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師の昼はおむすび一個けらつつき

黄落期 / 黄落

2019/11/13 Wed

    黄落期失はるもの現るるもの /むく

        (こうらくき うしなわるものあるるもの)



 黄落期  (2019.11.07 散歩道:山梨県南都留郡山中湖村)


 黄落期

 この季節の晴れた日の山中湖は、一歩外に出さえすればファーストクラスの紅葉を雪化粧した富士山とともに堪能出来る。
 寓居の窓から見える落葉松もみじの金色の明るさもなかなかで、毎朝カーテンを開けるのが楽しみだ。
 贅沢なことを言うようだが、わざわざ遠くまで紅葉狩りに出掛ける必要はない。

 実際に貧乏人である私は、過ぎたる贅沢をさせていただいていると思っている。
 さびしい懐も顧みずに毎日高級レストランで豪華なご馳走を食べているようで、お尻の座りが良くないほどである。

 ひたすら造化に感謝あるのみ。
 ガンコちゃんにも。



 黄葉  (2019.11.07 散歩道:山梨県南都留郡山中湖村)



 宿木  (2019.11.07 散歩道:山梨県南都留郡山中湖村)



 晩秋  (2019.11.07 散歩道:山梨県南都留郡山中湖村)



黄落やいつまでもある目の鱗  /土橋たかを


 黄落も富士山の初冠雪も毎年見られるものだが、季節が巡ってくると毎年目から鱗の思いがする。感動する心さえ失わなければ、落ちる目の鱗はいつまでもあるのだ。呪文のかけ方が巧い句。言葉には呪力がある。俳句にもある。覚えにくい言葉は呪文にならない。だから五七五なのだ。俳句も一種の呪文。そう考えている。(むく)

 (2019年11月13日 山中湖にて)


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初鵙(はつもず) / 鵙

2019/11/12 Tue

    初鵙のお中道より下りて来し /むく

        (はつもずの おちゅうどうよりおりてきし)



 秋桜  (2019.10.09 山中湖花の都公園:山梨県南都留郡山中湖村)


 モズ(鵙、百舌鳥、百舌)

 お中道(おちゅうどう)は富士山の五合目あたりを周回する修験道。
 マイカーで五合目まで登れるようになった昨今は、歩いて自然を楽しめる道として知られている。

 秋になるとどこからか人里近くに現れて、鋭い鳴き声で季節の到来を教えてくれるモズは、比較的身近な野鳥。
 餌となる虫や小動物が多い夏には、富士山五合目のような標高が高い場所でも見かける。
 秋になって寒くなるにつれ山には餌が少なくなるので、標高の高い山に住むモズは越冬のために暖かい低地に下りてくる。
 低地の人里には田んぼや畑があり、カエル、バッタ、トカゲといったモズの好む餌が豊富だ。
 
 今年、山中湖で初鵙を聞いたのは、十月になってからだったろうか。
 まだ九月のうちだったかもしれない。
 秋が深まるにつれ、村のあちこちで頻繁にモズの声を聞くようになった。

 モズが鳴くのは餌を獲るための自分の縄張りを主張しているのだそうだ。
 他のモズが自分のテリトリー内に侵入してこないようにするためであろう。
 モズは雌雄間であってもテリトリーを譲らないという。
 冬になる頃にはそれぞれの縄張りが定まり、鳴くことも次第に少なくなるようだ。



    ききと鵙吾子の瞳聞こへたるらしや  /高田風人子


 (2019年11月12日 山中湖にて)


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案山子(かかし) / 捨案山子(すてかかし)

2019/11/11 Mon

    田譲りや案山子の着替へ間に合はず

        (たゆずりや かかしのきがえまにあわず)


    捨案山子まだ働いてをりたげな /むく

        (すてかかし まだ働いておりたげな)



 案山子 (2019.10.23 富士吉田市上吉田:山梨県)


 田譲り

 農道に止めた軽トラックの荷台に、カメラ三脚を紐で括りつけている人がいた。
 型式は新しくないが頑丈そうで立派な三脚。
 写真の相当好きな方に違いない。
 「富士山撮りの三脚ですか?」と訊ねると、「いや、近くで農業をやっているだけです」とご謙遜。

 そのご仁から、案山子が立っている田んぼの持ち主は、手広く営農している他の人に田を譲られたという話を伺った。
 高齢で、田仕事をこなすのが大変になったからだという。
 町住みの息子さんやお孫さんが来て、今年も“お田植”に励んでおられた老夫婦の顔が脳裏に浮かぶ。
 …今年が最後の田仕事だったのか。
 稲刈り前に田んぼを譲るとは…大きな病気をされたのでなければよいが。

 代掻きが済んだ田んぼの中で丁寧にゴミを拾いながら、老夫人が「明日はお田植」と語る言葉を耳にした時は、思わずハッとした。
 昔も今も、田植は稲作農家にとって大切な儀式であることに変わりはないのだ、と気づかされたからだ。

 この場所に写真を撮りに来ては、よくその老夫妻に親切にしていただいた。
 私に対してだけ親切だったのではあるまい。
 ここへ棚田富士の写真を撮りに来る人たち全てに優しかったのだろうと思う。
 まるで、良い撮影スポットを提供し続けるために頑張って稲作を続けてこられたのではないか、とさえ思える。
 全く的外れな見当ではないだろう。

 お二人ともどうぞ末永くお健やかに。

 きっと老婦人の作かと思われる花柄の緋色のワンピースを着たな案山子。
 今年の仕事を終え、ホッとして畦に横たわっているようにも思えたそのドレッシーな案山子の写真は、そっとしまっておくことにします。



 富士初雪 (2019.10.23 富士吉田市上吉田:山梨県)



 農村公園 (2019.10.23 富士吉田市上吉田:山梨県)



 秋うらら (2019.10.23 富士吉田市大明見:山梨県)


 (2019年11月7日 山中湖にて)


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秋灯下(しゅうとうか)

2019/11/10 Sun

    遺されし律儀な句稿秋灯下 /むく

        (のこされしりちぎなくこう しゅうとうか)

        山中湖村俳句倶楽部 畑山靖男(はたやま・しずお)さん追悼



 ニシキギ  (ストック写真より)


 山中湖村俳句倶楽部の一員に加えていただいて一年経った。
 この九月、会の重鎮ともいうべき貴重な男性メンバーの畑山靖男(はたやましずお)さんが、ご病気のために亡くなられた。
 四十九日の法要の日(10月25日)に、追悼句会が催された。
 集った会のメンバー数人と、句会に先立って畑山家をお訪ねし、奥様から故人の思い出などをお伺いした。

 「紐で束ねて捨てるだけの読み了った新聞も、必ず一部ずつビシッと折り目をつけてきれいに畳まないと気が済まないほど、とにかく几帳面な人でした」という奥様のお話が面白かった。
 月二回の句会の清記を、きちんとファイルに残してくださっていた畑山さんの几帳面さには、訪ねた俳句倶楽部のメンバーの誰もが驚いた。
 改めて故人のお人柄が偲ばれた。

 探梅、花見、公魚釣り、忘年会等々、たくさんの思い出を作っていただいた。
   句仲間の湯仲間となる梅見あと/むく
 畑山さんのことを詠んだこの拙句を、探梅後の句会で、畑山さんが「句仲間じゃない、句仇でしょ」と笑いながら仰った。
 「それ、頂戴します」と即応し、最終句形はこうなった。
   句仇の湯仲間となる梅見あと/むく
 私よりはるかに句歴も長く、『新巻(あらまき)』という句集も出版されている畑山さんを「句仇」と呼ぶのは失礼かもしれないが、「句仲間」よりは良いかと思う。
 鹿のように柔和な畑山さんの眼差しが、いまも瞼に浮かんでいる。(合掌)




        栗剥いて仏のごとくをりし父  /畑山靖男


 作者のご子息たちにとっては、作者の父の姿がそのまま作者の姿にも思えてくるに違いない。




 (2019年11月10日 山中湖にて)


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邯鄲(かんたん)

2019/11/09 Sat

    邯鄲や徐福が夢の單つ墓 /むく

        (かんたんや じょふくがゆめのひとつはか)



 徐福の墓がある森 (2019.10.23 富士吉田市小明見:山梨県)


 徐福

 秦の王趙政は中国統一を果たし皇帝の座に就くと始皇帝と名乗った。
 やがて、始皇帝は不老不死の夢を抱くようになったという。
 その始皇帝の夢に巧みに取り入った一人の方士、それが徐福である。
 徐福は、東の海中にある蓬莱という仙境に住む不老不死の仙人からその妙薬を授かることを始皇帝に提案し、帝の命を拝して、たくさんの貢ぎ物や優に千人を超す穢れのない童男童女(若い男女)、職工(技術者)などを乗せた船団を率いて蓬莱へ出帆したという。
 徐福は単なるペテン師ではなく、自らも不老不死の仙薬の存在を信じていたのだと言われる。

 長い話はさておく。
 蓬莱とはもともと蜃気楼のことを謂うとも、台湾のことだという説もある。
 いつの頃からか、我が国では蓬莱は日本のことだと考えられるようになった。
 不二山すなわち不死の山が蓬莱山で、徐福は富士山に住む仙人から不老不死の仙薬を授かろうと、日本に渡ってきたのだと。
 しかし、徐福は結局不老不死の仙薬を手に入れることが出来ず、秦にも帰らず、そのまま日本で没したとされる。

 日本国内には徐福の墓とされる場所がいくつかあるようだが、そのうちの一つが、富士山の町富士吉田市にある。
 その墓を訪ねたのはこの10月。
 台風19号が去り、初冠雪した富士山がことさら晴れ晴れと見える日だった。
 古びて苔の生した小さな石標、それが徐福の墓だった。
 墓の傍らには、宗教団体の寄進らしい真新しい立派な碑も建っていたが、訪れる人は少ないようだ。
 近所に住む老人の話では、「ときどき観光バスも来る」そうだが。



 徐福の墓近くに建つ徐福像 (2019.10.23 富士吉田市小明見:山梨県)


 邯鄲

 邯鄲はバッタ目コオロギ科に分類される昆虫で、秋の季語。
 大きさはスズムシほどで、ややコオロギに似た声で鳴く。
 ひと鳴きの時間がコオロギよりも長いので、区別の目安になる。
 秋の訪れが早い山中湖では八月半ばぐらいから鳴き声を耳にする。
 生い茂った草の中で鳴くので見つけるのが難しく、まだ姿を見たことはない。



 富士山の初冠雪 (2019.10.23 寓居より:山梨県南都留郡山中湖)


 (2019年11月9日 山中湖にて)


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玉蜀黍(とうもろこし) / 唐黍(とうきび)

2019/11/08 Fri

    富士の風たうもろこしの甘くなる

        (ふじのかぜ とうもろこしのあまくなる)


    富士荒るる雲や唐黍もぎ急ぐ /むく

        (ふじあるるくもや とうきびもぎいそぐ)



 トウモロコシの直売所 (2019.08.31 花の都公園:山梨県南都留郡山中湖村)


 玉蜀黍(とうもろこし)、唐黍(とうきび)は初秋の季語。

 毎年「俳句の日」の8月19日に行われる山中湖俳句大会に、去年に続いて参加。
 山中湖村の俳句倶楽部の一員に加えていただいた今年は、運営方(記録係)として。
 1句は大会の選外句「富士北麓たうもろこしの甘き頃」を推敲。
 素知らぬ顔で「岳北へ玉蜀黍の甘き頃」とでも詠めば良かったか…。


 お返し

 今年も借りた花の都公園の十坪農園。
 去年はうまく育たなかったトウモロコシに今年も挑戦した。
 生育は順調だったが、収穫時期になって蟻の食害で半分ほど駄目になった。
 蟻に食われるのは、それだけトウモロコシが甘い証拠…と自分を慰めてはみても、やっぱり悲しい。
 それにしても、毎日一本ずつ平らげる蟻たちの旺盛な食欲には驚いた。

 もう少し実が入るのを待ったほうが良さそうではあったが、蟻に食われる前にと、盆休み期間中のある日、数本を初収穫。
 キラキラと朝露の光るトウモロコシを捥いでいると、車から降りて散策中の家族連れにトウモロコシの直売所の在処を聞かれた。
 小さな子供二人を連れた三十代半ばぐらいの若夫婦だった。

 「たくさん人が来るお盆休みに間に合うように種を撒いたと思うんですけど、なにしろ天候が不順だったので、間に合わなかったようです。
 8月24日から直売という貼り紙を見ました。」
 
 「そうですか。
 楽しみにして来てみたんですけど…残念です。」

 「このトウモロコシ、よかったらどうぞ。
 作りはしたものの、糖尿病で自分では食べられないものですから。
 初収穫で、まだ少し若いかもしれませんが。」

 いかにも血糖値が上がりそうなトウモロコシが糖尿病患者に良くないのは本当のことだとしても、お印程度の味見はしてみたい。
 が、これからまだまだ採れることだから、今日味見をしなければならないというほどのものでもない。
 何より、山中湖の甘いトウモロコシをお目当てにしてせっかく遠くから来られた若夫婦と子供たちが気の毒になった。

 何度も礼を述べ、子供の手を引いて立ち去る若夫婦を見送り、ガンコちゃんと私も家路に就くことにした。
 引いた草を捨て、鎌などの貸し道具を洗って農機具小屋に片付けた。
 ゴム長靴をスニーカーに履き替えて車に乗ろうとしていたところへ、さっきの若夫婦が車で戻ってきた。

 「先ほどはありがとうございました。
 実は私たちは大月で農園をやっていて、道の駅などでも販売しているんです。
 これ、うちのファームで採れたジャガイモです。
 お礼に、どうぞ受け取ってください。」

 数本のトウモロコシのお礼に5㎏はある農場の名入りのジャガイモ。
 明らかに過ぎたるお返しである。

 今日も少し食べたそのジャガイモ“メイクイーン”は、三ケ月経ってもまだ新じゃがのように美味しい。



 ヒマワリ (2019.08.31 花の都公園:山梨県南都留郡山中湖村)


 (2019年11月8日 山中湖にて)


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神の留守

2019/11/07 Thu

    目論見のあつさり崩れ神の留守 /むく

        (もくろみのあっさりくずれ かみのるす)



 カケス (2019.10.28 山中湖村:山梨県南都留郡)


 「神の留守」は「神無月」、旧暦の十月のこと。

 私の故郷を終の住処に…と、ガンコちゃんと秋のみちのくへ行ったりもしたのですが、物件購入の契約日を目前にして…トホホ。
 親だけが勝手にという訳にゆかない事情が出来して。
 何ごとも神意に適うことが大切、ということでありましょう。


 エナガ

 エナガはスズメ目エナガ科エナガ属の小鳥。
 尾が長いのが特徴。
 鳥の体長は頭の先から尾の端部までで測定する。
 それでゆくと、エナガの体長はスズメとほぼ同じぐらいになるが、尾の長さを入れないで比べるとスズメよりはるかに小さい。
 見るからに愛くるしい野鳥だ。

 孵った雛たちが一枝に並んでいる、いわゆる「エナガ団子」を目にしたいものだが、歩くことが目的の散歩探鳥では、よほど幸運に恵まれないと難しい。


 (2019年11月7日 山中湖にて)


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秋渇き

2019/11/06 Wed

    秋渇き全粒粉のパンを焼く /むく

        (あきかわき ぜんりゅうふんのぱんをやく)



 カケス (2019.10.28 山中湖村:山梨県南都留郡)


 「食欲の秋」を「秋渇き」とも。
 私は相変わらず「食欲を抑える秋」ですが。

 カケス

 この秋はカケスの声を耳にすることが多い。
 去年の初冬に隣のマンションから転居したことも理由の一つかもしれない。
 新しい寓居の窓のすぐ外の樫の木には、毎日、しかも日に何度となく、カケスが団栗(どんぐり)を啄(ついば)みにやって来た…と過去形で書くのは、団栗がなくなったこの頃は来る回数が少なくなったから。

 やって来るカケスは一羽だったり、番(だろうと思うが雌雄同色なので区別がつかない)だったり、三羽だったり…。
 窓辺ばかりでなく、日々散歩する林間の小径でもよくカケスの声を聞く。
 モズの声を耳にすることも今年は多い。
 何ごとも年によって変動するのが自然界かとも。

 写真のカケスは、地面に落ちている団栗を拾った。
 そして何の木だかの枯枝に止まると、咥えていた団栗(どんぐり)を丸呑みしてしまった。
 どこかに持っていって食べるのか…ならば咥えたまま飛んで行けばいい。
 貯食するのかも知れない。

 カケスは、団栗を器用に足で押え、嘴で皮を剥いてその場を食べることもある。
 しかし、団栗を殻ごと丸呑みにするのは、どこかへ運んで貯えておく貯食行動の場合が多い…という話を、何かの探鳥記事で読んだ。
 別の場所に移動してから、そこで胃から団栗を吐き出し、越冬するための食糧として落葉の下などに隠しておくことを貯食というのだそうだ。
 鳥ではないが、リスなども同じような行動を取ることで知られている。

 林の中を歩いていると、カケスの貯食と思われるたくさんの団栗を落葉の下から見つけることがある。
 食糧である団栗を隠したカケスが、隠したことや隠した場所を忘れてしまったのか。
 でなければ、どこかもっと暖かい場所に移動してしまったのか、それとも不慮の死を遂げたのか…は知る由もない。
 そもそも、己の姿であれ影であれ、貯えた餌であれ、人間に見つかってしまったこと自体がカケスにとっては大変な脅威であるに違いない。
 カラスの仲間だけあって、カケスは頭のよい鳥と言われている。

 スズメ目カラス科に分類されるカケスは、ギャーギャー、ジェージェーと濁声で鳴く。
 かつてイチローが所属していたメジャーリーグの球団Blue JaysのJayはカケスのこと。
 英名は聞きなしから付けられたものか。

 カケスは声は良くないが羽色が美しい。
 用心深く、動きもすばやいので、なかなか写真に撮らせてくれない。
 近くで写真を撮るために餌を撒きたいのは山々だが、もともと健康のために始めたような野鳥観察。
 写真は二本の足で歩いて撮るもの…などと嘯(うそぶ)いて、痩せ我慢を通している。


 (2019年11月6日 山中湖にて)


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雲の秋

2019/11/05 Tue

    雲のある富士のやさしげ雲の秋 /むく

        (くものあるふじのやさしげ くものあき)


 追記: 元の句「雲のある富士はやさしげ雲の秋」を推敲。(2019.11.07)


 十月富士 (2019.10.23 背戸山:山梨県富士吉田市)


 ようやく体調が回復してきたので、ブログ更新を再開します。
 長い間ご心配をおかけした皆さんにお詫び申し上げます。


 (2019年11月5日 山中湖にて)


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草引く

2019/07/10 Wed

    引越しの妄想払ひ草を引く /むく

        (ひっこしのもうそうはらい くさをひく)




 センダイムシクイ (2019.5.17 山中湖村:山梨県南都留郡)


 簡単には払えない妄想もある。
 引っ越しの妄想、払った“つもり”だけなのかも。

 さすがに七月、横須賀は暑い。


 (2019年7月10日 横須賀にて)


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プロフィール

渡邊むく

Author:渡邊むく
男性。岩手県生まれ宮城県育ち。約10年間の海外生活を除き首都圏の各地を転々。商社勤務の後、産業技術英語通訳・翻訳者。現在はほぼ引退し、愛妻ガンコちゃんと二人暮らし。主な発信地は山梨県山中湖村。俳句は2000年から。いつもあと5kg痩せたい♪

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