川県横須賀市)

 ガンコちゃんに車から降ろしてもらったのは「たたら浜」。
 今日は私一人の散策です。
 デジタル一眼レフを買って持ち歩くようになってから、だんだん冷たくなってきたガンコちゃん。
 急かされずに済むので、一人のほうが気楽ではありますが。

 何年か前の今ごろ、病み上がりにいきなり観音崎の山中を半日ほど歩き回ったところ、途中で疲れてしまい、ケータイでSOSを発信して車で迎えに来てもらったことがありました。
 今日もその手で行こうかな。

 花が咲き出した一叢のユッカに誘われて砂浜に降り、引き潮の磯を一巡り。
 自然観察の授業でしょうか。
 赤い帽子を被った夏の体操着姿の子供たちが大勢…。

 どんな獲物を探しているのか、浅瀬に浸かって立っている人が一人。
 岩から岩を伝い歩く私の足音に気付いて――本当は気が付いてくれるようにわざと音を立てて歩いたのですが――水中から見上げたのは、漁師とも見えない色白の若い男性でした。
 
 「こんにちわ。
 何を獲っていらっしゃんですか?」

 「若布を採ろうかな…と。
 でも、もう育ち過ぎで終りみたいですね。」

 「養殖若布も、三陸などと違ってこの辺は解禁時期が早いですからね。
 立春の頃から採り始めるようです。
 五月連休の頃でももう終わりのようです。」

 若布を拾っている界隈の人らしいご婦人に出会った時のことなどを思い出しながらそう言ったのは、その男性が地元の人ではないと思ったから。
 地元の人なら今の時期に若布を採ったりはすまい、と。


    父が押し子が捲き上げる若布刈舟 /むく

 こんな句を詠んだのは、もう十年以上も前のこと。
 この春、買ったばかりのデジタル一眼レフを手に句を詠んだ三浦海岸へ行ってみましたが、残念ながらお目当ての若布刈舟(めかりぶね)を見ることは出来ず。
 三浦半島でもよその浜では、若布の養殖を続けているところが幾つかありますが、三浦海岸では今や過去の風物詩になりつつあるようです。


2014/05/29 磯あそび (たたら浜:神奈川県横須賀市)
 2014/5/29 磯あそび (たたら浜:神奈川県横須賀市)

 平日で、磯で遊ぶ人の姿も数えるほど。
 引き潮と逆光で水が透き通って見えませんが、小さいながらもたたら浜は白砂青松の渚です。


    子の頃の君立つ浜やユッカ咲く /むく

 このたたら浜は、水爆実験で蘇ったゴジラが最初に上陸した場所。
 かつてはゴジラの滑り台もあったとか。
 今は足跡が残っているだけで、ゴジラは「くりはま花の国」の丘の上に住んでいます。

      高潮に黒船祭りユッカ咲く /石原舟月

 黒船祭りは七月に行われる久里浜の祭り。
 角川書店版の「季寄せ」では季語に挙げられていますが、それほど有名な行事でもなく、定着した季語とは言えないような気も。
 作者がもう一つの夏の季語である「ユッカ咲く」を重ねて詠んだのもそのためでしょうか。
 季重なりも良しと認められる条件の一つは、季語同士の存在感が拮抗して「喧嘩」していない句であることかと思います。




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山法師(やまぼうし)

2014/05/29 Thu

2014/05/25 山法師の花 (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 山法師の花 (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

    旅心ふと山法師が揺れるので /むく

 元の句「山法師ふと駆られたる旅心」を推敲。

 旅心に駆られたのは山法師が咲いていたからばかりではなく、こんな花が一緒に咲いていたからかも。


2014/05/25 アスチルベ (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 アスチルベ (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 シモツケの花?と思ってよくよく近づいてみると、アスチルベでした。
 目が良くないことは認めますが、どこやら似ていないでしょうか?
 名札はありませんでしたが、カタカナ名の花ですから園芸品種なのでしょうね。
 

2014/05/25 アスチルベ (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 アスチルベ (くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 箱根に行こうかな…。
 この花を見て 「ガラスの森美術館」を思い出した訳ではありませんが。




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秀句鑑賞-夏の季語: 山法師(やまぼうし)

2014/05/28 Wed

May 28 2014

新井竜才

    山法師咲いて雲居の暮れかぬる
 
 山法師とその季節を見事に謳い上げた。ここでの雲居は雲がどっかりと座っている入梅前後の空。山法師の咲き色は白が代表的だが、大きな白い四弁の花のように見える部分は、実は「総苞片」と呼ばれる葉の一部である。他の新葉と同じような緑色をした四つの苞片が次第に白くなって、その中心に緑色の花が咲く。苞は花を包み込んで保護するのが役目だが、山法師の苞片はこれで保護の役目を果たせるのだろうかと思えるほどまっ平らである。山法師が咲く季節は一年のうちで最も昼が長いが天候は不順。白いと言ってもまっ白というほどの白さではなく、少しくすんだ白に見える印象があるのは、そんな季節のせいか。半日蔭や沢地で見かけることが多いせいか。(渡邊むく)

 【新井竜才:「銀化」所属。俳誌のサロン「歳時記」より。】




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薄あじさい

2014/05/26 Mon

 赤ちゃんの握りこぶしのようなアジサイの蕾
 蕾が覗き始めると、その咲き初むる日を見逃すまいと、目にするたびに覗き込んだりします。


2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 蕾は開くにしたがって緑から白に色が変わっていきます。

2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 開いた花弁は先端部分から紫を帯び、いわゆる薄あじさいに。

2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 紫陽花のこの過程の瑞々しい美しさは、また格別ですね。

2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 薄あじさい(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 濃(こ)あじさいは普通よりも色の濃い、深い赤紫の花のことを言うのだと思いますが、薄あじさいは単に(濃あじさいとは逆の)色の淡い紫陽花という意味ではなく、満開になる途中にある花のことだと思います。
 そのプロセスに季節感を込めた言葉とも言えるでしょうか。

 「濃あじさい」、「薄あじさい」が季語に加わった経緯は知りません。
 けれども、俳句が…とまで限定はしなくても、どちらも短詩が生んだ美しい日本の季節の言葉と言えるのではないでしょうか。

 俳句で大切とされることの一つに「季題(=季語)の本意本情」ということがあります。
 言い換えれば「その季語が本来具えている趣き」ということになるでしょうか。
 例を挙げると、五月の盛りのバラ、秋に咲くバラ、冬のバラは、それぞれに印象が異なるということです。

 季題の本意本情を考えず、それに添わない詠み方をすると、なんだか落ち着きの悪い俳句になってしまいます。
 鑑賞してくださる人の気持ちを端から無視してかかるようなもので、共感を得ることが難しくなります。

 反対に、季題が持つ本意本情を上手に活用すれば、たった十七文字の詩が宇宙大の世界にも拡がるという訳です。
 季語はたくさんあります。
 その季語を上手に選んで利用する、季語の力を借りて詩の世界を大きく豊かなものにする、というのが「季題を大切に」と言われる所以であり、これを「季題に語らせる」と言ったりもします。
 こう考えると、季語は制約でも束縛でもなく、ただただ便利この上ない重宝なものということになります。

 と、言うは易く行うは難しではありますが。




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ポピー

2014/05/26 Mon

2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

  「くりはま花の国」の広いポピー園。
 先日は入口から手前半分ほどが咲いていましたが、今日は一番奥までビッシリと。
 でも、よく見ると咲き終わった花も多く、そろそろ見ごろを過ぎようとしています。

2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 日曜日とあって園は賑やかでした。
 この季節にしてはちょっと暑過ぎるような陽気で、気温が30℃に達したとか。
 ソフトクリームがよく売れていました。

 
2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 サーモンピンクのポピー。
 野のポピーである「ナガミケシ」に似たナチュラルな色合い。


 ポピーも芥子ですが、芥子=ポピーではありませんね。
 日本で栽培されるのはいわゆるヒナゲシ(雛芥子)で、通常、ポピーはそのヒナゲシのことを指していると思います。
 中国の故事からグビジンソウ(虞美人草)とも呼ばれますが、その逸話のせいか、私の中では虞美人草=真紅というイメージです。

2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 ヒナゲシをポピー(poppy)と英語で呼ぶのが一般的になったのはいつごろからでしょうか?
 第二次世界大戦後、日本人が暮らしにゆとりを取り戻し、ガーデニングが流行り、いろいろな花を家庭でも育てて楽しむようになったこととは無関係でしょうか?


    ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟

 与謝野晶子の歌です。
 ヒナゲシである 「雛罌粟」を晶子は"コクリコ"とフランス語で読ませたようです。
 晶子らしい情熱的な歌ですね。

 ちなみにヒナゲシのスペイン語の名前は「アマポーラ」です。


2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 トルコに「アフヨン」(Afyon)という町があります。
 トルコ語で、「アフヨン」はオピウム(opium)、つまり阿片を採る"芥子"のことを意味します。
 トルコで暮らしていた時、どうして町にそんな名前が付いているのかと不思議に思ったものでしたが、行ってみて納得しました。

 5月下旬、アフヨン一帯は一面のオピウムの花畑。
 白い花は白い花だけの畑、紫の花は紫の花だけの畑が、アナトリアの平原に延々と続いていたのです。
 昔から芥子の栽培が盛んな町だったのでしょうね。
 医薬製造用だということでした。

          アナトリアの芥子畑 (アアトリア地方:トルコ 1999年)
           アナトリアの芥子畑 (トルコ:1999年)

 「阿片芥子」とも呼ばれるオピウム。
 かつて「ゴールデントライアングル」の名で知られたタイ北西の山岳地方や、イランの高原などで栽培されているのを見たこともあります。
 タイでは少数山岳民族の収入源だったようですが、軍隊が阿片シンジケート撲滅作戦を展開して以後、ほとんど掃討されたようです。
 イランは…わかりません。

 イランで暮らしていた1990年代初めの頃、あるとき虫歯にかかりました。
 痛みに顔を歪めている私を見かねて、使用人のイラン人が丸薬をくれました。
 「これを噛むと痛みが消えるよ」と。
 言われた通りに痛む奥歯の付近で噛んでいると、ほどなく痛みは嘘のように治まりました。
 後で、あれは使用人が人目に付かない中庭に植えていた芥子から自分で作った阿片だと分かりました。
 オピウム、日本では許可なく栽培することはできませんのでご注意を。


2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 「ポピー」よりも「アマポーラ」の名前のほうが似合いそうなお二人さん。

2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)
 2014/05/25 ポピー(くりはま花の国:神奈川県横須賀市)

 刈り取られてコスモスの種が撒かれる日も遠くないことでしょう。



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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
職業:産業技術英語通訳・翻訳者。男性。俳句歴:2000年より。(主な発信地:神奈川県横須賀市、静岡県御殿場市)

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